株式会社サカタのタネ ~創業100年超。世界170カ国に種苗を届けるグローバル企業~

Vol.1 歴史

株式会社サカタのタネ 代表取締役社長 坂田 宏 

[もっとみる]

歴史

【坂田】

2013年が百周年です。1913年が創業です。創業者は坂田武雄で、農商務省というところから、アメリカやヨーロッパでの研修という機会を与えられて、約3年にわたって欧米の業界の研修をしておりました。帰国後、大正2年に坂田農園を創業しました。当時はもともと苗木の輸出という事が仕事の始まりなのですけれど、ほどなくして第一次世界大戦が勃発して、結局輸出がうまく行かないという事で、方針を変更しまして、それでは将来性のある種というものの研究開発、販売へ方針転換しました。今日のサカタのタネの基礎がこうして出来上がったという事です。種子というものを扱ってはじめたわけですけれども、大正11年に少しずつ上向きになり、シカゴに支店を構えました。その直後、翌年に関東大震災で横浜の本社社屋その他が全壊して、せっかく出たところを閉めざるを得なくなります。という事もありました。その後、100%オールダブルのペチュニアというものを世界ではじめて開発しまして、それの販売がはじまりました。これがうちの戦前の基礎を作った商品なのです。しかし、それも第二次世界大戦が勃発したということで、その直前には中国の上海に支店を持ち、北京でも農場を持っていましたが、撤退せざるを得なくなったというようなことです。その後、世界で初めて作ったオールダブルのペチュニアも戦争中にアメリカで同じような品種が出来上がってしまいました。したがって、戦後にわれわれも商売を再開しましたが、その時にはすでに世界の研究が追い付いてしまってました。当時は非常に歯がゆいような時代だったのではないかと思います。

【坂田】

当時それほど興味もありませんでしたし、教育を受けたこともありませんでした、そして実際に社会人になり、銀行というのはいろいろな業界、企業を外から大きく見る機会もあるわけです。そういった中の一つとして例えば、種苗業という我々の業種を見ると、非常に面白い。しかも、今も言われておりますが環境にやさしい。植物、生き物を扱っている会社で、ユニークといえばユニークな業界ですが、そういった業種は客観的に見ても面白いのではないかというような興味はありました。そして会社に入らないかという話がありまして、だったらそうしましょうということで、入社しました。入社してから農場に1年いました。それから国内の営業に回りました。その後、海外営業に移り、ヨーロッパの方の立ち上げに行き、その後も、種や種苗だけでなく、資材のようなもの、農業資材、こういったものもやっておりますので、その部署に行きました。その後は広報宣伝、あるいはお客様相談の立ち上げや社長室、管理本部関係、そこにおりましたので、いろいろな部署をやっており、そのことが私にとっては非常に重要だったという風に思います。その中でも海外の立ち上げをやったという事は、自分にとっても財産になっています。

社長プロフィール

President's profile
氏名 坂田 宏
役職 代表取締役社長
生年月日 1952/2/14
出身地 神奈川県
座右の銘 先憂後楽
愛読書 「MADE IN JAPAN(メイド・イン・ジャパン)―わが体験的国際戦略」:盛田昭夫著、「経営学」:小倉昌男著、「成功への情熱」:稲盛和夫著

応援メッセージ
この社長に直接提案