Vol.4 『茅乃舎』立ち上げの裏にあった危機感
久原本家グループ 代表取締役 河邉 哲司 (2019年3月取材)
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―『茅乃舎』立ち上げの裏にあった危機感―
【ナレーター】
その後、当時売り上げが伸びていた無添加明太子から着想を得て、無添加をキーワードにした3つ目の自社ブランド『茅乃舎』を立ち上げた河邉。立ち上げの背景について、河邉は次のように語る。
【河邉】
毛利元就ではないですが、やはり三本の矢が絶対に必要だと思いました。それで三本目の矢をつくろうということで、「何がいいかな」とアンテナを張り巡らせたときに、さきほどの無添加明太子というのに出合って、「これかな」と思ったわけです。
常に心配性ですから、「これじゃいかん」と思うわけですね。ですから1日たりとも「これでいい」とか、「もう満足」という話にはなりません。特にこういう時代は変化が速いので、まさしく変化に対応していかないと残れなくなってくるわけですね。
ですから今言っているのは、三本の矢ではまずいと。今から四本でも五本でも持っておかないと、時代のスピードが速すぎるからもたないだろうという話をしています。
我々はある種、ブランドビジネスをやるという話をしていますが、今までのノウハウはありますので、それをもとに四本目や五本目を今からつくりながら進化していくということが、私は非常に大事だと思っています。
社長プロフィール
President's profile

氏名 | 河邉 哲司 |
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役職 | 代表取締役 |