株式会社日本ハウスホールディングス 負債額680億円から復活。その裏側と経営者の信念 株式会社日本ハウスホールディングス 株式会社日本ハウスホールディングス・グループCEO兼代表取締役会長 成田 和幸  (2022年9月取材)

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インタビュー内容

―日本ハウスHD商品の強み―

【成田】

丈夫で長持ち。そして構造にこだわる。檜と構造。今、戦後植林した檜の柱が、一本取りといって柱を取って、結構安く手に入るようになってきています。それをうまく利用したい。木造在来である程度の会社では、結構檜をやっていたのに、今は檜をやらなくなってきたんですよ。だからうちみたいな会社がこだわってもいいんじゃないかと。うちは今、檜の柱だけでは日本一使っている会社です。うちは自社で木造在来の施工するための加工工場を3ヵ所持っているし、協力工場も何社かあります。すべて精度の高い加工で、在来工法を継承していっています。

それと我々が独自に開発した新木造といって、外壁のモノコップ構造。飛行機を作るような形でやって、揺れの強さは日本一、気密性日本一です。そういうことにこだわっています。

そのほかにやっているのは、感謝訪問です。1年から5年までは年2回、うちの方から家のチェックに行きます。古田さんが家を建ててくれれば、お引渡しのときに古田さんのチェックシートができます。それを持っていって、5年までは年2回チェックして、駄目なものはすぐに直したり、これはもう少し様子を見ましょうであったりしています。チェックした内容は本社のコンピューターに全部登録します。そして6年から9年は家が落ち着くので、各事業部(が担当する)。

そして10年になったら今度はリフォーム事業部が、家が壊すまで、毎年1年1回訪問します。それを全部チェックシートに記録します。だから15年前に家を建てたお客さんでも、アフター履歴が全部コンピューターに入っています。家というのは本来、作った後が勝負なのです。これからは特にそういう風になっていくでしょう。リフォームしたら40年50年住めるのですから。これから評価の問われる基準は、履歴がちゃんとわかる家。丈夫な家ということですから。だからうちの時代がくるんじゃないかと言っています。

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経営者プロフィール

氏名 成田 和幸
役職 株式会社日本ハウスホールディングス・グループCEO兼代表取締役会長
生年月日 1953年4月20日
出身地 北海道
座右の銘 苦楽一如
著書 「頂点を目指せ」「不屈の経営」「将来の資産設計はマンション投資がいちばんいい」
略歴
昭和51年、東日本ハウス株式会社 函館支店入社。平成2年、函館支店長。平成6年、取締役北海道ブロック長兼支店強化推進部長。平成7年、取締役首都圏ブロック長兼横浜支店長。平成13年、常務取締役関東ブロック長兼首都圏ブロック長。平成14年、代表取締役社長。平成31年より現職。

会社概要

社名 株式会社日本ハウスホールディングス
本社所在地 東京都千代田区飯田橋4丁目3-8 日本ハウスHD飯田橋ビル
設立 1969年2月13日
業種分類 建設業
代表者名 成田 和幸
従業員数 982名
WEBサイト https://www.nihonhouse-hd.co.jp/
事業概要 木造注文住宅の設計・施工・監理・販売、リフォーム・メンテナンス、分譲マンション等の企画・設計・施工・販売、グループ会社でホテル事業を運営。
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