株式会社井口一世 ~30億円のコストがゼロに。常識を塗り替えた新技術誕生の要諦~

新たな発想は“余裕”から生まれる

株式会社井口一世 代表取締役社長 井口 一世 (2017年12月取材)

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―新たな発想は“余裕”から生まれる―

【ナレーター】

採用について自分より優秀な人材であることと、才能を探し出すことが大事だと語る井口。企業の考え方にもある「何とかなる」という要素を見出す独自の採用方法とは。

【井口】

何とかなるためには、いくつかの要素があると思っています。その要素を兼ね備えている人を採用しようとしています。何とかなるための要素はいくつかあって、1つ目は膨大な知識を持っていることです。要はたくさん勉強できる、自分で勉強できる子ですね。2つ目はそれが応用できる、知恵を使える人。3つ目は人徳があるというか、「あいつのためだ、何かやってやろう」と周りが思うような、何となく徳を持っている人。言葉を変えれば運がいいというのかもしれませんが、そういう大きく分けて3つの要素を持っている人を探そうと思っています。採用するときに試験をやります。4次試験までやりますが、最初にトランプを配って、ハート、スペード、ダイヤ、クローバーがありますが、それを4つに分けるわけです。切っているのでぐちゃぐちゃに出てくるんです。出現順はぐちゃぐちゃですが、それの時間を計ります。それで30秒以内という規格が1つあります。そのほかに、IQとかEQとか、アセスメントとか、場合によってはエゴグラムとか、色々ありますが、そういうことで測定というか見て、最後に私が面接をして笑顔のいい子ということに尽きるんですけどね。

【ナレーター】

新たな発想と文化の醸成に繋がるという評価制度と福利厚生について、井口は次のように語る。

【井口】

「恒産なくして恒心なし」という言葉があって、それを具現化しようとやっています。人間は日々成長します。スキルも日々身についてくる。そういう意味では、普通の企業が1年から1年の間の評価をして年に1回の昇給というのはあり得ないと思っているんです。リアルタイムに、お給料は月に1回ですから、年間12回しかないんですけども、12回昇給するチャンスがあってもいいと思ってるんですね。私どもは絶えず評価をして、例えば新卒ですとだいたい年間で3回くらいの昇給があります。初年度、だいたい年収で350~400万円くらいになるようにしています。3年くらい経つと年収で500万円くらい。5年経ったら年収で700万円くらいの収入にしたいなと思っています。そうしますと、生活で今月のカード決済とか家賃どうしようとかいう呪縛から解放されるんですよね。そのエネルギーが、遊びに向かうのもいいかもしれないし、仕事に向かうのもいいかもしれないけど、余裕ができるので、そうすると色々な新しい発想もできるようになるんです。ですからそういう中で私どもの会社の方針としてあるのが、優秀な人材と優秀な設備。新しい文化をつくりましょうということです。文化というのは余裕がないとできないので、そういうところで余裕を生むということをやっています。私どもは女性が多いですから、それに対応した制度というのはつくらなければならないと思っています。当然産休・育休もあります。それ以外の娯楽という意味では、宴会を2ヶ月に1回くらい行います。何かのミッションが成功したときの打ち上げで、高い弁当を買ってきて昼飯を食べるなど、そういうことを頻繁にしています。

社長プロフィール

President's profile
氏名 井口 一世
役職 代表取締役社長

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