株式会社井口一世 ~30億円のコストがゼロに。常識を塗り替えた新技術誕生の要諦~

Vol.4 競争相手を存在させない経営戦略とは

株式会社井口一世 代表取締役社長 井口 一世 (2017年12月取材)

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―競争相手を存在させない経営戦略とは―

【ナレーター】

現在のビジネスモデルにおいて、競争相手はいないと語る井口。そうなった背景として、既存の市場で勝負するのではなく、新たな市場をつくり出したからだと言う。

【井口】

競争して他社より安くモノをつくる。そうしたら当然中国などには負けてしまう話ではないですか。そこで競争しても日本人の給料が月2万円になるわけがないし、無理なんですよね。それだったら違う土俵でやらなくてはならない。新しい土俵をどこにつくるか、どういう土俵をつくるかというところに知恵を使わなくてはならない。それが今の当社のビジネスモデルである、金型レスとか、切削レスとか色々ありますが、そういう、どちらかというと新しいマーケットを自分でつくってきたということが当社の特徴だと思います。

会社とは、どんな技術があるよりも先に営業ありきと言われるくらいで、売れるところを最初に開発しなければいけない。お客様がどこもできなくて困った、こんなことができればいいなということをやっている。だから、競争相手はないと思っています。あえていえば自分自身なのかもしれませんね。

製造業は3Kのイメージがすごく強いですよね。みんな誰も憧れない商売なのです。そうではなくて、「すごい。こんなものがあった」とか、「こんな珍しい会社があった」というのをやるというのはおかしいけれども、やはり製造業、当社「井口一世」と言ってくれたらもっとベストですけれど、みんな憧れて「あそこ行きたいよね」、「あそこで働きたいよね」、「あそこ格好いいよね」。もっといいのは、「あそこで働いている人たち(いいよね)」、例えば当社の社員が友達と集まったら、「お前いいよな、うらやましいよな」と言ってもらえるような会社になりたい。それは給料もそうですし、環境もそうですし、見た目もこういうハイカラなのがいいと思いますよね。

社長プロフィール

President's profile
氏名 井口 一世
役職 代表取締役社長

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