株式会社みすずコーポレーション ~排水を電気に、廃油を燃料に。地方発食品会社の差別化戦略の全貌~

Vol.3 “良い会社を創る”という想いに年齢は関係ない

株式会社みすずコーポレーション 代表取締役 塚田 裕一 (2018年5月取材)

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―“良い会社を創る”という想いに年齢は関係ない―

【ナレーター】

当時、自社の経営において改善が必要であることを、30歳という年齢ながら役員や父親に進言を続けてきたと語る塚田。その背景にあった塚田の揺るがない信念とは。

【塚田】

本当に遅れた部分が後になって取り戻せないというのがあるんですね。ですから父にも役員、おじにもバンバンいいました。どちらが正しいかはわかりません。ですが、会社のためにいっておかないといけないことは絶対にいわないと、あとで後悔すると思ったので、「これは自分のためにいっているんじゃない。自分の意地じゃない。会社が良くなるためだ」というふうに信じていうということですね。しかし、結果がやはり後押ししてくれました。その後、あげが売れていったのです。当時から、いなりの皮に関しては先輩の会社がありました。(その会社の方が)全然上ですよ。遥か高みにいるわけですね。そして、その会社が非常に利益を出している。それを見て「同じ原料で同じ人がやっていて、同じモノをつくっているのに何でできないんだ」と(思いました)。だからそれが基本ですよね。できるはずだと思っているわけです。できないはずがないのです。同じ原料ですから。同じものでつくっていて、さらに機械は自分のところでつくれるくらい、こちらの方がノウハウを持っているのに何でできないんだと。「良いところを学ぼう」というのは、会議の時にいつもいっていました。商品の差があるわけですよ。

社員は試食会とかで、これだけ向こうが優れていると伝えても「うちのほうが良い」というのです。開発に携わっている人たちも、工場の人も「うちの方がうまい」という。そこを、負けを認めないと(ならない)。(そうしないと)直らないんですよ。ですから、モノが悪く売れないわけです。しかし「モノが悪い」と言うと全否定になってしまうので「良いところもあるけど、まだ近寄れないよね」と(いっていました)。

社長プロフィール

President's profile
氏名 塚田 裕一
役職 代表取締役
生年月日 1958/8/27
座右の銘 THE GREATEST RISK IS STANDING STILL(何もしないことが最大のリスクだ)
愛読書 浅田次郎の著作全て

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