【ナレーター】
人材育成において、重視している6つの柱があると千葉は語る。
【千葉】
1つ目は、マーケティングの会社なので、マーケティングの知識を得ようということ。
そして、われわれはテクノロジーの会社でもあるので、システム開発の部分でしっかり力をつけるということ。
さらに、クリエイティブの部分ですね。今後、クリエイティブの知見を持っていることの重要さが非常に出てくるので、この部分が当社の事業上、とても大事になってきます。
この3つに関しては、当社の事業だからこそ学べる部分でもあるので、人材育成の柱のなかにも入れています。
それ以外に、ビジネスパーソンとして必要な知識。
ファイナンスとアカウンティング(財務・会計・経理)、リスクマネジメント、バリューの部分に関しても知見を得ていくことで、当社への在籍に関係なく、ほかのビジネスに飛び込んでもビジネスパーソンとして成功できるように、という思いで、この6つの柱を掲げています。
【ナレーター】
現在『トリプル1000(サウザンド)』という目標を掲げているという千葉。このフレーズに込めた想いとは。
【千葉】
時価総額1000億円、売上高1000億円、そして平均年収1000万円という目標をそれぞれ掲げています。
上場というひとつの目標に向かって進んできたところで、次の目標になにを置こうかというところがポイントになっていました。
そのなかで当社は、「世の中にインパクトを与える会社でありたい」、「世の中をもっと良くするビジネスをやっていきたい」という想いや、自分たちが世の中に貢献していくのであれば「もっと労働生産性の高いビジネスをやっていきたい」という思いを持って、『トリプル1000」という目標を掲げています。
当社は、2030年までにこの目標を実現させるべく動いています。
私の夢や目標は、この『トリプル1000』を実現することです。実現後は、地元の宮城県に戻って貢献したいという想いを、最も強く持っているのでそれをやりたいですね。
海外展開に関しては、選択肢のひとつにはありますが、まずは日本市場で立ち位置を確立することを、直近の目標に置いています。
海外のユーザーやクライアントにもしっかり応用可能だということがわかれば、海外展開も、もちろんやっていきたいと考えています。
将来的にはいろいろな事業が生み出される会社で、事業のテーマパークみたいなことを考えているんです。マーケティング支援だけではなく、自分たちが物を売ったり、サービスを提供したりすることもどんどんやっていきたいと思っていて、長期的にはそういう会社でありたいと考えています。
【ナレーター】
求める人材像について、千葉は次のように語る。
【千葉】
まずは『トリプル1000』という目標を、一緒に実現したいと思ってくれる人。そして、自分自身の志をしっかり高く持っていて、そこに邁進できる人が、当社が求める人物像に非常に合っていると思います。
あとは、人の幸せを自分の幸せと思える人も、当社は求めています。
当社の冠で働いてほしいと思っているわけではなく、最終的には自分自身の冠や看板で仕事をしてほしいと考えているので、自分の名前で勝負できる人材を求めています。
―大事にしている言葉―
【千葉】
「結果にこだわる」という言葉です。
結果って、最終的なゴールのイメージがあるのですが、結果をイメージしながらその過程の努力も惜しまないことが大事だと思うんです。
最終的に成功しようが失敗しようが、結果にこだわって進めば、失敗したときにも「ああしておけば良かった」と、振り返ることができます。
やはり、兎にも角にも結果にこだわって進むことが、非常に大事だと思っています。