ニッコー株式会社の概要と沿革
ニッコー株式会社の概要
社名 | ニッコー株式会社(NIKKO COMPANY) |
---|---|
本社所在地 | 石川県白山市相木町383 |
設立年月日 | 創業 明治41年5月11日 設立 昭和25年8月18日 |
代表取締役社長 | 三谷明子 |
資本金 | 34億7,000万円 |
売上高 | 136億4,300万円 |
従業員数 | 653名(連結)
|
ニッコー株式会社の事業概要
ニッコーグループ | 住設環境機器事業、陶磁器事業、機能性セラミック商品事業の製造販売が主な事業、及び各事業に関連する物流、その他サービスで事業活動を展開している。 |
---|---|
ニッコー住設環境機器事業 | ニッコー住設環境機器の製造販売、その他、子会社ニッコーエムイーが浄化槽のメンテナンスを行う。 |
ニッコー陶磁器事業 | ニッコー陶磁器の製造販売他、1部、関連会社山前製陶所に下請けに出す。 |
海外連結子会社 | NIKKO SERAMICS.INCが米国総販売代理店。N&ASIA PTE LTDが東南アジアの販売店とする。 |
ニッコー機能性セラミック商品事業部 | ニッコー機能性セラミック商品の製造販売及び、樹脂型他の製造販売。 |
ニッコーの関連会社 三谷産業 | ニッコーの機能性セラミック商品及びニッコー住設環境機器に関する商品の販売を行う。同時に三谷産業からニッコーの機能性セラミック商品及びニッコーの住設環境機器商品の原料を仕入れる。 |
ニッコー株式会社の沿革
1908年(明治41年 | 金沢市で旧藩主前田家と当地の有力者により日本硬質陶器として創業 |
---|---|
1919年(大正6年) | 韓国釜山市に工場建設 |
1950年(昭和25年) | 在外資産の整理要項に関する政令により、日硬産業株式会社を解散して、資本金3,750千円の日硬陶器株式会社を設立 |
1953年(昭和28年) | 商号を日硬陶業株式会社に変更 |
1958年(昭和33年) | 商号を日本硬質陶器株式会社に変更 |
1961年(昭和36年) | 現在の本社所在地に陶磁器工場を建設 |
1963年(昭和38年) | 本社を金沢市から松任町(現、白山市)へ移転 |
1966年(昭和41年) | 株式会社日硬陶器西部販売所と株式会社日硬陶器金沢販売所が合併し日硬陶器販売株式会社を設立 |
1968年(昭和43年) | ニューヨークに陶磁器販売の直営会社NIKKO CERAMICS INCを設立 |
1983年(昭和58年) | 商号をニッコー株式会社に変更 |
1986年(昭和61年) | 浩宮徳仁親王殿下がニッコー陶磁器工場をご視察 |
1987年(昭和62年) | ニッコー電子セラミック事業部発足 |
1989年(平成元年) | 名古屋証券取引所第2部に上場 |
1996年(平成8年) | 紀宮清子内親王殿下がニッコー陶磁器工場をご視察 |
2000年(平成12年) | ニッコー電子セラミック事業部アルミナ基板工程でISO9001認証取得 |
2002年(平成14年) | ニッコー住設環境機器事業部ISO9001認証取得 |
2008年(平成20年) | ニッコー株式会社創立100周年 ISO14001認証取得 |
2015年(平成27年) | ニッコー住設環境機器事業部を水創り事業部、環境プラント事業部、システムバス事業部に分割、その後システムバス事業部をバンクチュール事業部に名称変更
|
ニッコー株式会社の経営理念
ニッコーの経営理念は、挑戦と信頼、知恵です。
新しい技術、商品、顧客の創造に挑戦し、お得意様に対して、社員同士でも信頼関係が築けるように行動し、創意工夫の知恵をふり絞って、お客様の満足度の高い商品づくりをします。
ニッコー株式会社倫理憲章
ニッコーの役員、従業員は、地域社会を構成する社会人としての社会的な責任を自覚し、全ての法令を遵守するとともに、お客様、株主、投資家、取引先、地域社会の皆さまから信頼をいただけるよう努めてまいります。
1、 ニッコーの役員、従業員は、常に誠実さを忘れないで、お客様視点に立ったモノづくりとサービスに努め、お客様の満足と信頼を最大限にします。
2、 ニッコーの役員、従業員は、事業活動にかかわる関係法令、社会規範、や社内ルールを遵守し、社会的良識に従った行動を行います。
3、 ニッコーの役員、従業員は、人権を尊重し、安全、衛生はもとより、それぞれの能力を発揮できる明るい、いきいき働ける職場環境をつくります。
4、 ニッコーの役員、従業員は、環境に優しい企業を目指した環境保全、CSR活動に積極的に取り組みます。
ニッコー株式会社の商品群
〇ニッコー住設環境機器
・ バンクシュール:自由設計のシステムバス
・ 浄化槽:浄化槽各種
・ MONSIEUR JOSH(ムッシュ ジョッシュ):除湿と調湿の機能を持つ、ホルムアルデヒドなどの化学物質を吸着、分解するシックハウス対応型多機能材
〇ニッコー陶磁器:高級食器(山水、DIMPLE,DIMPLE、シエア小紋、SUI、ホワイトエレガンス、エクスクイジット、ハーモニックモーション、白露、パールシンフォニー、ポコアポコ他)
〇ニッコー機能性セラミック商品:セラミック基板、圧電体、回路基板、グーレズド基板、LTCC基板など
ニッコー株式会社のコンセプトと今後
ニッコーは、毎日の暮らしに欠かせない数々の製品をお届けしている高級陶磁器食器の老舗です。
生活者の視点に立ったモノづくりとサービスに努め、人々の生活を支えることがニッコーのコンセプトです。
今後ともにこのコンセプトの視点は変わらないと思われます。
ニッコーの現在の業容は、販売量、利益ともに低迷し、無配状態が続いています。株主や従業員も厳しさを肌で感じていることと思います。それぞれの部門の商品開発や技術力は大きく成長する力を内蔵していることは、ニッコーの株主や従業員、関係会社、などは十分理解しています。ですからなかなか業績が向上しないことを関係者は忸怩たる思いで心配し、なおかつ期待しているわけです。
ニッコーの商品販売比率は住設環境機器が64.9%、陶磁器が17.9%、機能性セラミック商品が17.3%です。文字通り住設環境機器が事業の柱になっています。この部門の業績の低下に歯止めがかかり、成長の気運が上がってくるのは、それほど遠くではないでしょう。