興銀リース株式会社の概要と沿革
興銀リースの概要
社名 | 興銀リース株式会社 |
---|---|
本社所在地 | 〒105-0001 東京都港区虎ノ門一丁目2番6号 TEL:03-5253-6511 |
設立年月日 | 1969年12月1日 |
取締役社長 | 本山博史 |
株式公開 | 東京証券取引所(市場第一部) |
資本金 | 178臆円7,419万円 |
事業内容 | 金融サービス |
興銀リースは、1969年12月に、当時の日本興行銀行が中心となって、国内の有力な事業会社や生命保険会社などが、資本参加する総合リース会社として設立されました。
興銀リースは、日本興行銀行(現:みずほ銀行)が設立母体であったため、製造業向けの設備機器のリースが中心でしたが、船舶・航空機、そして鉄道車両などの大型物件のファイナンスや建設機械の販売会社とタイアップしたリース物件を、他社に先駆けて対応して成長してきました。
また、様々な事業金融や、保証業務などにも取り組み、近年の興銀リースは、金融サービス会社の色彩も強めています。
興銀リースの主な沿革
1969/12 | 日本興業銀行(現みずほ銀行)が中心となり我が国産業界を代表する事業会社及び生命保険会社等計16社の参加を得て総合リース会社として設立 (商号:(株)パシフィック・リース) |
---|---|
1972/01 | 建設機械のベンダーリース取扱い開始 |
1972/12 | 海外における船舶リース取扱い開始 |
1981/11 | 商号を、興銀リース(株)に変更 |
1982/12 | 航空機のレバレッジドリース取扱い開始 |
1985/10 | 日本初の鉄道車両リースへの取組み |
1993/07 | 信託方式によるリース債権流動化への取組み |
1998/04 | 興銀オートリース(株)を設立 |
1998/11 | ストラクチャードファイナンスへの取組み本格化 |
2000/12 | 業務の品質管理に関する国際規格ISO9001認証取得 |
2001/06 | ユニバーサルリース(株)の株式を取得(現連結子会社) |
2004/10 | 東京証券取引所市場第二部に株式を上場 |
2005/09 | 東京証券取引所市場第一部銘柄に指定 |
2005/10 | 生命保険募集専門子会社としてケイエル・インシュアランス(株)を分離独立(現連結子会社) |
2006/03 | 第一リース(株)の株式を取得(現連結子会社) |
2006/09 | 東日本リース(株)の株式を取得 |
2007/03 | 東邦リース(株)の株式を取得 |
2008/03 | 環境に関する国際規格ISO14001認証取得 |
2008/07 | 十八総合リース(株)の株式を取得(現持分法適用関連会社) |
2008/07 | 中国に現地法人興銀融資租賃(中国)有限公司を設立(現連結子会社) |
2010/08 | インドネシアに現地法人PT. IBJ VERENA FINANCEを設立(現連結子会社) |
2012/02 | 東芝ファイナンス(株)の法人向け金融サービス事業を会社分割により承継したティーファス(株)(現IBJL東芝リース(株))の株式を取得(現連結子会社) |
2012/02 | 東芝医用ファイナンス(株)の株式を取得 |
2015/04 | 日産リース(株)を吸収合併 |
2015/06 | 東邦リース(株)の全株式を譲渡 |
2015/09 | 東日本リース(株)の全株式を譲渡 |
2016/04 | 東芝医用ファイナンス(株)の全株式を譲渡 |
2016/08 | Aircastle Limitedと合弁で航空機オペレーティングリース専業会社 IBJ Air Leasing (US) Corp.を設立(現連結子会社) |
興銀リースは、みずほ銀行グループ各社との連携による独自の情報ネットワークを持っています。これは、興銀リースの強みであり、様々な顧客を開拓する足掛かりにもなります。
このため、興銀リースは、様々な形で事業を展開する力を秘めており、総合リースの事業の幅を広げる会社です。
興銀リース株式会社の企業理念
興銀リースは、以下を企業理念として掲げ、それに基づいた経営方針と行動指針を定めています。
企業理念
私たち(興銀リース)は、豊かな未来へ繋がる価値ある金融サービスの提供を通じて、広く社会に貢献する企業グループを目指します。経営理念 | 興銀リース株式会社
経営方針
(1)お客さまのニーズにお応えし、(興銀リース)グループの総合力を結集して、的確かつ迅速なサービスの提供を目指します。経営理念 | 興銀リース株式会社
(2)(興銀リースは)株主・市場からの評価と信頼の一層の向上に努めます。
(3)(興銀リースは)積極的な人材の育成・登用と自己研鑽を通じて、活力に満ち、働き甲斐のある会社風土の醸成に努めます。
(4)(興銀リースは)法令及びその精神を遵守するとともに、企業としての社会的責任を常に認識し、広く社会の理解と共感を得られる企業グループを目指します。
興銀リースの『行動指針』 興銀リースは、3つの「C」を行動指針にしています。この3つの「C」は、「Create:創造」、「Challenge:挑戦」、そして「Change:変革」を指していて、人材育成にも活用しています。経営理念 | 興銀リース株式会社
興銀リース株式会社の主な商品サービス
現在の興銀リースの商品サービスには、様々なものがあり、また、次々に新しい形を取り込んでいるため、新規商品が生まれています。
次に、興銀リースの主な商品群のサービスを示します。
リース
お客さまが導入したい機械設備を、興銀リースがお客さまに代わって、メーカーから購入して、お客さまに長期間賃貸するサービスのファイナンスリースや、
リース期間満了時点の中古物件価値(残価)を、興銀リースが見積もって、その物件価格から残価を差し引いた金額を基準にしてリース料を設定するオペレーティングリースなど、様々なものがあります。
オートリース
これは、車両を扱うリースです。車両管理は、保険会社やメンテナンスなどが必要で、総務、経理、営業などの多くの部署も関わります。このような業務を、興銀リースは全て行いますので、事務コストの削減につながります。
レンタル
興銀リースのレンタルは、パソコンを扱っています。お客さまは、常に最新機種を導入できます。(レンタル期間は6ヶ月以上で設定できます)
割賦販売
これは、お客さまが使いたい機械設備を、興銀リースが代わって購入してお客さまに割賦販売する金融サービスです。
お客さまは、購入に際しての一括資金負担を避けることができます。但し、設備取得にかかわる原価償却や固定資産税支払いなどは、お客さまが、対応することになります。
ファイナンス
これは、工場や店舗などの建物の建築費や内装工事費を、お客さまに代わって、興銀リースが立て替え払いをして、お客さまからは、分割払いをして頂くというものです。
興銀リースの、この商品サービスは、ソフトウェアの開発費用などでも利用できます。
中古物件売買
これは、工作機械、産業機械、印刷機、成型機、木工機械、食品機械、フォークリフトなどの特殊車両、等、多くのリユース機器を販売及び買取をしているもので、興銀リースの子会社(ケイエル商事)が提供しています。
海外進出サポート
これは、お客さまが海外への事業展開をする際に、興銀リースのノウハウとネットワークを使って、リースとファイナンスを提供するサービスです。
投資・運用サービス
このサービスは、興銀リース発行の「無担保割引債券(CP)」をお客さまにご案内しているものです。
保証サービス
このサービスは、金融機関のお客さまを対象にした商品です。お客さまの融資業務で、担保評価が難しい機械設備などについて、興銀リースが、それを譲渡担保として受け入れ、貸付債権を保証する商品です。
興銀リース株式会社の「リースの仕組み」
リースの仕組みは、お客さまが導入したい機械設備などを、お客様の代わりに興銀リースが購入して、比較的長期間、一定のリース料で賃貸する金融サービスです。
興銀リースを導入したお客さまは、次のようなメリットを受けられます。
*対応しやすいリース期間の設定で、月の経費をコントロールできます。
*お客さまが使用する年数を考慮して期間設定することで、期間内100%償却を実現し、
物件の陳腐化リスクを軽減します。
*設備導入時の資金(初期投資資金)は必要ないため、計画的なキャッシュフローを
実現できます。
設備保有に伴う固定資産税納付や保険手続き等の事務負担は、興銀リースが行います。
機械設備を廃棄する時の環境関連法制に従った手続きは、興銀リースが行います。
興銀リース株式会社が目指しているもの
興銀リースは、日本興行銀行(現:みずほ銀行)を中心とした有力な会社のバックアップで設立されたため、大手の優良な顧客基盤を活かして大きな成長をしてきましたが、それに甘んじることなく、常に豊かな未来へ繋がる金融サービスを提供することで、社会に貢献する企業を目指しています。
興銀リースは、大手総合リース会社としての未来を創る会社として、行動指針の「Create:創造」、「Challenge:挑戦」、そして「Change:変革」を追求しています。
興銀リースは、お客様のニーズに応えて、社会に貢献するため、さらに総合リース会社の可能性を広げ続ける会社です。