Jトラスト株式会社の概要と沿革
Jトラストの概要(2016年12月31日現在)
社名 | Jトラスト株式会社 |
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本社所在地 | 〒105-0001 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 虎ノ門ファーストガーデン
TEL 03-4330-9100 |
設立年月日 | 1977年3月18日 |
取締役社長 | 藤澤信義 |
株式公開 | 東京証券取引所(市場第二部) |
資本金 | 536臆円24百万円 |
事業内容 | 子会社の経営支援、事業再生およびM&A |
Jトラストは、1977年3月に、株式会社一光商事を設立して、金融業を始めました。1991年3月には、商号を株式会社イッコーに変更しています。
2005年には、当時のJトラストは、全国保証株式会社の子会社となりますが、2008年に、現社長が親会社よりイッコー株を買収して、筆頭株主になっています。
その後、多数のM&Aなどで成長を続け、2009年7月にJトラスト株式会社に商号変更しています。
2010年5月には、貸金業務部門をJトラストフィナンシャルサービス株式会社に分離して、貸金業を廃業し、持株会社(ホールディング会社)となっています。その後のJトラストは、大阪から東京に軸足を移して、M&Aを推進しています。
そして、Jトラストは国内で蓄積したファイナンスのノウハウをいかして、2012年に韓国で貯蓄銀行業を始め、2013年には東南アジアの投資拠点をシンガポールに設立し、2014年にはインドネシアの商業銀行を取得しています。
Jトラストは、このように多くのM&Aで成長し、2015年3月末で総資産が5000臆円を超える企業になっています。
そして現在のJトラストは、Jトラストグループの様々な金融事業のノウハウを保有する持株会社として、成長を続けています。
Jトラストの主な沿革
1977年03月 | 大阪市南区(現 中央区)に(株)一光商事を設立、中小企業及び個人事業主向けの商業手形割引及び手形貸付等の金融事業を開始。 |
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1991年03月 | 商号を(株)イッコーに変更。 |
1998年09月 | 大阪証券取引所市場第二部に上場。 |
2005年01月 | 全国保証(株)が当社普通株式12,600千株(第三者割当及び公開買付)を取得し、当社の親会社となる。 |
2009年03月 | 阪急電鉄(株)より(株)ステーションファイナンス(現 (株)日本保証)の全株式を取得し、当社の連結子会社とする。 |
2009年07月 | 商号をJトラスト(株)に変更するとともに、大阪市中央区北浜へ本店移転。 |
2010年05月 | 当社の事業者及び消費者向貸付に関する業務を吸収分割の方式により、Jトラストフィナンシャルサービス(株)(現 (株)日本保証)に承継。 |
2010年09月 | (株)ロプロ(現 (株)日本保証)の全株式を取得し、当社の連結子会社とする。 |
2010年10月 | 当社の信用保証業務に関する事業を吸収分割の方式により、Jトラストフィナンシャルサービス(株)(現 (株)日本保証)に承継。ホールディング業務に特化。 |
2010年12月 | (株)ロプロ(現 (株)日本保証)を存続会社とし、Jトラストフィナンシャルサービス(株)を吸収合併。 |
2011年04月 | ネオラインホールディングス(株)より、金融事業会社株式を取得、韓国金融事業に進出。 |
2011年04月 | 当社代表取締役の諮問機関として、アドバイザリーボードを設置。 |
2011年06月 | 東京都港区に本店移転。 |
2012年04月 | 当社を完全親会社、(株)ネクストジャパンホールディングスを完全子会社とする株式交換を実施し、当社の連結子会社とする。 |
2012年09月 | (株)ロプロを存続会社とし、(株)日本保証を吸収合併するとともに、商号を(株)日本保証に変更。 |
2013年07月 | 東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場。 |
2013年10月 | 金融事業・アミューズメント事業等、東南アジアへの進出を目的として、シンガポールにJTRUST ASIA PTE.LTD.を設立。 |
Jトラスト株式会社の企業理念
企業理念
お客様のため、株主様のため、私たち自身のため、いかなるときも迅速に、誠実にチャレンジし続け、皆様とともに世界の未来を創造します。企業理念・行動理念|Jトラスト株式会社
そして、Jトラストは、この企業理念のもとで次の具体的な推進項目を掲げています。
Jトラストは、お客様、株主の皆様、お取引先等、全てのステークホルダーをお客様と考え、その期待に応えるため、「お客様第一」の行動を実行してまいります。企業理念・行動理念|Jトラスト株式会社
Jトラストは、様々な事象に対し「迅速」に対応するとともに、現状に満足することなく「創意工夫・改善」を実行してまいります。
Jトラストは、「適時且つ正確な情報開示」を実行するとともに、業務執行にあたっては「高い倫理観」を持って取り組んでまいります。
Jトラストは、「新たなサービスや価値観を創造・提供」し、経済の発展に貢献してまいります。
そして、Jトラストは、この企業理念のもとで次の具体的な推進項目を掲げています。
さらに、Jトラストグループの行動理念を次のように規定しています。企業理念・行動理念|Jトラスト株式会社
私たち(Jトラストグループ)の行動理念は、Jトラストの英文字『J・T・R・U・S・T』の 「Justice(公平)」「Teamwork(組織力)」「Revolution(革新性)」 「Uniqueness(独自性)」「Safety(安心)」「Thankfulness(感謝)」の 6つで構成されています。
私たち(Jトラストグループ)は、ステークホルダー一人ひとりの声にお応えし、 安心していただくため、公正で革新性や独自性があり、常に感謝の気持ちを 忘れずに行動できる人材になろうとしています。企業理念・行動理念|Jトラスト株式会社
そうすることで、お客様の豊かな生活と明るい未来を応援できる良好な関係が つくられ、世界を元気にできるものと確信しています。
Jトラスト株式会社の主要な事業
Jトラストは様々な事業を統括しているホールディング会社です。
Jトラストグループには、国内金融事業、海外金融事業、国内非金融事業という主要な3つの事業があります。次に、これらの概要について紹介します。
国内金融事業
Jトラストの国内金融事業には、100%子会社の株式会社日本保証等が担っている信用保証事業と、パルティール債権回収株式会社などが担っている(不動産担保貸付債権、無担保貸付債権の買取や債権の管理回収業務受託)、およびJトラストカード株式会社が担っているクレジットカード事業です。
Jトラストの信用保証事業は、消費者や事業会社が金融機関から融資を受ける時に、債務保証を行い、保証料をいただくビジネスです。
Jトラストの債権回収事業は、債権管理回収業の特別措置法(サービサー法)に基づき、金融機関からの債権買取や債権回収の受託サービスを提供しています。
海外金融事業
Jトラストの海外金融事業は、韓国金融事業と東南アジア金融事業があります。
Jトラストの韓国金融事業はソウルを中心にして貯蓄銀行業とサービサー事業を行っています。
Jトラストの東南アジア金融事業は、シンガポールに投資拠点会社を構え、インドネシアでは銀行業を行っています。
非金融事業
Jトラストの非金融事業には、JASDAQ上場のアドアーズ株式会社が展開しているゲーム店舗、カラオケ、アニメコンテンツとのコラボカフェやダーツバー等の「アミューズメント事業」と、アドアーズ株式会社の子会社が事業展開している「不動産事業」、
そして、Jトラストの子会社である、Jトラストシステム株式会社が提供している「ITシステム事業」などがあります。
Jトラスト株式会社が目指しているもの
Jトラストは、M&Aを中心にしたビジネスモデルの展開で大きく成長を
遂げましたが、既にアジアの銀行業をメインにした利益拡大構造への転換
を図りました。
そして、Jトラストのさらなる成長戦略は、次の3つのポイントによる経営基盤
の強化です。
■Jトラストの海外金融事業では、銀行業を中心に推進
■Jトラストの国内金融事業では、ファイナンスのノウハウを活かした保証事業と
専門性を活かした債権回収に注力
■Jトラストの国内非金融事業では、アミューズメント事業と不動産事業のような
複数の事業のシナジーを強化
Jトラストは、以上のような成長戦略のもとで、既成概念にとらわれない
ファイナンシャルサービスを提供する「世界にはばたく総合企業グループ」
として、持続的成長企業の実現を目指しています。