芙蓉総合リース株式会社の概要と沿革

芙蓉総合リースの概要

社名     芙蓉総合リース株式会社
本社所在地  〒101-8380 東京都千代田区三崎町3丁目3番23号
設立年月日  1969年5月1日
代表取締役会長佐藤 隆
代表取締役社長辻田泰徳
株式公開   東京証券取引所(市場第一部)
資本金    10,532百万円
事業内容   情報関連機器、事務用機器、産業機械、工作機械、商業用店舗設備、医療機器、船舶・航空機・車両並びに輸送用機器、建築土木機械などのリースおよび割賦販売業務、不動産リース、生命保険の募集業務、各種コンサルティング業務、その他
『以上、芙蓉総合リース株式会社HPより参照』


 芙蓉総合リースは、1969年5月に、丸紅飯田(現:丸紅)や富士銀行(現:みずほコーポレート銀行)を中心とした芙蓉グループ6社で創られた会社です。

芙蓉総合リースは、資本金1億円で設立されましたが、成長とともに新会社の設立や増資、M&Aで業容を拡大し、2004年には、東京証券取引所の市場第一部に上場とともに、資本金を105億円に増資する企業に成長しています。

芙蓉総合リースの主な沿革

1969年05月 資本金1億円で設立
1970年11月 資本金1億2,500万円に増資
1973年05月 株式会社エフ・ジー・エル・サービス設立
1974年02月 資本金1億5,000万円に増資
1974年04月 資本金4億5,000万円に増資
1987年01月 芙蓉オートリース株式会社設立。横河電機と合弁にて横河レンタ・リース株式会社設立
1989年02月 資本金48億円に増資
1994年03月 株式会社アクア・アート設立
1996年04月 株式会社芙蓉リース販売設立
1999年12月 ニチイ学館と合弁にて株式会社日本信用リース設立
2001年04月 安信リースと合併
2002年01月 横河電機と合弁にて株式会社ワイ・エフ・リーシング設立
2002年04月 安田リースと合併。芙蓉総合開発のリース金融事業を分割承継
2002年12月 資本金81億円に増資
2004年12月 東京証券取引所市場第一部に上場 資本金105億円に増資
2007年05月 日本抵当証券株式会社を子会社化
2008年04月 シャープファイナンス株式会社を子会社化
2012年04月 日本抵当証券株式会社を吸収合併
2014年07月 ALM社(英国)を子会社化
2015年10月 株式会社ワイ・エフ・リーシングを吸収合併
2017年01月 アクリーティブ株式会社を子会社化
『以上、芙蓉総合リース株式会社HPより参照』

芙蓉総合リース株式会社の経営理念

芙蓉総合リースの経営理念を次に示します。

経営理念

リース事業を通じて企業活動をサポートし、社会の発展に貢献する。
顧客第一主義に徹し、最高のサービスを提供する。
創造と革新を追求し、株主・市場から評価される企業を目指す。
自ら考え積極的に行動する社員を育て、働き甲斐のある職場を創る。
芙蓉総合リース株式会社 芙蓉リースグループのCSR 経営理念

芙蓉総合リース株式会社の事業領域と主要事業の内容

 芙蓉総合リースグループの事業は、企業向けのリース事業を中心に行っています。

芙蓉総合リースは、コピー・ファックス・パソコンから厨房設備、小売店の陳列ケース、そして工場の製造機械から航空機まで様々なもののリースを扱っています。

また、芙蓉総合リースは、お客様の多様なニーズに応えるため既存の枠組みにとらわれないで、レンタル、割賦、販売、そしてファイナンスなど、お客様に適した提案や、サービスを展開しています。

このように芙蓉総合リースは、リース事業で培ったノウハウを活用して、レンタル、割賦販売、ファイナンスなどの金融サービスを融合することで、お客様企業の課題を解決する「ソリューションビジネス」の提供ができる会社です。

次に、芙蓉総合リースの主要事業について紹介します。

芙蓉総合リースの「賃貸事業」

 芙蓉総合リースの賃貸事業は、主にリース取引です。これは、お客様が使いたい機械や設備などの物件を、お客様の代わりに芙蓉総合リースが取得して、お客様は比較的長期間、定額のリース料で賃貸する取引です。

リースでは、所有に伴う事務手続きや一括購入費の対応を芙蓉総合リースが行うため、お客様の事務の合理化と、資金の効率的な運用に繋がります。

芙蓉総合リースグループでは、情報関連機器・事務用機器、土木建設機器、医療機器、産業工作機械、輸送用機器、商業・サービス業用機械設備を扱っています。また、芙蓉総合リースグループは、不動産リース(建物リース及びペースリース)やオペレーティング・リース、オートリース等も対応しています。

芙蓉総合リースの「割賦販売事業」

 芙蓉総合リースでは、お客様が使いたい物件を、購入して比較的長期の分割払いで販売する割賦販売を行っています。

この割賦販売は、税制上、リース向きではない物件や、最終的には、お客様が所有を希望する場合に、芙蓉総合リースがお客様に提案しているものです。

芙蓉総合リースの「営業貸付事業」

 芙蓉総合リースの営業貸付事業は、設備投資資金の事業資金のローンや不動産ファイナンスなどを扱っています。

芙蓉総合リースの「その他の事業」

 芙蓉総合リースの、その他の事業は、航空機オペレーティング・リース等にかかわる匿名組合組成業務や生命保険代理店業務などです。

芙蓉総合リース株式会社の特色ある商品

 芙蓉総合リースは、多店舗を展開する企業の入居保証金負担を軽減する「スペースリース」サービスを行っています。

このサービスは、テナント企業様が希望する店舗物件を、芙蓉総合リースが通常の保証金などで賃借して、それをテナント企業様に少額の保証金などで転貸するというものです。

このサービスは、テナント企業様にとっては保証金などの初期投資負担の軽減になり、ビルオーナー様にとっては、保証金などの満額確保とテナント誘致をしやすくするメリットが生まれるもので、芙蓉総合リースが開発したビジネス形態です。

その他、事業用の借地権で土地を借り受けて建物を所有し、お客様に賃貸する「建物リース」や、お客様の経営・財務上の課題・ニーズに対して、芙蓉総合リースの高度なコンサルティング力を活かすことで、お客様に最適な商品サービスを提供する、ソリューションビジネスもあります。

芙蓉総合リース株式会社の環境への取り組み

 芙蓉総合リースは、環境に配慮した事業展開によって社会に貢献したいと考えています。

芙蓉総合リースは、パソコンの再利用促進に向けたリースサービス、省エネ促進に向けたESCOサービス、および環境廃棄物の発生抑制・再利用・再資源化への取り組みを行っています。

芙蓉総合リースのパソコンリユース促進サービス

 これは、パソコンの再利用を促すため、芙蓉総合リースが始めたサービスです。芙蓉総合リースは、リースをする時に、通常は使わない付属品を保管しておきます。

そして、芙蓉総合リースは、お客様がリースを終えた時に、そのパソコンに保管しておいた付属品を添付して、中古パソコンとして販売するものです。

芙蓉総合リースの省エネ促進に向けたESCOサービス

 芙蓉総合リースは、「エネルギー・環境営業室」を設置して省エネ促進に向けた活動を行っていて、エネルギー会社・メーカー・建設会社などと連携してESCO(Energy Service Company)等の枠組みでお客様の省エネ活動のサポートをしています。

芙蓉総合リースの環境廃棄物の発生抑制・再利用・再資源化に対する取り組み

  芙蓉総合リースの(株)芙蓉リース販売では、環境廃棄物の発生抑制(リデュース)、再利用(リユース)、再資源化(リサイクル)を推進する拠点として「東京3Rセンター」を運営しています。

芙蓉総合リース株式会社の目指しているもの

 芙蓉総合リースは、様々な形態のリースを中核にして、割賦販売やファイナンスなどを企業に提供することで、お客様企業の設備投資を支援していますが、それだけではなく、高度な専門知識を活用したソリューション提案を強みとして事業を展開しています。

芙蓉総合リースは、企業として安定した成長を続けるために良質な財務体質の構築を図り、企業価値の向上に努めています。

芙蓉総合リースは、企業や社会に役立つために、難しい課題に挑戦して、お客様が期待した以上の仕事をすることを目指しています。