アマノ株式会社の企業概要と沿革

アマノの企業概要をご紹介します。この概要を見れば、アマノのおおよそのことはご理解いただけると思います。

アマノ株式会社の基本情報

社名    アマノ株式会社
本社所在地 神奈川県横浜市港北区大豆戸町275番地
設立年月日 1945年(昭和20年)11月22日
代表取締役社長 中島 泉
株式公開  東証1部(証券コード:6436)
資本金   18,239,580,000円
事業内容  時間情報事業、時間管理機器事業、パーキングシステム事業、環境システム事業、クリーンシステム事業

アマノ現社長の中島泉氏は、東京外国語大学中国語学科を卒業されていて、多くの企業の社長の経歴と比べても珍しい学歴をお持ちです。しかし、この中国語が生かされるのが1995年のアマノタイム&エアーシンガポール PTE.LTD.代表取締役社長という役職です。グローバルビジネスに英語は必須ですが、アジアの各国では英語より中国語という場所も多くありますから、こうした人材を生かしてきた今までのアマノの人事も素晴らしいです。

アマノ株式会社の沿革

アマノの沿革はこちらになります。

昭和20年11月 横浜機器株式会社設立 タイムレコーダー、タイムスタンプ製造開始
昭和26年4月 工業用真空掃除機等の研究、製造を開始
昭和31年10月 天野特殊機械株式会社を吸収合併し、商号を天野特殊機械株式会社と変更
昭和36年10月 東京証券取引所第二部に上場
昭和39年7月 子会社アマノ タイムシステム Inc.を米国ニューヨーク市に設立(昭和52年1月1日アマノ アメリカ Inc.に社名変更)
昭和41年6月 商号をアマノ株式会社と変更
昭和42年8月 東京証券取引所第一部に上場
昭和43年6月 コンピューター就業管理システム「アレコデータ」を発売
昭和45年7月 子会社東海アマノ株式会社を設立、細江工場(昭和44年4月静岡県引佐郡細江町(現・浜松市北区)に建設)の製造を委託
昭和47年3月 子会社アマノ ヨーロッパ N.V.をベルギー国ブラッセル市に設立
昭和47年4月 大阪証券取引所第一部に上場
昭和48年4月 駐車場管理機器を発売
昭和53年12月 子会社アマノ アメリカ マニュファクチュアリング Inc.を米国カリフォルニア州アナハイムに設立し、米国向けタイムレコーダー、タイムスタンプの製造開始
昭和56年1月 コンピュータータイムレコーダー「インテレコーダー」を発売
昭和57年7月 清掃機器発売
昭和62年3月 神奈川県津久井郡津久井町(現・相模原市緑区)に津久井工場を建設(平成26年4月1日相模原工場に名称変更。)
昭和63年6月 子会社アマノ エレクトロニクス ヨーロッパ N.V.をベルギー国ゲンク市に設立(平成19年7月1日アマノ ヨーロッパ N.V.に商号変更。現・連結子会社)
平成2年3月 子会社アマノ アメリカ マニュファクチュアリング Inc.が子会社アマノ アメリカ Inc.を吸収合併し、商号をアマノ エレクトロニクス オブ アメリカ Inc.と変更
平成2年3月 米国デラウェア州に子会社株式保有を目的とした持株会社アマノ インターナショナル USA Inc.を設立(平成10年1月9日アマノ USA Inc.に、平成18年4月18日アマノ USA ホールディングス Inc.に商号変更。現・連結子会社)
平成2年6月 米国パイオニア エクリプス Corp.(清掃機器・溶剤の製造及び販売会社)を持株会社を通じ買収(平成18年6月28日アマノ パイオニア エクリプス Corp.に商号変更。現・連結子会社)
平成3年10月 子会社アマノ エレクトロニクス ヨーロッパ N.V.が子会社アマノ ヨーロッパ N.V.を吸収合併
平成3年12月 子会社東海アマノ株式会社を吸収合併
平成4年10月 米国シンシナティ タイム Inc.(タイムレコーダー等時間管理機器及びパーキングシステムの製造・販売会社)を持株会社を通じ買収
平成4年10月 子会社シンシナティ タイム Inc.が子会社アマノ エレクトロニクス オブ アメリカ Inc.を吸収合併し、商号をアマノ シンシナティ Inc.と変更(現・連結子会社)
平成5年4月 静岡県浜松市新都田(現・浜松市北区)に都田工場を建設(平成26年4月1日細江工場に統合。)
平成7年3月 子会社アマノ クリーンテック(M)SDN.BHD.(集塵システム等の総合エンジニアリング及び販売会社)をマレーシア国に設立(平成26年6月16日清算処理。)
平成7年4月 子会社株式会社環境衛生研究所(作業環境測定等のコンサルティング会社)を設立(現・連結子会社)
平成7年6月 子会社安満能国際貿易(上海)有限公司(タイムレコーダー・情報システム機器及び環境関連機器の販売会社)を中国に設立(現・連結子会社)
平成8年4月 子会社アマノ タイム&エアー シンガポール PTE.LTD.(タイムレコーダー・情報システム機器・駐車場機器及び環境関連機器の販売会社)をシンガポール国に設立(現・連結子会社)
平成8年4月 子会社株式会社エー・エム・エス(駐車場の運営管理等の請負、清掃業務の請負及び関連機器の販売)を設立(平成18年5月8日アマノマネジメントサービス株式会社に商号変更。現・連結子会社)
平成8年4月 子会社アマノ コーリア Corp.(時間情報システム機器及び環境関連システム機器の販売会社)を韓国に設立(現・連結子会社)
平成9年10月 米国アキュタイム Corp.(時間情報システム機器の販売会社)を持株会社を通じ買収(平成18年5月24日アマノ タイム&パーキング ソリューションズ セントルイス Inc.に商号変更。平成20年1月1日アマノ マクギャン Inc.に吸収合併。)
平成10年2月 関連会社ATASサービス PTE.LTD.(清掃業務の請負、駐車場の運営管理等の請負)をシンガポール国に設立(平成20年5月19日清算処理。)
平成10年4月 子会社 PT. アマノインドネシア(時間情報システム機器及び環境関連システム機器の販売会社)をインドネシア国に設立(現・連結子会社)
平成10年7月 子会社アマノ アジア マネジメント PTE.LTD.(子会社管理)をシンガポール国に設立(平成18年12月31日清算処理。)
平成11年4月 子会社ATAS E&Cサービス(M)SDN.BHD.(清掃業務の請負、駐車場の運営管理等の請負)をマレーシア国に設立(平成23年8月29日清算処理。)
平成12年4月 子会社アマノメンテナンスエンジニアリング株式会社(時間情報システム機器及び環境関連システム機器の販売・保守・エンジニアリング業務)を設立(平成22年10月1日アマノ・エコ・テクノロジー株式会社を吸収合併。現・連結子会社)
平成12年4月 子会社安満能軟件工程(上海)有限公司(ソフトウェア商品の開発及びコンサルティング業務)を中国に設立
平成13年4月 子会社シー・エス・ジェー株式会社(情報処理業務及び情報提供サービス業務)を設立(平成16年4月1日アマノビジネスソリューションズ株式会社に商号変更。平成22年10月1日アマノタイムビジネス株式会社を吸収合併。現・連結子会社)
平成13年8月 子会社アマノ・エコ・テクノロジー株式会社(環境関連システム機器の販売・保守・エンジニアリング業務)を設立(平成22年10月1日アマノメンテナンスエンジニアリング株式会社に吸収合併。)
平成14年3月 株式会社武蔵電機製作所(清掃機器の製造及び販売会社)を買収(平成18年4月3日アマノ武蔵電機株式会社に商号変更。現・連結子会社)
平成14年10月 オムロン株式会社から駐車場設備事業の営業権を譲受け
平成17年2月 子会社アマノ マレーシア SDN.BHD.(時間情報システム機器及び環境関連システム機器の販売会社)をマレーシア国に設立(現・連結子会社)
平成18年8月 連結子会社アマノ シンシナティ Inc.が非連結子会社エー・エス・イー USA Inc.を吸収合併
平成18年9月 米国インダストリアル タイム&システム Inc.を買収しアマノ USA Inc.に商号変更(平成20年1月1日アマノ インテグレーテッド システムズ Inc.に商号変更。
平成22年2月28日Integrated Technical Systems, Inc.に事業売却。平成22年12月23日清算処理。)
平成19年4月 オムロンティー・エー・エス株式会社から駐車場・駐輪場機器販売事業の営業権を譲受け
平成19年6月 米国テリー マクギャン&アソシエイツ Inc.を持株会社を通じ買収しアマノ マクギャン Inc.に商号変更(平成20年1月1日アマノ タイム&パーキング ソリューションズ セントルイスInc.、アマノ タイム&パーキング ソリューションズ アトランタ Inc.及びアマノ タイム&パーキング ソリューションズ シンシナティ Inc.を吸収合併。現・連結子会社)
平成19年7月 子会社アマノ ヨーロッパ ホールディングス N.V.(持株会社)をベルギー国に設立(現・連結子会社)
平成19年8月 台湾パーキンシス テクノロジー Co.,Ltd.へ追加出資(平成28年1月6日保有株式を売却)
平成20年1月 子会社アマノ タイ インターナショナル Co.,Ltd.(時間情報システム機器及び環境関連システム機器の販売会社)をタイ国に設立(現・連結子会社)
平成20年1月 フランス国ホロスマート S.A.及びその子会社ホロクオルツ S.A.(平成28年2月6日アーセージェーペー アンベスティスマン SARL及び子会社3社を吸収合併。)、ホロクオルツ モロッコS.A.、ピアル テクノロジー S.A.(平成25年1月1日ホロクオルツ S.A.に吸収合併。)、オムニバッジ S.A.(平成21年1月1日スコーパス S.A.を吸収合併しスコーパス オムニバッジ S.A.S.に商号変更。平成27年2月3日SCOPUS FINANCE S.A.Sに売却。)、スコーパス S.A.(平成21年1月1日オムニバッジS.A.に吸収合併。)を持株会社を通じ買収(現・連結子会社)
平成20年1月 連結子会社アマノ マクギャン Inc.がASSI Security Inc.(カリフォルニア州)の営業権を譲受け
平成22年2月 米国アキュタイム システムズ Inc.及びその子会社アキュテック システムズ Ltd.を持株会社を通じ買収(現・連結子会社)
平成22年9月 連結子会社アマノメンテナンスエンジニアリング株式会社が非連結子会社アマノ・エコ・テクノロジー株式会社を、連結子会社アマノビジネスソリューションズ株式会社が非連結子会社アマノタイムビジネス株式会社をそれぞれ吸収合併
平成22年12月 連結子会社アマノ インテグレーテッド システムズ Inc.を事業売却の後清算処理
平成22年12月 国内連結子会社アマノマネジメントサービス株式会社他3社について非支配株主持分を買取り100%子会社化
平成25年3月 株式会社クレオの株式の一部を取得(現・持分法適用関連会社)
平成25年7月 子会社アマノ パーキング サービス Ltd.(駐車場の運営管理等の請負)を香港に設立(現・連結子会社)
平成26年3月 連結子会社アマノ パイオニア エクリプス Corp.がNilfisk-Advance, Inc.(ミネソタ州)の木材床研磨機器部門を譲受け
平成27年2月 連結子会社スコーパス オムニバッジ S.A.S.を売却
平成27年10月 フランス国アーセージェーペー アンベスティスマン SARL及び子会社3社を持株会社を通じ買収.(平成28年2月6日連結子会社ホロクオルツ S.A.に吸収合併。)
平成28年1月 子会社アマノ タイム&エコロジー メキシコ S.A. de C.V.(環境関連機器の販売・エンジニアリング業務)をメキシコに設立
(以上、アマノ株式会社HPより引用)

アマノの設立は昭和20年となっていますが、実は創業者の天野修一氏は昭和6年には一度天野製作所を設立しています。その後海軍の仕事を請け負っていたため、終戦後に一度解散させられています。元々天野修一氏は大正元年に「A式綴紙器」の特許を取っており、発明家としても有名ですから、アマノはそうした発明家の血を引く会社として多くの新規開発を行ってきました。

2013年にもアマノは株式会社クレオをグループ傘下に迎え、人事・総務・会計をすべて設計から販売まで行うことができるようになり、日本の勤怠管理システムのパイオニア的存在となっています。

アマノ株式会社の経営理念

アマノの経営理念はこちらになります。

1.生成発展 大自然は絶えず一方で新しいものが生まれ、その一方で消滅していくものがある。そういう全てのことを含みながら、全体としては生成発展を続けていくものであり、事業のあり方もこれと同様であると考える。 2.共存共栄 企業や特定の人だけが栄えるのではなく、その活動によって企業を支える全ての人々や社会が共によろこび、繁栄をわかち合うものでありたい。特に、社員との共存共栄を第一とし、周辺の企業とも単なる競争の時代からフレキシブルな「競争」と「協調」のバランスのとれた対応の時代に入ったと認識する。 3.活性経営 活き活きとした火の玉集団 活き活きとした外に向かった活動 活き活きとした戦闘課題への挑戦 活き活きとした魂と魂の触れあい
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アマノは有給休暇の取得も問題なくできますし、月曜と水曜がノー残業デーなど決められている部署もありますので、プライベートの時間も取りやすいと評判です。また、アマノでは住宅手当など福利厚生もしっかりしていますので、働きやすい環境と言えます。こうした取り組みもアマノの理念にある繁栄を分かち合う姿勢が見受けられます。

アマノ株式会社の事業内容

アマノの事業内容について詳しく見ていきましょう。

 時間情報システム 情報システム、時間管理機器、パーキングシステム
 環境関連システム 環境システム、クリーンシステム

アマノの事業内容について詳しく調べてみると、売上貢献度が高いのは意外にもパーキングシステムでした。特にアマノのパーキングシステム事業で伸びが大きいのは北米などの海外事業であることがわかりました。また、アマノのクリーンシステムに関しては、日本より北米の売上が多くなっているといった現状もあります。

こうしたことから今後はアマノの売上は、さらに海外からによるところが大きくなることが期待され、業績もより一層安定することでしょう。

企業に必要不可欠なシステムを多数開発するアマノ株式会社

アマノのご紹介はいかがだったでしょうか?

アマノは創業当時から発明企業ですが、調べてみるとすごい技術を持った会社なのだとあらためて感じました。少し前ならばタイムレコーダーが一般的でしたが、近年は人事から会計まですべて一括で管理するシステムが主流となりつつあり、そうした流れを作ってきたのもアマノだということがわかりました。

このようなシステムに興味があり、グローバルに働きたいという人はぜひアマノはおすすめです。