株式会社ホットマンの企業概要と沿革
ホットマンの企業概要をご紹介します。この概要を見れば、ホットマンのおおよそのことはご理解いただけると思います。
株式会社ホットマンの基本情報
社名 | 株式会社ホットマン |
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本社所在地 | 宮城県仙台市太白区西多賀四丁目4番17号 |
設立年月日 | 1975(昭和50)年1月 |
代表取締役社長 | 伊藤信幸 |
株式公開 | 東証JQ(証券コード:3190) |
資本金 | 1,910,000,000円 |
事業内容 | 自動車関連商品等小売業など
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ホットマン現社長であり創業者でもある伊藤信幸氏は、車のトップセールスマンでしたが、脱サラして小さなカー用品店をオープンさせたのがきっかけで現在に至ります。イエローハットの創業者、鍵山秀三郎氏との出会いから昭和59年にイエローハットのグループ会社となったことが、ホットマンの大きな転機となりました。
株式会社ホットマンの沿革
ホットマンの沿革はこちらになります。
昭和50年1月 | 宮城県古川市(現、大崎市古川)に(株)ホットマンを設立(資本金1,000千円) カー用品店「カーコーナー ホットマン古川本店」を開店 |
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昭和52年9月 | 宮城県仙台市に進出、カー用品店「カーコーナー ホットマン仙台北店」を開店 |
昭和54年3月 | 本店所在地を宮城県仙台市大和町(現、仙台市若林区大和町)に変更 |
昭和58年6月 | 子会社(株)ホットマン多賀城を設立、「カーコーナー ホットマン多賀城店」を開店 |
昭和59年9月 | (株)ローヤル(現、(株)イエローハット)と(株)ホットマン多賀城がグループ店契約を締結 (株)ホットマン多賀城の社名を(株)宮城イエローハットに変更、同社が運営する「カーコーナー ホッ トマン多賀城店」の店名を「イエローハット多賀城店」に変更 (その後、(株)宮城イエローハットを吸収合併) (以後、「カーコーナー ホットマン」既存店の店名を「イエローハット」に変更) |
平成3年1月 | 本店所在地を宮城県仙台市太白区に変更、本社社屋を移転 |
平成3年10月 | (株)セガ・エンタープライゼス(現、(株)セガエンタテインメント)と契約を締結「セガ事業」を開始 「セガトレイン」を開店 |
平成9年4月 | 岩手県に進出、「イエローハット水沢店」を開店 |
平成10年11月 | カルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)(現、(株)TSUTAYAへ承継)とフランチャイズ契約を締結 「TSUTAYA事業」を開始 |
平成11年4月 | 「TSUTAYA古川バイパス店」を開店 |
平成11年4月 | (株)ガリバーインターナショナルとフランチャイズ契約を締結 「ガリバー事業」を開始 |
平成12年3月 | 「ガリバー南仙台店」を開店 |
平成12年6月 | 福島県に進出、「イエローハット相馬店」を開店 |
平成16年1月 | (株)アップガレージと「アップガレージ」のフランチャイズ契約を締結 「アップガレージ事業」を 開始 |
平成16年6月 | 「アップガレージ仙台店」を開店 |
平成17年7月 | (株)大創産業とフランチャイズ契約を締結 「ダイソー事業」を開始 |
平成17年8月 | 「ザ・ダイソー角田店」を開店 |
平成19年6月 | 茨城県に進出、「イエローハット高萩店・日立店・ひたちなか店」を開店 |
平成20年10月 | 栃木県に進出、「イエローハット城南店・宇都宮南店」を開店 |
平成21年3月 | 長野県に進出、「イエローハット川中島店・長野東和田店・若槻店・須坂店」を開店 |
平成23年1月 | (株)レンタスと「ニコニコレンタカー」のフランチャイズ契約を締結 |
平成23年3月 | イエローハット西多賀店で「ニコニコレンタカー」の営業を開始 |
平成23年10月 | (株)ランシステムと「自遊空間」のフランチャイズ契約を締結 「自遊空間事業」を開始 |
平成23年12月 | 「自遊空間多賀城店」を開店 |
平成24年3月 | (株)みずほ銀行と「宝くじ」販売等の事務の一部受託契約を締結 「宝くじ事業」を開始 |
平成24年4月 | 「宝くじ 西多賀店・岩沼店・宮城インター店・多賀城店・しおがま店」を開店 |
平成24年8月 | (株)アップガレージ(平成26年4月より(株)東京タイヤ)と「東京タイヤ流通センター」のフランチャ イズ契約を締結 |
平成24年10月 | 独立行政法人日本スポーツ振興センターと「toto」「BIG」に係る販売・払戻業務契約を締結 |
平成24年11月 | アップガレージ二本松店で「東京タイヤ流通センター」の営業を開始 |
平成25年2月 | 宝くじ売場各店で、「toto」「BIG」の販売を開始 |
平成26年3月 | 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場 |
平成27年4月 | (株)ガリバーインターナショナルとフランチャイズ契約を終了 「ガリバー事業」を撤退 |
平成27年5月 | (株)カーセブンディベロプメントとフランチャイズ契約を締結 「カーセブン事業」を開始 「カーセブン大河原店・仙台柳生店・古川店」を開店 |
平成27年12月 | (株)TSUTAYAと合弁会社(株)多賀城蔦屋書店(連結子会社)を設立 |
平成28年3月 | 「蔦屋書店多賀城市立図書館」を開店(連結子会社 (株)多賀城蔦屋書店が運営)
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ホットマンは昭和59年以降イエローハットのフランチャイズをメインにしてきました。ホットマンが現在のメガフランチャイジー企業になった理由として、イエローハットのタイヤ交換などによる待ち時間をお客様に快適に過ごしてほしいというところからTUTAYAと契約し、その後様々な事業を展開することになったそうです。すべてはお客様のためになるようにというホットマン社長の思いから始まったことでした。
また、ホットマンの基盤は宮城県を中心とする東北地方ですので、東北大震災の被害は大きかったにもかかわらず、2014年にはジャスダックに上場しています。これもホットマン社長が東北地方を元気づけたいという思いで、震災後から目標にしてきた事柄でした。
株式会社ホットマンの経営理念
ホットマンの経営理念はこちらになります。
『他人(ひと)のしあわせが 自分のしあわせ』 当社は、地域社会の人々の生活をより楽しく、より豊かに高めていく為にお役に立つこと、そして「ホットマンに集う人々の人格向上」を企業目的としていきます。 『社員の成長なくして 会社の発展なし会社の発展なくして 社員のしあわせなし』 念願 ホットマンは「社員の成長」をはかるために、長所を伸ばし、個性を活かせる職場環境づくりと、人間的成長を促す教育に重点を置いています。そうすることが「会社の発展」につながり、そして「社員のしあわせ」につながって行くと確信しています。 上記「理念」を基に、お客様のお役に立てるよう努めて参りたいと考えております。 「お客様の喜びが私たちの喜びです」会社案内|株式会社ホットマン
ホットマンでは、イエローハットの創業者鍵山秀三郎氏の掃除哲学を学ぶ会のブロック長を社長がつとめていることがあり、月に4回は全国の小中学校のトイレ掃除に行くのですが、この際必ず社員を連れて行くそうです。こうした日々の取組が自然とホットマンの研修になっているようで、企業理念が深く根付いています。
株式会社ホットマンの事業案内
ホットマンの事業内容について詳しく見ていきましょう。
大型カー用品専門店「イエローハット」
カルチャーコンビニエンス「TSUTAYA」
中古カー用品店「アップガレージ」
タイヤディスカウントストア「東京タイヤ流通センター」
100円ショップ「ザ・ダイソー」
自動車販売・買取「カーセブン」
インターネット&マンガ喫茶「スペースクリエイト自遊空間」
宝くじ販売「宝くじ売場」
格安・激安のレンタカー「ニコニコレンタカー」
アミューズメントの経営「セガ」
イエローハットの収益はホットマンの約75%を占めていますが、このイエローハットを中心に待ち時間を楽しめるようにと様々な事業を展開しているのが特徴です。ホットマンはイエローハットの中で最も多くの店舗を持つ企業としても有名です。東北地方の降雪により、スタッドレスタイヤの需要が多いこともホットマンの業績を支える要因です。
東北地方の産業を勇気づける株式会社ホットマン
ホットマンのご紹介はいかがだったでしょうか?
ホットマンは震災後の上場で話題となりましたが、調べてみると震災前から地域活性化に対する思いは強く、東北地方を盛り上げようという意気込みがあったことがわかりました。特にホットマン社長の伊藤氏は、人を引き付けるカリスマ性を持ち、周りにいる人を幸せにする雰囲気のある人です。ぜひこれからも東北地方のリーディングカンパニーとしてホットマンには頑張ってほしいと思います。