皆さんは株式会社ラダックの代表取締役を務めるフラワーアーキネクト・垂見圭竹氏をご存じでしょうか?

フラワーアーキネクトとは、花を意味するフラワーと、建築家や設計者を意味するアーキネクトを合わせて作られた造語です。

花を使ってその場の雰囲気を作り上げるその様は、まさに空間芸術と言えます。

今回は、フラワーアーキネクトとして活躍する垂見圭竹氏について、作品や実績を交えながらご紹介していきます。

フラワーアーキネクト垂見圭竹氏が手掛ける空間芸術とはどのようなものなのか知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

フラワーアーキネクト・垂見圭竹氏とは?

まずは、フラワーアーキネクトとして活躍する垂見圭竹氏とはどんな人物なのか詳しく見ていきましょう。

垂見圭竹氏とは

垂見圭竹氏は、「花と空間の調和」を基軸に、繊細かつダイナミックなアートクリエーションを手掛けるフラワーアーキネクトで、株式会社ラダックの代表取締役を務めている人物です。

幼い頃から茶道・華道を嗜んでおり、その実力は師範の資格を持っていることからも窺い知れます。

株式会社竹中工務店設計部で経験を積んだ後、1997年にLADAKH flower studioを設立し、株式会社ラダックの代表取締役となりました。

資生堂クレ・ド・ポーボーテ「ラグジュアリーで芯のある女性」インターナショナル版では、日本人2名のうちの1人に選ばれており、2021年には初の写真集「KEICHIKU TARUMI」を出版しています。

株式会社ラダックとは

垂見圭竹氏が代表取締役を務める会社です。

株式会社ラダックでは垂見氏を中心に個人・企業問わず様々な空間芸術を手掛けており、その世界観は日本のみならず世界で活躍する企業にも厚い支持を得ています。


・主なクリエーション

ザ・プリンスさくらタワー東京 リニューアルオープン

メルセデス・ベンツコネクション グリーンコーディネート

銀座三越・垂見圭竹 秋の花スペシャルインスタレーション&トークショー

銀座三越・銀座桜ウィーク「GINZA OHANAMI」

羽田空港JAL国際線ファーストクラスラウンジ グリーンコーディネート

レクサス星が丘 グリーンコーディネート

カッシーナ・イクスシー

ブルトハウプ東京ショールーム など

垂見圭竹氏のこれまでの作品と実績

株式会社ラダックと垂見氏についてわかったところで、続いては垂見氏のこれまでの作品と実績を見ていきましょう。

カッシーナ・イクスシー

垂見氏はイタリアの人気高級家具メーカー、「カッシーナ」の日本総代理店カッシーナ・イクスシーのショールームでお花を担当しています。

インテリアの最後のムード作りは花であるという垂見氏の考えのもと、空間に響く花を生けることでショールームをより魅力的に見せる空間作りに尽力しました。

資生堂

垂見氏は日本を代表する化粧品ブランド資生堂の中でも、人気ラインのTOP「クレ・ド・ポーボーテ」を担当。

クレ・ド・ポーボーテでは、メインアイテムの新作発表会をはじめ、イベントやウィンドディスプレイ、さらには海外セレブ来日時の宿泊先ホテルのスイートルームなど幅広く手掛けています。

また、クレ・ド・ポーボーテでは、垂見氏のトークショーをこれまで複数回開催しています。

日本航空

羽田空港国際線旅客ターミナル内にあるJALのファーストクラス、サクララウンジのグリーンコーディネートを垂見氏が担当しています。

ラウンジ内ではゆったりと快適に寛げるように、プロジェクトのインテリアデザイナー小坂竜氏が手掛けた空間をさらに魅力的にするべく、八丈島から仕入れたポリシャスとシェフレラを中心に、各所に花と緑が配置されています。

月に一度グリーンメンテナンスも行っているため、常に美しい空間を味わえると同時に、時間の経過とともに成長する木を楽しめるのも魅力の一つです。

村瀬治兵衛氏漆器×垂見圭竹

2022年2月には伊勢丹新宿店において、イベント「村瀬治兵衛氏漆器×垂見圭竹」を行っています。

このイベントでは、村瀬治兵衛氏の漆器を用いて春の宴をテーマに生けこみしています。

垂見氏曰くじっくり膨らませた本企画は、展示する作品を選ぶため村瀬治兵衛工房に直接訪れるなど、イベントの成功に向けて数多くの努力を積み重ねたとのこと。

また、イベント時に行われたフラワーデモンストレーションでは、大勢の観客の前で春の花を設え、見る人を楽しませてくれました。

プルトハウプ東京

垂見氏はドイツの老舗キッチンメーカー「プルトハウプ」の日本支社、プルトハウプ東京のアドバイザーとして就任したことでも注目を集めています。

プルトハウプ東京では、ショールーム内の設えを中心に自宅のプランニングの提案など、暮らしをより豊かにするサポートを行っています。

中でも南青山のショールームでは、キッチンやダイニング、リビングなど日々生活する空間に季節の花やテーブルウェアを設え、自宅で美しい暮らしやときめきを感じられるヒントを各所に散りばめています。

垂見圭竹氏が開催するお花の教室とは

多くの有名企業を相手に仕事をすることの多い垂見圭竹氏ですが、個人向けのお花の教室も開催しています。

このお花の教室では、「暮らしに花を」をテーマにフラワーレッスンを行っており、これまで花を生けた経験のない方でも楽しめるレッスン内容となっています。

また、基本的にレッスンは平日を中心に少人数制で実施。そのため、わからないことも質問しやすい雰囲気のため、初心者でも安心して参加できます。

ただし、東京の南青山と名古屋を拠点に開催されている本教室は、会員制のため参加するには会員になる必要があるので、新たに入会を希望される方は、垂見圭竹事務所まで問い合わせてみましょう。

初の写真集「KEICHIKU TARUMI」の内容は?

垂見氏は2021年6月25日に万来社より自身初となる写真集「KEICHIKU TARUMI」を出版しています。

この写真集では、フラワーアーキネクトとして数々の有名企業やメゾンから支持を受けている、垂見氏の感性や世界観を覗き見ることができる一冊となっており、カメラマンを務めたのは写真家として活躍する森川昇氏です。

森川氏によっておよそ3年半という歳月をかけて、フラワーアーキネクト垂見氏の作り出す空間の美しさを切り取って表現しています。

「花と空間の調和」「暮らしに花を」を基軸に据えて、花とグリーンでダイナミックな空間を演出する垂見氏ならではの空間芸術は、これまでのフラワーアレンジメントの枠組みに捉われない新たな美の始まりです。

垂見氏のこだわりや世界観がこれでもかと詰まった写真集は、見ているだけでも心に潤いを与えてくれます。

まとめ

今回は、株式会社ラダックの代表取締役でフラワーアーキネクトとして活躍する垂見圭竹氏について、これまでの作品や実績を含めながら詳しく解説してきました。

垂見氏の魅力は何といっても、その空間をさらに魅力的に彩るセンスの良さではないでしょうか。

「花と空間の調和」とあるように、垂見氏は和と洋それぞれの良さを活かしたダイナミックな空間を作り上げます。

また、花を生ける器にも強いこだわりを持つ垂見氏だからこそ、花の魅力を余すことなく引き出せるのだと感じます。

垂見氏の作り出す花と緑による美しい世界観は、これまでの生け花の枠組みを超えたまさに空間芸術と言えるでしょう。

「空間に彩りを与えたい」「より良い空間を作り上げたい」など、その空間の魅力を引き上げたいなら、フラワーアーキネクト垂見氏が代表を務める株式会社ラダックに一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。