ー創業当時の秘話や創業の経緯などについてお教えください。

檜山会長:
秀光ビルドの社名には、わたしの両親の名前が1文字ずつ入っています。


その理由は、家族のために一生懸命、誠実に働いて育ててくれた両親の名前に恥じることなく、初心を忘れることなく、信念を貫ける会社にしたい。また、嘘のない仕事ができる会社を作りたいという想いからです。

ー貴社の商品の中でも特に強いこだわりや力を入れている点がございましたら、お教えください。

檜山会長:
家の価格が決まった後で装備やインテリアなどの項目を追加され、結局、支払いは最初の予算よりも増えてしまった……という話、よく聞きませんか。

建築業界では、付帯工事費や諸経費などを含めず、本体価格だけを提示することが一般的です。

そのため、後から本体価格に付帯工事費などの費用がプラスされ、最終的には驚くような価格になってしまうことも少なくありません。

そんな住宅業界の常識を変えたのが、秀光ビルドの「コミコミ価格品質」です。

弊社の商品である注文住宅・規格住宅は、家を建てるために必要な申請や工事、生活に必要な設備はもちろん、保証やアフターサービスまですべてが標準装備。

秀光ビルドの家づくりは、設備も価格も「叶える家」なのです。

ー貴社の商品のターゲット層についてお教えください。

檜山会長:
子育て世代から老後のお住まいまで、幅広いお客様にご依頼いただいております。

ローコストハウスメーカーとして、適正価格にこだわり、家づくりの幸せをすべてのご家庭へお届けしたいという想いから「価格」「安心」「品質・性能」にこだわることで業界トップクラスのフェアプレイヤーを目指しています。

最近では非住宅物件のご依頼も増えています。

ー「建築費用が安い」「施工スピードが早い」という情報がございますが、実際はいかがでしょうか。また、その理由などをお教えください。

檜山会長:
着工から完成までの速さによく驚かれます。

ローコストでご提供できる理由は「年間このくらいの数を仕入れるので安価にお願いします」と、各協力業者様に直接交渉させていただいていることにあります。

これにより、大幅なコストダウンが可能となり、結果、お客様に安く提供できるのです。

たくさんの住宅を建てることで協力業者様へも還元でき、業者様もスピード感のある工程に対応してくださるという訳なのです。

ー住宅は金額が大きいためお客様の期待も大きく、その分クレームや不満をいただくこともあるかと存じます。クレームが起きた時の対処やお客様からの不満を集める仕組みなどあればお教えください。

檜山会長:
おっしゃる通り、家は一生の買い物です。

完成を楽しみにしてくださっているお客様に不快な思いをさせてしまうことはあってはなりません。

もしそのようなことが起きたならば、各部署の責任者・統括へ情報が共有されます。
そして、解決策を考え、担当者と上長がお客様へ真摯に対応いたします。

ー視点を変えて、採用に関する質問です。貴社が求める人材像や社長の右腕として活躍するために必要な『素質』をご教示下さい。

檜山会長:
営業職、技術監督に共通して求めるのは「素直さ」、そして「勇気と覚悟」です。

営業は、次回のアポイントメントの提案やクロージングの一言を言えるか言えないかで成績に大きな差が生まれます。

また、お客様のクレーム対応も行わなければなりません。苦情を最前線で受け止める覚悟があるかどうかも重要です。

技術監督は住宅が完成するまでの約半年間、お客様と連絡を取り合います。打ち合わせや引渡しも技術監督が担当するため、お客様ととことん向き合う覚悟も必要です。

不明点を相手に聞けない、遠慮しがちな人は難しいかもしれません。人の懐に入る上手さや素直さは仕事をする上で大切な要素です。

ー社員にはどのような姿勢で業務に取り組んでほしいと考えていますか。

檜山会長:
弊社の企業理念は「自分が施主なら」です。とにもかくにもこの企業理念のもと、営業は業務に取り組んでいます。

家を建てるお客様の気持ちになれば、営業が取るべき行動は変わりますからね。

ー檜山会長からみた成長する社員の特徴とその根拠をお教えください。

檜山会長:
業務をこなしているだけではダメなんです。例えば、業界未経験で建築のことがわからなくとも「だったら自分には今なにができるか」を考えて行動する人は絶対に成長します。

目の前の業務に囚われずに「商談スペースのレイアウトを見やすくしよう」だとか「掲示物がごちゃごちゃしてわかりにくいな」とか、そんな気付きが今後に繋がったりすることってあると思うんですよ。

視野を広く持つことはいろんな場面で役立ちますからね。

ーでは、最後に貴社の今後のビジョンをお教えください。

檜山会長:
事業の展望としては、分譲住宅事業に力を入れていきたいと考えています。

ここ近年はコロナ禍であったこともあり、住宅購入希望者にも生活スタイルや家づくりに対する考えにも変化があったかと思います。

多様化する顧客ニーズに応えるべく、今期、分譲事業部の発足を予定しています。

企業は日々努力し、改革し、無駄をなくし、スピーディーに効率良く利益を上げる体質でなければなりません。これからも努力を忘れることなく邁進してまいります。

編集後記

檜山会長が言うとおり、マイホームは一生に一度の大きな買い物といえます。
そのため、施主は家づくりのパートナーとなるハウスメーカー選びに慎重です。

住んでみてどうなのか、口コミや評判を調べるでしょう。

秀光ビルドは「自分が施主なら」という企業理念のもと、家を建てるために必要なものすべてを標準装備した「コミコミ価格品質」を導入しました。

価格について不透明な部分の多い建築業界において、この取り組みは革新的であり、業界の常識を変えたと言わざるを得ません。

これらの取り組みはすべて、顧客の願いを叶えるためであり、この姿勢こそが秀光ビルドが成長を続けてきた理由の1つといえるでしょう。

今後も同社の動向から目が離せません。

企業概要

社名株式会社秀光ビルド
所在地石川県加賀市山代温泉29戊54番地(本社)
設立平成3年10月8日(1991年)
代表者名
代表取締役 会長 檜山 国行
代表取締役 社長 本間 航也
従業員数545名(2022年11月現在)
WEBサイトhttps://shukobuild.com
SNS
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事業概要木造注文住宅の設計及び施工管理