伊藤忠エネクス株式会社の概要と沿革
伊藤忠エネクスの概要
社名 | 伊藤忠エネクス株式会社 |
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本社所在地 | 〒105-8430 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号
TEL03-6327-8000 |
設立年月日 | 1961年1月28日 |
代表取締役社長 | 岡田賢二 |
株式公開 | 東証1部 |
資本金 | 198臆7,767万円 |
事業内容 | 電力・ガス事業、エネルギー・流通事業 |
伊藤忠エネクスは、伊藤忠系の燃料販売商社で、業界大手の会社ですが、エネルギーをめぐる大きな環境の変化の中で、改革とイノベーションを追求し続けています。
伊藤忠エネクスでは、2016年度に4事業グループを2事業グループに組織変更しており、また、「より良い会社・働きがいのある会社・家族や社会に誇れる会社」を実現するために従業員の働き方改革も行っています。
伊藤忠エネクスが行っている、これら目的は、事業部門間の適切な連携と経営資源の有効活用及び、生産性の向上を狙ったものです。
伊藤忠エネクスのこのような改革は常に行われており、成長を支える基盤の強化につながっています。
伊藤忠エネクスの主な沿革
1961年01月 | 伊藤忠商事の子会社を分割して設立 |
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1965年05月 | 大分九石販売株式会社(現、連結子会社株式会社九州エナジー)
の株式取得 |
1970年03月 | 宇島酸水素株式会社(現、連結子会社伊藤忠工業ガス株式会社)
の株式取得 |
1971年04月 | 資本金10億円に増資 |
1977年04月 | 株式額面変更のため、大阪市東区釣鐘町二丁目36番地を本店と
する伊藤忠燃料株式会社と合併 |
1978年02月 | 大阪証券取引所及び東京証券取引所の市場第2部に上場 |
1979年09月 | 大阪証券取引所及び東京証券取引所の市場第1部銘柄に指定される |
1983年06月 | 本社所在地を東京へ変更 |
1995年03月 | 九州忠燃株式会社(現、連結子会社エネクス石油販売西日本株式会社
を設立 |
1996年02月 | 本社を東京都目黒区目黒一丁目24番12号へ移転 |
2001年03月 | 大分県中津市の都市ガス事業を継承 |
2001年07月 | 当社社名を「伊藤忠燃料株式会社」から「伊藤忠エネクス株式会社」
へ変更 |
2004年04月 | 支社制度を廃止し事業本部制度を導入 |
2008年09月 | 本社を東京都港区芝浦三丁目4番1号へ移転 |
2012年05月 | 東京都市サービス株式会社(現、連結子会社)の株式を取得して
熱供給事業へ参入 |
2013年04月 | 電力・ユーティリティ事業本部を新設 |
2014年01月 | 本社を東京都港区虎ノ門二丁目10番1号へ移転 |
2015年03月 | 日商LPガス株式会社の株式を取得 |
伊藤忠エネクスは、日本鉱業株式会社が石油業界に進出した際に、石油製品を販売するため伊藤忠商事株式会社の子会社の伊藤忠石油株式会社を分割して設立された会社です(伊藤忠エネクスの当時の社名は伊藤忠燃料株式会社)。
日本鉱業株式会社は、かねてから伊藤忠商事株式会社と取引協力関係があったため、このような形で伊藤忠エネクスは設立されました。
伊藤忠エネクス(当時の社名は伊藤忠燃料株式会社)を設立した時の資本金は、6,000万円でしたから、この数字を見ただけで、その後の拡大発展規模を、うかがうことができます。
伊藤忠エネクス株式会社の経営理念
経営理念
社会とくらしのパートナー〜エネルギーと共に・車と共に・家庭と共に〜経営理念 | 伊藤忠エネクス株式会社
伊藤忠エネクスは、この理念のもとで、事業領域を、社会インフラとしてのエネルギーから、人を育み、くらしと心を豊にするエネルギーまでと定めています。
そして、伊藤忠エネクスは、この理念のもとで、社員の行動規範を、有徳(信義・誠実・創意・工夫・公明・清廉)と規定しています。
さらに伊藤忠エネクスは、この理念のもとで、お客様との関係、お取引先との関係、サプライヤーとの関係、社員との関係、会社・会社財産との関係、地域社会との関係、環境活動、株主・投資家との関係、そして節度ある企業行動までを規定しています。このようにして、伊藤忠エネクス社員としてのあるべき姿を細かく定めています。
伊藤忠エネクス株式会社の事業内容
伊藤忠エネクスの事業には、「電力・ガス事業グループ」と「エネルギー・流通事業グループ」の2つの事業部門があります。
伊藤忠エネクスの、これらの2つの事業グループには、さらに、それぞれ2つの部門があります。次に、伊藤忠エネクスの各々の事業グループの内容を紹介します。
伊藤忠エネクスの「電力・ガス事業グループ」
伊藤忠エネクスの電力・ガス事業グループには、LPガスから様々なスマートエネルギーまでをお届けして、快適・豊・安心なエネルギーのライフスタイルを提案する「ホームライフ部門」と、省エネルギーと快適性・経済性を追求する「電力・ユーティリティ部門」があります。
(1)ホームライフ部門
伊藤忠エネクスでは、法人企業向けだけでなく、全国の家庭にLPガスと都市ガスの供給をするとともにリフォーム(キッチン、お風呂等)のサービスも行っています。
そして伊藤忠エネクスでは、太陽光発電システムやエネファームと呼ばれる家庭用燃料電池、さらに、家庭用リチウムイオン蓄電池システムなども取り扱って、快適性・豊かさ・安心を感じることができる生活環境を提案しています。
(2)電力・ユーティリティ部門
伊藤忠エネクスは、2010年に電力小売事業を始めています。そして、2011年、2012年にかけて工場向けなどの電熱供給事業を子会社としてグループに迎え入れることで伊藤忠エネクスの事業の拡大を図っています。
伊藤忠エネクスが供給する電気は、電力会社の送電網を使っているため、万一のトラブルの際にも電力会社から不足した電気が補填されますので、信頼度の高い電力供給体制になっています。
伊藤忠エネクスの「エネルギー・流通事業グループ」
伊藤忠エネクスのエネルギー・流通事業グループは、商社として国内No1規模(2000個所)の系列ガソリンスタンド店でガソリン・灯油・オイルなどを販売している「カーライフ部門」と、産業用エネルギーやアスファルトなどの資材を供給して、産業や流通基盤を支える最適なエネルギーソリューションを提案する「エネルギーイノベーション部門」があります。
(1)カーライフ部門
伊藤忠エネクスでは、ガソリンスタンドを「サービスステーションからカーライフステーションに」を合言葉にして、車に関わる総合的なサービスを提供することで、販売店の収益向上と、そこを利用するお客様に魅力ある快適な空間の提供を進めています。
(2)エネルギーイノベーション部門
伊藤忠エネクスでは、石油製品・LPガス・天然ガス等や船舶燃料の販売、および交通インフラを支えるアスファルトなどの資材を販売しています。
さらに、伊藤忠エネクスでは、ディーゼル車が排出する窒素酸化物を無害化する高品位尿素水の販売や、石油製品の輸出入、石油製品タンカー船の手配や、石油製品・化学品のタンクの賃貸借なども行っています。
伊藤忠エネクス株式会社が取り組んでいるもの
伊藤忠エネクスは、生活に欠かすことのできないエネルギー製品を中心にして、産業向けから一般家庭向けまで、幅広い事業を全国規模で展開している燃料販売商社で、業界大手の会社です。
しかし、伊藤忠エネクスのエネルギーを取り巻く環境の変化はめまぐるしいほど変わってきています。そして、これからも大きな変革があることでしょう。そのような変化に乗り遅れないように、伊藤忠エネクスは将来を見据えて常に改革に取り組んでいます。
そして、伊藤忠エネクスは商社に対する固定概念にとらわれないようにして多様な人材が活躍できるような環境作りにも取り組んでいます。そのため、伊藤忠エネクスでは、最も大切な財産は「人」であるとの認識で創業時から教育には熱心に対応しており、様々な人材教育プログラムを実施しています。
このように、伊藤忠エネクスは人々の社会とくらしを支えるために、そして必要とされるエネルギー供給を続けるために、発展成長を目指している会社です。