株式会社新日本科学の会社概要と沿革

まずは、新日本科学の会社概要について説明していきます。

社名株式会社新日本科学
東京本社〒104-0044 東京都中央区明石町8-1 聖路加タワー12階
創業1957年
代表取締役会長 兼 社長永田 良一
上場証券取引所東京証券取引所 市場第一部
資本金96億7,907万400円
事業内容前臨床事業、臨床事業、トランスレーショナルリサーチ事業、メディポリス事業
(株式会社新日本科学ホームページより引用)

株式会社新日本科学の沿革

続いて、以下は新日本科学の沿革です。

2015年当社(臨床事業)を分割会社とし、株式会社新日本科学PPDを分割承継会社とする会社分割を行い、日本でのグローバル臨床試験の実施体制を構築

2012年
核酸医薬ベンチャー関連会社 WaVe Life Sciences Pte. Ltd.を設立。鹿児島県指宿市に株式会社メディポリスエナジーを設立、地熱発電事業を開始

2011年
安全性研究所:AAALAC International認証取得

2009年
米国マサチューセッツ州ボストン市にONTORII, Inc.を設立

2008年
東京証券取引所 市場第一部に市場変更

2007年
メディポリス指宿(鹿児島県指宿市)内に霊長類繁殖育成センターを設置。インドにShin Nippon Biomedical Laboratories India Private Limited設立、グループ内のビジネス・プロセスのアウトソーシング、データ・ナレッジ管理、インド市場における事業創出を開始。ハーバード大学と合弁事業を開始(Ruika Therapeutics, Inc.設立)

2006年
第三者割当による新株式発行。SNBL USA Scientific Resources Center を米国テキサス州に設立し、米国での霊長類の繁殖育成に着手

2005年
株式を1:2の割合で分割。米国メリーランド州立大学ボルチモア校内にSNBL CPC, IncのPhaseⅠ施設開設。公募による新株式発行

2004年
東証マザーズに上場

2003年
中国広東省に肇慶創薬生物科技有限公司(SNBL CHINA, Ltd.)を設立、実験動物の繁殖・飼育・検疫事業に着手、その統括会社として、香港に新医科学開発(香港)有限公司を設立

2000年
米国メリーランド州立大学との合弁会社UMI(University Medicines International),LLCを設立、国際臨床試験の受託が可能となる

1999年
SNBL U.S.A., Ltdをワシントン州に移転し、安全性研究所を新設

1998年
和歌山県海南市に薬物代謝分析センターを新設、分析および薬物動態試験を受託開始

1997年
臨床開発研究所を新設し、臨床第Ⅱ・Ⅲ相試験の受託準備に着手

1996年
医薬品の電子化申請サポート業務の受託開始

1993年
医療機関シーピーシークリニックと提携し、臨床薬理試験受託事業を開始

1991年
米国支社をSNBL U.S.A., Ltd.として分社。英国支社をSNBL Europe, Ltdとして分社

1990年
欧州の営業拠点として、英国支社をロンドン郊外に開設

1989年
関西地区の営業拠点として大阪支社を大阪市淀川区に開設

1988年
米国の営業拠点として、米国支社をメリーランド州に開設

1983年
GLP対応の安全性試験開始、研究棟増築

1982年
GLP (Good Laboratory Practice)「医薬品の安全性に関する非臨床試験の実施の基準」施行に備え、大動物試験研究棟を拡充、小動物試験施設を新設、オンラインコンピュータシステムを導入

1980年
鹿児島郡吉田町に安全性研究所を新設し、あわせて本社を同所に移転

1977年
東京都中野区に東京研究所(病理センター)を設立

1974年
商号を株式会社新日本科学に変更

1960年
日本で最初の受託研究機関として安全性試験(前臨床試験)の受託開始

1957年
鹿児島市に南日本ドッグセンター(動物病院併設)を創業
(株式会社新日本科学ホームページより引用)

■新日本科学の沿革の要点
新日本科学は、1957年に南日本ドッグセンター(動物病院併設)を創業したところから始まりました。その後新日本科学は、1960年に日本で最初の受託研究機関として、安全性試験(前臨床試験)の受託を開始します。そして新日本科学は、2004年に東証マザーズに上場、2008年には東京証券取引所市場第一部に市場変更し、勢いを増していきます。2015年に新日本科学は、日本でのグローバル臨床試験の実施体制を構築し、現在もますます拡大しています。



株式会社新日本科学の経営理念

また、前臨床試験受託において第1位の企業である新日本科学は、以下のような経営理念を掲げています。

■経営理念
会社と社員が共に成長する職場であり続ける。

一、 新日本科学は、大欲を持って事業を行います。
二、 新日本科学は、社会に貢献する組織作りに努めます。
三、 新日本科学は、利益を社会と株主に還元できる経営を行います。
四、 新日本科学は、新規事業のリスクを恐れず、勝利するまで挑戦し続けます。
五、 新日本科学は、経営方針を明確に示し、全社員に共通の目的意識を持たせます。
六、 新日本科学は、明確な指揮命令系統と機動力のある柔軟な組織を創ります。
七、 新日本科学は、ガラス張りの経営を行い、情報の共有化ができる職場環境を創ります。
八、 新日本科学は、経営者マインドと卓越した能力を持つリーダーを養成します。
九、 新日本科学は、いかなる困難があっても、事業の自己責任を完遂します。
十、 新日本科学は、自らレセプターの感受性を高め、自己実現を達成します。
十一、 新日本科学は、顧客とこころのシンクロナイズを徹底して維持します。
十二、 新日本科学は、人類の健康・保健・医療に貢献する企業を目指します。

(株式会社新日本科学ホームページより参照)

このように上記の経営理念を見てみると、新日本科学は人間関係、会社、社会に対して細かな配慮をしていることが分かります。新日本科学の社員は事業に対しての強い責任感を持ち、顧客とのコミュニケーションも大切にしています。また、新日本科学は現状に満足することなく、新たな挑戦を続けて医療の発展に貢献していることも分かります。そういった取り組みにより新日本科学が発展し、事業を通して社会貢献をしていきたいという思いが窺えます。新日本科学は命に関わる事業を展開していることを自覚し、人類を苦痛から解放することを使命としています。



環境、生命、人材を大切にする会社であり続ける株式会社新日本科学!

これまで紹介してきたように、新日本科学は人類を苦痛から解放することを使命として、事業を展開してきました。日本で初めての医薬品開発の受託研究機関として、新日本科学はこれまで日本の医療に貢献してきました。新日本科学は日本だけに留まらず、アメリカや中国、カンボジアなどグローバルに事業を展開しております。そして新日本科学は、今では世界中の創薬ニーズに応え、医療の研究開発のためのサービスを提供しています。これまでの実績に満足することなく、新日本科学は新たな挑戦を続けてきました。これからも新日本科学は、人類の医療のために挑戦を続けていくことでしょう。

医療技術の向上や創薬を支援し、社会貢献してきた新日本科学の今後の活躍に注目ですね!