スターゼン株式会社の企業概要と沿革
■スターゼン株式会社の企業概要
社名 | スターゼン株式会社 |
---|---|
本社所在地 | 東京都港区港南2-5-7港南ビル |
設立年月日 | 昭和23年6月17日 |
代表取締役社長 | 中津濱 健 |
株式公開 | 東証1部(8043) |
資本金 | 110億2,777万円 |
売上高 | 3,044億円(連結) 200億円(単体)(平成27年度) |
従業員数 | 2,314名 |
事業内容 | 食肉の加工、販売、食肉製品・食品の製造販売等
|
■スターゼン株式会社の沿革
昭和23年6月 | 全国畜産協同組合を母体に全国畜産株式会社(スターゼンの前身)を設立(資本金750万円) |
---|---|
昭和30年10月 | オーストラリアより初めて冷凍牛肉の試験輸入を行う |
昭和35年3月 | 牛・豚部分肉の規格化を日本で初めて実施 |
昭和37年3月 | 横浜工場においてハム・ソーセージの製造開始 |
昭和37年11月 | 東証2部へ株式上場 |
昭和45年6月 | 社名を株式会社ゼンチク(スターゼンの前身)に改称 |
昭和52年9月 | ゼンチクが東証第1部へ上場 |
平成10年5月 | 各地の食肉加工工場を統合し、株式会社スターゼンミートグループを設立 |
平成11年4月 | 社名をスターゼン株式会社に変更 |
平成12年2月 | スターゼンがローマイヤ株式会社と資本並びに業務提携 |
平成15年2月 | スターゼンが国産牛の生産履歴情報システムを確立 |
平成16年6月 | スターゼンが国産豚肉の生産履歴情報システムを確立 |
平成16年10月 | スターゼンいわき営業所が流通業では国内初のSQFの認証を取得 |
平成17年7月 | スターゼンが麺類の生産販売を行う株式会社青木食品を設立 |
平成19年7月 | スターゼンが輸入食肉卸売事業を分社、スターゼンインターナショナル株式会社を設立 |
平成20年10月 | 国内食肉卸売事業を分社化。スターゼン北日本販売株式会社、スターゼン東日本販売株式会社、スターゼン西日本販売株式会社、スターゼン南日本販売株式会社の4つの販売会社を設立。スターゼン株式会社は事業持株会社となる |
平成21年6月 | スターゼンヨーロッパ社を設立 |
平成22年7月 | スターゼンが株式会社キング食品を子会社化 |
平成22年7月 | 食肉・食品の加工販売を行うスターゼン広域販売株式会社を設立 |
平成22年10月 | 株式会社スターゼンミートグループが社名をスターゼンミートプロセッサー株式会社に改称 |
平成24年 | スターゼンがローマイヤ株式会社を株式交換により完全子会社化 |
平成25年4月 | スターゼン東日本販売と北日本販売、西日本販売、南日本販売を合併し、スターゼン販売株式会社を設立 |
平成25年10月 | スターゼンシンガポール社を設立 |
平成26年4月 | スターゼンが林兼産業株式会社と業務提携 |
平成27年6月 | スターゼンミートプロセッサー株式会社加世田工場がSQFの認証を取得 |
平成28年5月 | スターゼンが三井物産株式会社と資本業務提携 |
平成28年8月 | スターゼンが株式会社ニックフーズを子会社化 |
平成28年8月 | スターゼンが帝神畜産株式会社と業務提携
|
スターゼン株式会社の経営方針
■ スターゼンの経営ビジョン
「食を通して人を幸せにする生活関連企業」
スターゼンは、これまで「安全」で「おいしい」食肉を消費者にお届けすることにより、消費者の健康増進に貢献することを目標にしてまいりましたが、外食(家の外で食事をすること)、中食(外で惣菜や弁当を買ってきて家で食べること)、内食(家で調理して食べること)、全ての食の消費形態が変化し、また食品安全表示などに代表されるように、日本の食生活事情は大きな変化の時代を迎えています。スターゼンもそれに応えるべく、食肉はもとより、さまざまな食品の開発、販売、情報発信に取り組んでいく必要を感じています。この取り組みにおいて、スターゼンの経営ビジョンとして、「食を通して人を幸せにする生活関連企業」を掲げ、積極的な事業展開と内部組織の充実化を進めています。
具体的に、人が美しく健康になるための商品のコンセプトとして、以下の3つの機能を徹底してまいります。
・ 製造する機能:製造する製品・商品が、安全、確実、正確(情報)であることを追求する機能
・ 調達する機能:既存取引先、国内ばかりでなく海外を視野に入れ、生活関連商品を調達していく機能
・ 販売する機能:未開拓であった食料品関連分野など、新しいチャンネルへの積極的な展開アプローチを追求する機能
■ スターゼン株式会社の経営理念
・ 得意先第一主義:スターゼンは全てのステークホルダーへの社会的責任を果たすことを使命として認識しております。特にスターゼンを信頼いただき、お取引いただけるお得意先様の成長のために何をすべきかを常に考え、お得意先様の満足度向上に努めております。
・ 環境の整備;常に安心・安全な商品を提供することにより社会から必要とされる企業であり続けるために課題解決に向けた風通しの良い組織風土づくり等、自律的に成長できる環境を整備します。
・ 一体感:チームスターゼンとして最大限の力を発揮すべく、社員一人一人が自己責任を果たす部分最適とグループ各社が一丸となって業績拡大を図る全体最適の考え方を実践します。
スターゼン株式会社の商品群
食肉 | 銘柄牛 北海道産サロマ黒牛を初め全国15銘柄
銘柄豚 北海道産ホエイ豚を初め全国16銘柄 銘柄鶏 みやざき地頭鶏を初め全国19銘柄 副生物 スタミナわっしょいポーク&ビーフ、とんそくタレ入り、豚白、味百味 |
---|---|
ハム・ベーコン | 国産豚肉使用熟成ロースハム
国産豚肉使用熟成モモハム 国産豚肉使用熟成ベーコン 国産豚肉使用熟成ベーコンブロック |
ソーセージ | 国産豚肉使用熟成あらびきウインナー
国産豚肉使用熟成あらびきチョリソー ポークグリラー ヴァイアスヴルスト ミュンヘナーヴルスト リオナソーセージ ランチョンミート ボローニアチーズ モルタデラ |
加工食品 | シェフレディーふっくらやわらかハンバーグ
シェフレディーチーズインハンバーグ 味満苑豪州産牛サイコロステーキ 味満苑豪州産牛やわらか焼肉 味満苑牛やわらかサイコロステーキ |
スターゼン株式会社の安全・安心への取組
スターゼンの食を扱う上で最も重要な安全・安心への取組は、極めて厳格に行われています。
スターゼンは食肉の調達から商品出荷に至るまで、すべての工程において厳格な衛生検査、管理体制を敷いています。
1、 調達:厳選した産地から新鮮で安心な食肉の調達
2、 加工・製造:徹底した衛生管理のもとで処理加工
3、 検査:厳格な衛生検査、管理体制を敷いています
4、 販売:適格に厳選された商品の供給
スターゼン株式会社の特色
国内食肉業界のリーディングカンパニーであることが挙げられます。現在業界での売上高ランキングでは第4位、上位には日ハム、伊藤ハム、プリマハムなどがいます。業界はこの4社が突出しています。そして安定的で強固な経営基盤があり、これも特色の1つです。
生産から、販売まで一貫したシステムが構築されていることも特色です。徹底した食品の衛生管理が社内で一元的に可能です。
徹底した実力主義が企業風土として定着しています。努力し実績を挙げれば確実に待遇のレベルアップにつながります。
そして、人材育成に関して大変熱心であることです。新入社員を初め、階層別、職制別研修などは非常に活発です。
スターゼン株式会社 まとめ
スターゼンはさらなる成長、拡大のために、成長戦略の具体的戦略を発表しています。盤石な経営基盤の上に、積極的な施策を実行して、さらにシュアーの拡大と経営の安定化を行おうとする目論見です。
1つは、食肉加工機能強化で付加価値向上による販売量の拡大。2つ目は海外事業の拡充、日本国内への供給拠点の確保、スターゼンの食肉商品の海外展開、将来の関税低減を見込んだコストメリットの追求。そして3つ目は人材の確保と業務改革です。
これらの戦略を実施することにより数値目標として2019年3月期は、売上高3,600億円、営業利益53億円を当面の目標としています。