株式会社くらコーポレーションの概要と沿革
まず、くらコーポレーションの基本情報は以下の通りです。
【くらコーポレーションの概要】
社名 | 株式会社くらコーポレーション |
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本社所在地 | 大阪府堺市中区深阪1-2-2 |
設立年月日 | 1995年(平成7年)11月1日 |
代表取締役社長 | 田中 邦彦 |
株式公開 | 東証一部上場(証券コード:2695) |
資本金 | 20億532万円 |
事業内容 | 回転寿司チェーン[無添 くら寿司]の経営
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くらコーポレーションは、大阪に本社を置いています。現在では大阪の狭山市、関東圏では埼玉県、九州は福岡県にも事務所を構え全国展開の拠点にしているようです。くらコーポレーションが運営する『無添くら寿司の』店舗数は350を超え、増加の一途を辿っています。それに伴い、くらコーポレーション の正社員数は1000名を超えています。パートやアルバイトを含めると、優に1万人を超える東証一部に上場を果たしている大企業様です。
では、くらコーポレーションがどんな歴史を歩んできたのかを沿革としてまとめていきます。
【くらコーポレーションの沿革】
昭和52年5月 | 一般的な寿司店として堺市に開店 |
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昭和59年7月 | 「100円で本物」をキャッチフレーズに「回転寿司くら」を開業
それまで大型店としては存在しなかった直線型タイプの回転寿司を導入 |
平成2年3月 | 株式会社くら寿司設立 |
平成7年7月 | 本部、深阪工場完成 |
平成7年11月 | 株式会社くらコーポレーション設立 |
平成9年2月 | 時間制限管理システム導入 |
平成11年4月 | 自動廃棄システム導入 |
平成12年12月 | ビッくらポン導入 |
平成13年2月 | タッチでポン導入 |
平成13年5月 | 株式上場(ナスダック・ジャパン(現ヘラクレス)) |
平成14年11月 | タッチで注文導入 |
平成16年10月 | 東京証券取引所市場二部上場 |
平成16年12月 | ISO9001認証取得(平成18年非更新) |
平成17年10月 | 東京証券取引所市場一部上場 |
平成18年4月 | 狭山事務所、狭山研修センター完成 |
平成18年12月 | 関西100店舗達成 |
平成20年10月 | 関東100店舗達成 |
平成21年9月 | アメリカ初出店(アーバイン店/カリフォルニア州) |
平成23年11月 | 鮮度くん導入 |
平成24年4月 | 業界初!果物を食べて育った「フルーティーフィッシュ」販売 |
平成24年11月 | 業界初!7種の魚介醤油「らーめん」販売 |
平成25年3月 | 業界初!7種の魚介だれ「すしやの天丼」販売 |
平成25年8月 | 業界初!まぐろの旨みを最大限に活かした「熟成まぐろ」販売 |
平成25年9月 | まぐろの熟成解凍方法にこだわった「熟成まぐろ丼」販売 |
平成25年12月 | 業界初!お店で一杯ずつ挽きたて「本格珈琲」販売
本格珈琲に合わせたスイーツを充実「KULA CAFE」ブランドを確立 |
平成26年3月 | 業界初!最高級ランクベジョータを使用した「イベリコ豚丼」販売 |
平成26年6月 | お寿司で世界初となるモンドセレクション金賞受賞 |
平成26年7月 | 回転寿司業界初!下関の老舗が監修した「国産とらふぐ」販売 |
平成26年12月 | 台湾初出店(松江南京店/台北市) |
平成27年3月 | 日本式フルバージョン店オープン(サンディエゴ店/カリフォルニア州) |
平成28年5月 | アメリカ テキサス州初進出(プレーノ店/テキサス州) |
くらコーポレーションは他社がやってきていない業界初の事業をやってきている事が一目で分かりますね!ビッくらポンなどの子供に人気のサービスや店内で挽きたてのコーヒーが飲める「KULA CAFE」など老若男女、様々なターゲット別のサービスの展開をするその姿勢は驚かされます。そして、平成26年には台湾、28年にはアメリカへの海外進出を果たしています。今後、くらコーポレーションがどんな新しいものを造るのか期待せずにはいれませんね!
株式会社くらコーポレーションの企業理念
ではくらコーポレーションがどういった理念や考えを持って企業を成長させてきたのかを見ていきましょう。
くらコーポレーションの企業理念などは以下の通りです。
【企業理念】
「食の戦前回帰」株式会社くらコーポレーションHP:企業理念より引用
これは、添加物を含まない、素材そのものの味わいを求め、「食」が安心・安全だった戦前の食卓に戻ろう、という意味の言葉です。
くら寿司では、お客様の健康を優先し、化学調味帳、人工甘味料、合成着色料、人工保存料を全食材に一切使用しない「無添」に挑戦し、戦前の食卓の具現化を行っています。
私たちは、言葉やポーズだけでなく、本当にお客様の立場にたった「食」の提供を行います。
・アイデンティティのある商品・店舗づくり
くらコーポレーションは、社会に対してアイデンティティ(独自性・存在性)を明確にプレゼンテーションする企業です。
「Food Revolution = 食の変革」を目指し、事業を展開していきます。
・存在価値の創出・提供
存在価値とは何か、商品で言えば、他にないものを創りだすこと。
店舗であれば、独自のシステムを創りだすこと。
くらコーポレーションは回転寿司業界の中では後発企業ですが、独自性・存在価値を追求し、発展を続けています。先発企業に学ぶものは少なく、回転寿司事業における商品・店舗・運営方法に先進的なオリジナルシステムを導入。
新しい何かを常に創りだしていくマネージメント環境のものと、明確な存在価値を創出し、提供し続けます。
・食の本来あるべき姿を提供する
くらコーポレーションのコンセプトは「安全・美味しい・安い」。
私たちは、創業時から「コピー食材を一切使わない」「新鮮」「全皿100円」を貫き、さらに、全食材から化学調味料、人工甘味料、合成着色料、人工保存料を除去することに取り組み、お客様の立場になり、外食産業のあるべき姿を具現化することで、お客様の絶大な支持を得ています。
くらコーポレーションの企業理念を見てみますと、まず印象に残るのはやはり食の安全安心へと繋がる『無添加』へのこだわりです。近年では、味へのこだわりに走るばかりに化学調味料を使ったり、少しでも長く保存できるようにと人工保存料を使うなどが当たり前になってきてしまっています。便利なもの、良いものを作ろうというあまりに忘れられがちだと思います。ですが、くらコーポレーションはその「無添加」への徹底したこだわりをもっています。『無添くら寿司』と店名にまで入れているところからもお分かりいただけると思います。そして「無添加」という食の原点へのこだわりを見せる一方で、新しいものを創造することも忘れてはいません。くらコーポレーションは独自性を求め、他にないものを作り出し、他にないサービスを提供する。そんな姿勢がくらコーポレーションの企業理念を見る限り伝わってきました。
株式会社くらコーポレーションが目指すは食の原点、無添加へのこだわり。
如何でしたか?くらコーポレーションの「食」へのこだわりが少しでもお分かりいただけたと思います。「無添くら寿司」を展開するくらコーポレーションは、数多ある飲食店の中で独自のサービスを追及し続けてきました。その理由は、消費者の立場にたったサービスを求めた結果であるのだと感心させられました。これからも食の安全という原点を忘れずに、さらなる驚かされるサービスに期待したいものですね!