part.8 両社の今後とコラボレーション

社長対談 第3回のゲストは、幻のスポーツカー『トミーカイラZZ』を復活させ、多様なEV(電気自動車)開発に挑むGLM株式会社の小間 裕康氏と、世界初、民間商用の超小型人工衛星を開発する東大発ベンチャー、株式会社アクセルスペースの中村 友哉氏。
新進気鋭の経営者が語る、ものづくりベンチャーの挑戦と可能性。その秘めたる想いに迫ります。

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両社の今後とコラボレーション

【ナレーター】
ここでお二人に、「ずばり2016年のテーマは」という質問に対して、それぞれお答えいただきました。

【中村】
「伸びる」。漢字一文字で書いて頂きましたけれど、これは字のままかも知れませんが、具体的にどのような意味でしょうか。

【小間】
丁度我々、車ができて、ベースの売上ができてきたところなので、クオンタムリープするということもあって、急展開、急拡大というのを、今のチームで達成したいという想いも持っています。

【中村】
いいですね。私は「グローバルな知名度アップ」ですね。今年は、ウェザーニューズさんの衛星の打ち上げはあるんですが、今、3基の衛星の打ち上げが来年ということで、まさに伸びるのは来年にしようかなと。目標ですね。

我々のテーマは宇宙じゃないですか。宇宙には国境がないんで、お客さんは日本だけじゃないんですよね。当然ながらグローバルにビジネスをしていかないといけないと。しかも日本ってインフラが発達しているので、日本で衛星が使われることって結構限られるんですね。でも今後伸びてくる。

海外の発展途上国、そういったところは非常に使い道が広くて、そういったところにどんどん使っていってもらうことが大事なんですよね。そういった意味で、日本で超小型衛星を非常に低コストでつくって、地球の撮った情報を提供してくれるところがあるってまずは知ってもらって、どんどん仲間に入ってもらうことが必要だなと思っていまして。グローバルにネットワークをつくっていくことが今年の我々のテーマだと思っています。

【小間】
日本発ですね。

【中村】
そうですね、世界ですね。

【小間】
世界ではマーケットもありますし、出たら違いますよね。

【中村】
全然違うと思いますね。考え方も違いますし、カルチャーが違うといいますか、先ほど小間さんも海外でのペネトレイトの仕方が違うっておっしゃいましたけど、正にそうで。そんな中でそれぞれのニーズに合ったサービスをどう提供できるかということがやっぱり真剣に考えていかないといけないし、そうすることで、初めてお客さんが付いてくれるということもありますよね。

~もしコラボするなら?~
【中村】
車はコラボできる領域の一つだと思っているんですよね。

車って、最近はIOT化が進んできて、色々なセンサーが組み込まれていて、ネットに直接繋がると。情報が位置情報だけじゃなくて、渋滞情報が、車同士が通信することで分かると、そういった世界になりつつあるじゃないですか。でもそれって、やっぱりミクロのデータなんですよね。

ある地点の、周囲何メートルがどういう状況かということだと思うんですけれど、衛星から見ると、マクロ的に知ることができると、それを組み合わせることによって、それぞれのデータの意味というのが明らかになってくることもあるんじゃないかなと思っていて。

今ビッグデータとか、人工知能とかのデータの技術が流行っているじゃないですか。そういったそれぞれの車が持っている情報と、上から見た俯瞰した情報を上手く組み合わせることによって、新しい価値を生むのではないかなということを考えていて、私は車と宇宙っていうのは、今後色々な形で協力するといいますか、コラボできるんじゃないかなと個人的には思っていますね。

【小間】
便利になるものと、楽しくするものという二つの考え方があるじゃないですか。楽しくする方でも何かやりたい、折角少量なので、我々の限られたユーザーや今限られたマーケットでやっている、ここで出てくる情報と、限られた衛星のデータからリンクさせて常に宇宙とつながっているんだというような、遊びのようなものをつくりたいですよね。

【中村】
良い視点だなと思っていて、最近だと、我々はコストを百分の一にしたので、そうすると、数億だといわゆる広告費とかと同じくらい、出せる額になってきたということで、宇宙もエンタメに使っていきましょうという動きが出始めてるいるんですよね。

例えば一つ例を挙げると、人口流れ星をつくろうという計画があるんですね。宇宙から、金属の小さい球を放出して、それが大気圏に突入する時に燃える、それを見るという壮大なプランなんですけど。

【小間】
花火みたいですね。

【中村】
宇宙花火ですよね。流れ星が予測できる訳ですよ。何時何分にどっちの空に見えますよと。それをイベントに使う。車には結びつきませんけれど、そういった形でエンタメに衛星が使われ始めようとしているところがありますね。

【小間】
限られたお客さんだけそこに行けるとか。

【中村】
例えばそういう使い方ができるかも知れないし、上手くそういう形で、車を持っているからこそ楽しめる何か、衛星を使ったサービスがあっても面白いかも知れないですね。

【小間】
いいですね。

【中村】
また考えましょう。是非 。

【小間】
是非是非。

GLM株式会社 代表取締役社長 小間 裕康

EV(電気自動車)を開発する京大発ベンチャー。「幻のスポーツカー」と呼ばれる『トミーカイラZZ』をEVとして復活させた。2015年8月、VCなどから総額17億円の資金調達を行う。
小間氏は2010年にグリーンロードモータース(GLM)を設立。国内のベンチャー企業で初めて、EVスポーツカーでの認証を取得した。

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この社長のもとで働きたい
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株式会社アクセルスペース 代表取締役 中村 友哉

超小型人工衛星を開発する東大発ベンチャー。世界で初めて民間商用の打ち上げに成功し、2015年11月には19億円の大型資金調達を行う。
中村氏は、東大在学中に超小型人工衛星の開発に携わり、卒業後、同専攻での特任研究員を経て、2008年にアクセルスペースを設立。

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