株式会社ムーンスターの会社概要と沿革

まずは、ムーンスターの会社概要について説明していきます。

商号株式会社ムーンスター
本社福岡県久留米市白山町60番地
創業明治6年(1873年)10月20日
代表取締役社長猪山 渡
資本金13億円
事業内容子供靴、スニーカー、紳士靴、婦人靴の製造・販売
(株式会社ムーンスターホームページより引用)

株式会社ムーンスターの沿革

続いて、以下はムーンスターの沿革です。

1873年(明治6年)初代倉田雲平 座敷たびの生産を始め、商号をつちやたび店とする。
1894年(明治27年)ドイツ製ミシンを購入、日本で初めてたび製造の機械化による大量生産を開始。
1907年(明治40年)久留米市現敷地に工場を新設、織布工場・染色・漂泊工場を併設し初めて蒸気動力機関を設備する。
1910年(明治43年)大阪支店を開設。
1917年(大正6年)つちやたび合名会社を設立し、増産体制に入る。東京支店を開設。
1922年(大正11年)地下足袋の生産を開始。
1925年(大正14年)総ゴム靴・布靴の生産を開始。
1931年(昭和6年)つちやたび株式会社を設立。
1939年(昭和14年)日華護謨工業株式会社と商号変更。
1942年(昭和17年)熊本工場を設立。
1944年(昭和19年)三潴工場を設立。
1949年(昭和24年)日華ゴム株式会社と商号変更。
1957年(昭和32年)ゴム履物JIS表示許可。
1959年(昭和34年)革靴(VPシューズ)の生産を開始。札幌支店を開設。
1960年(昭和35年)合成樹脂成型品、工業用製品の生産を開始。
1961年(昭和36年)氏家工場を設立。
1962年(昭和37年)月星ゴム株式会社と商号変更し、東京支社を開設。
1963年(昭和38年)輸出振興の功績により、業界初の内閣総理大臣賞を受賞。
1964年(昭和39年)工業技術院賞を受賞。氏家工場安全靴JIS表示許可。
1965年(昭和40年)氏家工場革靴JIS表示許可。
1972年(昭和47年)月星化成株式会社と商号変更。
1973年(昭和48年)大韓民国慶尚南道馬山市に合弁会社信興化学株式会社を設立。
創業100周年を迎える。
1985年(昭和60年)貿易貢献企業として、通商産業大臣表彰を受ける。
1986年(昭和61年)スターリフレッシュサービス株式会社を設立。
1988年(昭和63年)月星物流センターを開設。
1993年(平成5年)創業120周年を迎え、コーポレートブランド、社名ロゴタイプを改定。
つきほし歴史館を創設。
1995年(平成7年)中華人民共和国青島市に青島月星鞋業有限公司を設立。
1997年(平成9年)株式会社月星関東流通センターを設立。「ワールドマーチ」ライセンス事業を開始。
1998年(平成10年)創業125周年を迎える。台湾事務所を開設。
2003年(平成15年)創業130周年を迎える。
2003年(平成15年)中国事務所(東莞市)を開設。
2004年(平成16年)株式会社テクノ月星を設立。化成品事業を分社化。
2006年(平成18年)株式会社ムーンスターと商号変更。
2013年(平成25年)創業140周年を迎え、商品・サービスを「ムーンスター」ブランドに統一。新しくシンボルマークとロゴタイプを発表
(株式会社ムーンスターホームページより引用)

■ムーンスターの沿革の要点
ムーンスターは、1873年(明治6年)に商号を「つちやたび店」として「座敷たび」の生産を開始したところから始まりました。その後ムーンスターは、1894年(明治27年)にドイツ製ミシンを購入し、日本で初めて「たび製造」の機械化による大量生産を開始します。そして、2006年(平成18年)に株式会社ムーンスターと商号変更しました。2013年(平成25年)に創業140周年を迎え、商品・サービスを「ムーンスター」ブランドに統一し、現在もますます拡大しています。


株式会社ムーンスターの事業案内

ムーンスターの事業内容は、以下の通りです。

■多分野からの情報収集をもとに新製品の企画
ムーンスターの新しい靴を生み出す、まず第一歩は、情報を集めることから始めます。お客様から直接頂戴するご指摘の分析、インターネットリサーチ、店頭情報など、国内市場の綿密なリサーチはもちろん、海外マーケットの動向、新技術、新素材など、あらゆる分野から幅広く情報をムーンスターで収集します。ムーンスターは、このデータを多角的に検討・分析し、新製品のデザイン、色、素材などのコンセプトを組み立てます。

■新製品のデザイン画を作成
新製品の独創的なコンセプトをもとに、ムーンスターのデザイナーがコンピュータを活用して具体的なデザイン画を作成します。使われる素材、カラーリング、細部の意匠まできめ細かくムーンスターのデザイナーが検討します。ここで完成したデザインをもとに、いくつもの試作品を製作します。

■素材の研究開発
靴の素材として適しているかどうか。それがムーンスターの判断基準です。つまりたとえアパレル分野で流行の素材があっても、それが基準をクリアしていなければ、ムーンスターではその素材は選択しません。またムーンスター独自の技術力で積極的に新素材も開発。ムーンスターでは、「走査線型電子顕微鏡」などを使いミクロレベルでの厳しい分析も行います。

■身体機能の研究
ムーンスターは、理想的な靴づくりを実現するための研究も積み重ねています。ムーンスターは、ヒトの動作を医学的・運動生理学的見地から解明するバイオメカニクス(生体力学)を用いて人体の動きを徹底的に調査します。反射材を用いての動作分析、熱を感知するサーモグラフィや高感度カメラによるハイスピード撮影など最新設備で多くの科学的データをムーンスターで収集し、身体機能の分析を行っています。こうした研究から、ムーンスターの技術陣は数多くの新素材・新機能を開発、新製品誕生へのアイデアを提供しています。

■最先端の生産技術でデザインを3次元化
ムーンスターの独創的なデザインアイデアを、より履きやすい靴として具現化する多彩なノウハウに加え、一段と正確に迅速に確かな製品へと展開する靴設計専用CAD「PADSY(パジー)」、設計製図用CAD「ADRA(エードラ)」などの先端システムも装備。ムーンスターの靴づくりの可能性を飛躍的に向上しています。

■多角的な品質管理
ムーンスターは「精品主義」に則って、新製品は試作段階から使用素材を中心に徹底的に品質検査を実施します。実際に履くことで履き心地をチェックすることはもちろん、「万能圧縮引張試験機」をはじめ、各種の品質検査器で厳しい精査を行ない、様々な条件下で靴をテストしてムーンスターでは品質管理を行っています。そして、厳しい条件をクリアした靴だけが工場の生産ラインで組み立てられ、入念な最終チェックをクリアした製品だけが「ムーンスターの靴」として全国へ出荷されます。

(株式会社ムーンスターホームページより参照)

このようにして事業内容を見てみると、ムーンスターがいかに靴づくりにこだわりを持って事業を展開しているかがわかりますね!


140年以上の歴史を持ち、人々の生活に貢献してきた株式会社ムーンスター!

これまで紹介してきたように、ムーンスターは140年以上の歴史をもち、人々に足元の安心と安全を提供してきました。ムーンスターは創業当初、「座敷たび」の生産をしていました。人々の履物が靴ではなく「たび」だった頃から、ムーンスターは人々の生活に貢献してきました。現在のムーンスターは商品の企画段階からこだわり、履物としての性能を何度もチェックして開発をしています。これまでの実績に満足することなく、ムーンスターは現在も新しい挑戦を続けています。

人々に足元の安心安全を提供し、140年以上も愛されてきたムーンスターの今後の活躍に注目ですね!