カシオ計算機株式会社の企業概要

社名カシオ計算機株式会社
本社所在地〒151-8543 東京都渋谷区本町1-6-2
設立年月日1957(昭和32)年6月1日
代表取締役社長樫尾 和宏
株式公開東証一部
資本金485億9,200万円
事業内容電子機器の製造・開発・販売

カシオ計算機株式会社の沿革

1946(昭和21)年
4月
東京都三鷹市に樫尾製作所を創業
1954(昭和29)年
12月
小型純電気式計算機(ソレノイド式)試作機完成
1957(昭和32)年
6月
世界初の小型純電気計算機「カシオ14-A」商品化、カシオ計算機(株)を設立
1960年代
1960(昭和35)年
4月
東京都北多摩郡大和町(現在の東大和市)に東京工場完成
5月樫尾忠雄、社長に就任
1962(昭和37)年
3月
営業部門を新設し、代販と直販の2販売体制に移行
1965(昭和40)年
6月
(株)内田洋行との総代理店契約を解消し、同時に代理店50余社を引き継ぐ
9月メモリーつき電子式卓上計算機「カシオ001」発売
1966(昭和41)年
6月
本社を東京都北多摩郡大和町(現東大和市)に移転
9月電子式卓上計算機を海外に初輸出
1967(昭和42)年
3月
スイス・チューリヒにヨーロッパ事務所を開設
9月アメリカ・カナダ市場に進出(コモドア社へのOEM)
10月世界初のプログラムつきの電子式卓上計算機「AL-1000シリーズ」発売
1969(昭和44)年
10月
山梨県中巨摩郡玉穂村に甲府工場完成
1970年代
1970(昭和45)年
5月
米国ニューヨークに現地販売会社「カシオインク」を設立
9月東京証券取引所第2部に株式上場
1971(昭和46)年
4月
世界初のインクジェットプリンタ「タイピュータ」発表
1972(昭和47)年
8月
世界初のパーソナル電卓「カシオミニ」発売
東京証券取引所第1部に指定替え
9月大阪証券取引所第1部に株式上場
10月独ハンブルグに現地販売会社「カシオコンピュータ」を設立
1973(昭和48)年
6月
八王子工場が稼働開始
9月アムステルダム証券取引所に株式上場
1974(昭和49)年
5月
本社を東京都新宿区に移転
パーソナル関数電卓「fx-10」発売
10月電子腕時計「カシオトロン」発売
1975(昭和50)年
9月
英国ロンドンに現地販売会社「カシオエレクトロニクス」を設立
1976(昭和51)年
3月
東京都新宿区に「カシオリース(株)」を設立
7月電子式金銭登録機(ECR)「Σ-50ER」発売
12月初の複合電卓「でんクロ」(CQ-1)発売
1978(昭和53)年
1月
初の名刺サイズ電卓「カシオミニカード」(LC-78、厚さ3.9mm)発売
2月台湾に現地生産会社「台湾刻時豪股有限公司」を設立
9月自社製液晶を搭載した最初の腕時計「31-CS10B」発売
1979(昭和54)年
1月
フランクフルト証券取引所に株式上場
7月東京都西多摩郡羽村町(現羽村市)に羽村技術センター完成
日本語オフィスコンピュータ「Σ-8700シリーズ」発売
10月山形県東根市に生産会社「山形カシオ(株)」を設立
1980年代
1980(昭和55)年
1月
電子楽器「カシオトーン」(201)発売
1981(昭和56)年
1月
甲府工場にて電卓自動化生産ライン稼働
9月ソーラー電卓(SL-801)発売
10月電子辞書1号機「TR-2000」発売
11月第一回カシオワールドオープンゴルフトーナメント開催
1982(昭和57)年
6月
カシオ科学振興財団設立
11月アナログウオッチ(コンビネーションタイプ)「AQ-500」発売
1983(昭和58)年
4月
耐ショック腕時計「Gショック」1号機(DW-5000C)発売
ROMパック採用の電子キーボード「PT-50」発売
5月電子手帳1号機「PF-3000」発売
6月ポケット型液晶テレビ「TV-10」発売
11月クレジットカードサイズの電卓「フィルムカード」(SL-800)発売
1984(昭和59)年
1月
電話番号を記憶できるデータバンク腕時計発売
7月「カシオ電子工業(株)」を設立
8月手書き認識するデータバンクウオッチ「DB-1000」発売
10月MSX規格のホームパソコン「PV-7」発売
11月PD音源採用のデジタルシンセサイザー「CZ-101」発売
1985(昭和60)年
3月
超薄型デジタルウオッチ「ペラ」(FS-10)発売
4月甲府事業所にコンピュータ管理による電卓FA工場完成
液晶シャッター式ページプリンタ「LCS-2400」を発売
5月ポケット液晶カラーテレビ「TV-1000」発売
7月パーソナル日本語ワードプロセッサ「HW-100」発売
8月中国・北京に事務所を開設
1986(昭和61)年
2月
文字情報処理ができる新電卓「データキャル」発売
3月サンプリング電子楽器「サンプルトーン」(SK-1)発売
5月UNIX搭載の32ビットスーパーオフコン「SX1000シリーズ」発売
1987(昭和62)年
1月
「カシオ計算機(香港)有限公司」設立
7月東京都青梅市に「カシオマイクロニクス(株)」設立
手帳・辞書・計算機が一体になった漢字電子手帳「DK-1000」発売
8月どこにでも印字できるハンディワープロ「HW-7」発売
多彩な音色と機能が楽しめる電子ギター「DG-10/20」「MG-500/510」発売
9月液晶テレビ付きポータブルVTR「VF-3000」発売
ポータブルDAT「DA-1」発売
10月「韓国カシオ」設立
NCCグループにページャーを出荷開始
11月電子スチルカメラ「VS-101」発売
1995(平成7)年
3月
中国・広東省に電子キーボード生産・販売の合弁会社「カシオ電子(珠海)有限公司」、関数電卓と電子手帳の生産・販売の合弁会社「カシオ電子(中山)有限公司」を設立
液晶モニター付デジタルカメラ「QV-10」発売
「見えるラジオ」受信機“MR-1”発売
3色表示のグラフ関数電卓「CFX-9800G」発売
6月電波時計「FKT-100」発売
7月PHS電話機“PH-100”発売
11月中国・シンセン市に時計の部品調達・設計の合弁会社「カシオ電子(シンセン)有限公司」を設立
1996(平成8)年
1月
インド・ニューデリーにページャーの生産・販売合弁会社「カシオ バルチ モバイル コミュニケーションズ」(現・カシオインディア)を設立
6月クロックタイプの電波時計「DQD-10」発売
7月高速印刷・低ランニングコストのA3カラーページプリンタ「N4」発売
11月ハンドヘルドパソコン「カシオペア」(A-10 / A-11)北米で発売
1997(平成9)年
7月
ハンドヘルドパソコン「カシオペア」(日本語版)発売
10月サービス部門を分社し、「カシオテクノ(株)」を設立
福岡支店及び傘下の営業所・出張所を福岡カシオ(株)と統合・再編し「九州カシオ販売(株)」を設立
1998(平成10)年
1月
本社を渋谷区初台に移転
4月メガピクセルデジタルカメラ「QV-5000SX」を発売
6月Palm size PC 「カシオペア」(E-10)米国で発売
パソコンリンクウオッチ「PCクロス」発売
9月高安全暗号化システム「MDSR」を開発、発表
11月Win98ミニノートPC「カシオペア ファイバ」(MPC-101)発売
1999(平成11)年
3月
カラーPalm size PC 日本語版「カシオペア」(E-500)発売
6月執行役員制度を導入
「カシオソフト(株)」を設立
世界初のGPS機能内蔵ウオッチ「サテライトナビ」発売
7月ERPシステムを全社で導入
9月SCMシステム導入開始
2000年代
2000(平成12)年
2月
耐水・耐衝撃性を備えたcdmaOne対応携帯電話「C303CA」発売
3月腕時計型MP3プレーヤー「リストオーディオプレーヤー」(WMP-1V)発売
5月指紋認証アルゴリズム「VeriPat TM」を開発
6月時計販売会社「カシオ時計フランス(株)」を設立
腕時計型デジタルカメラ「リストカメラ」(WQV-1)発売
8月リース事業でダイヤモンドリース(株)と提携
9月ポケットPC日本語版「カシオペア」(E-700)発売
モバイル用指紋認証デバイスを開発
2001(平成13)年
4月
カシオシンガポール設立
11月ソーラー駆動の電波ウオッチ「WVA-300」発売
2006(平成18)年
2月
薄型形状にワイドQVGA液晶を搭載した携帯電話「W41CA」発売
4月オランダで現地法人「Casio Benelux B.V.」営業開始
5月スタイリッシュな1000万画素デジタルカメラ「EX-Z1000」発売
7月ノルウェーで現地法人「Casio Scandinavia AS」営業開始
9月スペインで現地法人「Casio Espana S.L.」営業開始
10月防水・耐衝撃性に優れた携帯電話「G'zOne TYPE-V」を米国ベライゾンワイヤレスに供給
11月米国で現地法人「Casio Latin America, Inc」営業開始
2007(平成19)年
6月
スリムなフルメタルソーラー電波ウオッチ「OCEANUS Manta」発売
7月NTTドコモと合弁会社「株式会社CXDネクスト」を設立
8月ネイティブ発音の英単語を10万語内蔵した電子辞書「XD-SW6500」発売
2012(平成24)年
4月
タイ・ナコンラチャシマ県の時計新工場が稼動
2013(平成25)年
1月
カシオサイネージ事業を開始
3月アラブ首長国連邦(ドバイ)で販売会社「Casio Middle East FZE」設立(2013年10月営業開始)
6月デジタル絵画事業を開
8月マレーシアで販売会社「Casio Malaysia, Sdn. Bhd.」設立(2014年1月営業開始)
2014(平成26)年
1月
「カシオ(上海)貿易有限公司」に「カシオ(広州)商貿有限公司」の営業機能を移管し、「カシオ(中国)貿易有限公司」として営業開始
7月タイで販売会社「Casio Marketing (Thailand) Co., Ltd.」設立(2014年9月営業開始)
2015(平成27)年
6月
樫尾和宏、社長に就任
以上、公式サイトより引用

カシオ計算機株式会社の事業ビジョン

「なぜ昔は、これがなかったのか?」という商品を生み出すのがカシオ計算機の目指すところであり、事業のビジョンであるといえます。人間は無限の可能性を持っているとカシオ計算機は考え、高い次元の創造活動を続けています。

本当は必要なのに、世の中にまだ存在していないものはまだまだあります。それを見つけることもカシオ計算機のひとつの仕事です。新しいものを追い求めつつも「ユーザーにとってなんの役に立てるか」と考えることを忘れません。

カシオ計算機はユーザーに新しい可能性を提供して、今までになかった体験をしてもらうことを貢献だと考えています。このようにユーザーと共に価値を守り新しい提案をカシオ計算機は提供しています。

カシオ計算機のビジョンは「世の中の期待を超える製品で新たな可能性を提供し続ける」という言葉に要約する事ができます。

カシオ計算機株式会社の経営理念

カシオ計算機の経営理念はまさに4つの字からなっています。それは「想像 貢献」です。この4つの文字がカシオ計算機の経営理念であり、モットーにもなっています。

カシオ計算機は新しいアイデアをもった製品は暮らしに楽しみをもたらし、新しい文化を創造するきっかけになると考えています。

カシオ計算機はまた、様々な側面から社会に貢献したいと思っています。

カシオ計算機株式会社の行動指針

カシオ計算機は明確な行動指針を持っている会社です。全てに対して普遍性のある必要を追求し、あるべき姿を描きます。

また、社会に役立ち、人々に喜びと感動を提供します。また、プロフェッショナルとして常に誠実に責任ある言動を貫くという信念も持っています。誠実さが欠けた世の中で、カシオ計算機のような行動指針を持っている企業は非常に貴重であるといえます。

カシオ計算機株式会社のグループ倫理

カシオ計算機がグループとして持っている倫理があります。常に「0から1」を作り出すということです。このように社会に有用な商品とサービスを開発、提供して、持続可能な発展を提供します。

また、人権を尊重することもカシオ計算機のひとつの倫理です。「世界人権宣言」を重んじており、国際的な規範を尊重しています。年齢や門地、社会的身分において人を差別しないというのもカシオ計算機の企業風土を形成しているものです。

カシオ計算機は社会との調和も重要視しています。世界を股にかけて事業を繰り広げているカシオ計算機。国によって習慣や文化、法律は大きく異なります。カシオ計算機は日本以外の国の文化や法律を受け入れ、尊重します。

カシオ計算機株式会社の事業案内、サービス紹介

カシオ計算機は品質に対して真面目に取り組む企業です。どんな環境でも確実に動くことがカシオ計算機が商品に求めることです。カシオ計算機のモノづくりに対する基本姿勢と言ってもいいでしょう。カシオ計算機は品質の点で常に妥協のないモノづくりを行っています。

カシオ計算機は独自の品質規格を策定して、プロトタイピングにより厳しいテストを行います。例えば、上の方向から堅牢性を検証するために、電子辞書の加圧テストを行います。そしてその厳しい企画をクリアしたもののみが工場での生産プロセスに進むことができます。

カシオ計算機株式会社の製品

カシオ計算機は多くのカテゴリの電子機器を製造しています。例えば時計、スマートアウトドアウォッチ、デジタルカメラ、電子楽器、電子辞書、電子文具、電卓、プロジェクターなどです。

カシオ計算機の製品はどの分野のものもかなりクオリティーが高く、多くのユーザーに信頼されています。

カシオ計算機のGショック、Baby-Gは有名ですよね。Baby-Gは特に若い女性向けの腕時計としてポピュラーな製品です。この他にもカシオ計算機は多数の腕時計を生産しています。

カシオ計算機のデジタルカメラもクオリティーが高く、多くのユーザーに利用されています。ハイスピードテクノロジーを搭載したカシオ計算機のプレミアムなデジタルカメラ「EXILIM」はスポーツ撮影などに優れたコンパクトデジカメです。

環境のことも真面目に考えるカシオ計算機株式会社

「小さく」「薄く」「軽く」「ローパワーな」を製品に追求してきたカシオ計算機は環境への負荷を小さくする習慣があります。カシオ計算機は長きにわたり積極的な環境経営に取り組んでいるんですよ。

例えば、プロジェクターには一般的に高圧水銀ランプを使います。しかし、カシオ計算機の設計したプロジェクターは世界で初めて水銀不使用を成功させました。

カシオ計算機にはこれからもユーザー目線のいい商品を生み出し続けてほしいですね。