リョービ株式会社:概要と沿革

まずは、リョービの基本情報を確認しておきましょう。

リョービ株式会社の概要

社名リョービ株式会社
本社所在地広島県府中市目崎町762
設立年月日1943年(昭和18年)12月16日
代表取締役社長浦上彰
株式公開東証一部
資本金18,472百万円
事業内容ダイカスト製品、パワーツール(電動工具、園芸用機器等)、建築用品(ドアクローザ、ヒンジ、建築金物等)、印刷機器(オフセット印刷機、印刷周辺機器等
(引用:リョービ株式会社公式ホームページ)

リョービの関連会社はアメリカ、メキシコ、北アイルランド、中国、タイにもあり海外展開している会社です。

リョービ株式会社の事業内容

ダイカスト

 国内外の300車種以上の自動車にリョービのダイカストが使われています。その特徴は軽量かつ耐久性に富み、リサイクル性に優れたアルミニウムダイカストです。 リョービは長年培ってきた技術と経験をベースに、機動力、総合力によって自動車産業を中心に高品質なダイカスト製品を提供しています。 リョービは世界トップクラスのダイカストメーカーとして、自動車産業とともに歩み続けています。

パワーツール

 本格的な住まいづくりからホビーまで、 世界中のプロ・アマチュアに愛用されている電動工具です。美しい庭づくりのための園芸用機器など、 多彩なパワーツールを提供しています。

建築用品

 ドアを静かに確実に閉めるドアクローザや、ホテルなどの室温を快適に調節する空調制御システムを提供しています。  

印刷機器

 カタログ、ポスター、雑誌、パッケージなど、印刷物をスピーディーに仕上げる高精度、多機能のオフセット印刷機を提供しています。

リョービ株式会社の企業理念

リョービの企業理念

「技術と信頼と挑戦で、健全で活力にみちた企業を築く。」

 リョービグループの企業理念は、グループの信念、理想であり、経営を進めていく上での基本的な考え方を示したものです。 技術、信頼、挑戦を事業活動の基盤とし、健全なる企業、活力あふれる企業として成長・発展し続け、社会に貢献していきます。

(引用:リョービ株式会社公式ホームページ)

リョービ株式会社の事業ビジョン

 リョービグループのダイカスト事業では、世界中の取引先のニーズに対応できる開発・供給体制のもと、グローバルな自動車部品サプライヤーになることをめざしています。 ダイカストの主な需要元である自動車市場は、国内は縮小が予想されますが、 海外は北米や中国等での拡大が期待されています。 リョービグループのパワーツール事業では、軽量、コンパクト、使い心地のよさをコンセプトに、プロ用からDIY用まで幅広いユーザーのニーズに合う、快適で付加価値の高い商品とサービスの提供をしています。海外での販売力の強化や中国にある製造子会社の生産性、収益性、品質の向上などの取り組みをしています。
 リョービグループは、「くらしごこち」をテーマに、くらしの中にゆとりと豊かさを創造する”ものづくり” を通して、人々と、 社会とそして世界との信頼のきずなを深めていく考えです。

(引用:リョービ株式会社公式ホームページ)

リョービ株式会社の事業ポートフォリオ

1943 昭和18株式会社菱備製作所≪現リョービ株式会社≫を設立
1944 昭和19ダイカスト事業 火入れ式を行い、ダイカスト製品の製造販売を開始
1954 昭和29プラスチック製品の製造を開始
1961 昭和36東京証券取引所へ上場、印刷機器事業 オフセット印刷機の製造を開始
1962 昭和37ダイカスト事業 蒲原工場≪現静岡工場≫の操業を開始
1963 昭和38建築用品事業 ドアクローザの製造販売を開始
1966 昭和41ダイカスト事業 三良坂工業株式会社≪現リョービミラサカ株式会社≫を設立
       ダイカスト事業 御調工業株式会社≪現リョービミツギ株式会社≫を設立
       釣具の製造販売を開始 ( 2000年9月 釣具事業を譲渡 )
1968 昭和43パワーツール事業 電動工具の製造を開始
1970 昭和45印刷機器事業 株式会社晃文堂≪のちリョービイマジクス株式会社≫がリョービグループに加わる
1971 昭和46パワーツール事業 株式会社東和電器≪現リョービ販売株式会社≫がリョービグループに加わる
1973 昭和48リョービ株式会社に社名変更
       ゴルフ場を経営するリョービ開発株式会社を設立
1975 昭和50コーポレートアイデンティティシステム(CIS)を導入
1983 昭和58ゴルフ用品の製造販売を開始 ( 2002年5月 スポーツ用品事業を終結 )
1985 昭和60ダイカスト事業 米国にシェラー・リョービCORP.≪現リョービダイキャスティング(USA), INC.≫を設立
       ダイカスト事業 生野株式会社を設立
1989 平成元ダイカスト事業 株式会社東京軽合金製作所がリョービグループに加わる
1990 平成 2ダイカスト事業 英国にリョービアルミニウムキャスティング(UK), LIMITEDを設立
       リョービ環境保全委員会を設置
1994 平成 6パワーツール事業 建築用品事業 中国に良明(大連)机器有限公司≪現利優比(大連)机器有限公司≫を設立
       コーポレートアイデンティティシステム(CIS)を見直し、新しいコーポレートロゴ、カラーを制定
2000 平成12パワーツール事業 北米の電動工具事業・園芸用機器事業を譲渡
2001 平成13パワーツール事業 欧州の電動工具事業を譲渡
2002 平成14パワーツール事業 オセアニアの電動工具事業を譲渡
2003 平成15リョービコンプライアンス委員会を設置
2004 平成16特定非営利活動法人(NPO法人)リョービ社会貢献基金を設立
2005 平成17ダイカスト事業 中国に利優比圧鋳(大連)有限公司を設立
2007 平成19ダイカスト事業 メキシコにアールディシーエム, S. DE R.L. DE C.V.を設立
2008 平成20リョービCSR推進委員会を設置
       リョービリスク管理委員会を設置
2010 平成22ダイカスト事業 中国に利優比圧鋳(常州)有限公司を設立
2011 平成23ダイカスト事業 タイにリョービダイキャスティング(タイランド)CO., LTD.を設立
2012 平成24印刷機器事業 リョービ株式会社がリョービイマジクス株式会社を吸収合併
2014 平成26印刷機器事業 合弁会社 リョービMHIグラフィックテクノロジー株式会社が創業
       ダイカスト事業 中国に利佑比(上海)商貿有限公司を設立
(引用:リョービ株式会社公式ホームページ)

自動車産業、私たちの豊かな生活を支えるリョービ株式会社

 いかがだったでしょうか。自動車産業にとって、リョービはなくてはならない会社です。北米や、中国ではさらに自動車産業は拡大して行くことでしょう。人々の生活を豊かにする自動車、そして様々な製品をとり扱い、技術と信頼と挑戦で、健全で活力にみちた企業を築く、そんな志をもつのがリョービです。