オリコン株式会社の概要と沿革
まず、オリコンの基本情報は以下の通りです。
【オリコンの概要】
社名 | オリコン株式会社(Oricon Inc.) |
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本社所在地 | 東京都港区六本木6-8-10 STEP六本木 西3F |
設立年月日 | 1999年(平成11年)10月1日 |
代表取締役社長 | 小池 恒 |
株式公開 | ジャスダック上場(証券コード:4800) |
資本金 | 10億9,245万円(2016年9月30日現在) |
事業内容 | コミュニケーション事業、モバイル事業、雑誌事業、データべース事業、エネルギー関連事業、データ分析結果を活用した各種サービスの提供 |
オリコンは、東京都港区に本社を置いており、現在はオリコングループの持株会社としてグループの運営を行なっています。設立は1999年となっておりますが、歴史はもっと古くオリコンヒットチャートでお馴染みの「株式会社オリジナルコンフィデンス」の創立は1967年になります。その後、データベース事業を分離、グループ化を行い現在の株式会社オリコングループとして現在は事業展開を行なっています。
それではオリコンの歴史を沿革で見ていきましょう。
【オリコンの沿革】
1999年 10月 | データベース事業及びインターネット対応の移動体通信キャリアへのコンテンツ提供等を目的として、東京都港区六本木七丁目17番16号に資本金115百万円をもって㈱おりこんダイレクトデジタルを設立。 |
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2000年 2月 | 本社を東京都港区六本木七丁目15番14号に移転。 |
2000年 11月 | 大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場に株式を上場。 |
2001年 1月 | ㈱ドリームスピナーズを株式取得により子会社化。 |
2001年 3月 | 韓国子会社Oricon DD Korea Corp.設立(㈱ドリームスピナーズ)。 |
2001年 4月 | 台湾子会社 澳立崗數位股?有限公司設立(㈱ドリームスピナーズ)。 |
2001年 6月 | ㈱オリコンを株式取得により子会社化。
商号をオリコン・グローバルエンタテインメント㈱に変更。 |
2002年 3月 | ㈱ドリームスピナーズの株式の追加取得により完全子会社化。 |
2002年 7月 | 商号をオリコン㈱に変更。
商号をオリコン・グローバルネットワーク㈱に変更(㈱ドリームスピナーズ)。 商号をオリコン・エンタテインメント㈱に変更(㈱オリコン)。 |
2003年 8月 | オリコン・メディカル㈱設立。 |
2003年 9月 | 台湾子会社 澳立崗數位股?有限公司解散。 |
2003年 10月 | パトリス・ファーブル・ジャパン㈱設立。 |
2004年 10月 | オリコン・デジタル・ディストリビューション㈱設立。 |
2004年 12月 | 韓国子会社 CINE WELCOME CO.,LTD.を株式取得により子会社化。 |
2005年 2月 | ㈱シー・ピー・ユーを株式取得により子会社化。 |
2005年 3月 | 商号をオリコン・サウンド・クリエイツ㈱に変更(㈱シー・ピー・ユー)。
パトリス・ファーブル・ジャパン㈱株式売却により連結除外。 |
2005年 5月 | 商号をオリコンDD㈱に変更(オリコン・デジタル・デストリビューション㈱)。
フランクリン・ミント㈱設立。 |
2005年 6月 | 商号をオリコン・モバイル㈱に変更(オリコン・メディカル㈱)。 |
2005年 10月 | 分社型の新設分割を行い、当社の営業の全部を承継するオリコン・マーケティング・プロモーション㈱設立。当社は純粋持ち株会社となる。 |
2006年 11月 | オリコン・ワールドエージェンシー㈱解散。 |
2006年 12月 | ORWI㈱設立。 |
2007年 4月 | 商号をORICON CNS INC.に変更(CINE WELCOME CO.,LTD.)。 |
2007年 9月 | フランクリン・ミント㈱株式売却により連結除外。 |
2007年 12月 | 商号を㈱oricon MEに変更(オリコン・モバイル㈱)。 |
2008年 5月 | ORICON CNS INC.株式売却により連結除外。 |
2008年 10月 | 商号をオリコン・リサーチ㈱に変更(オリコン・マーケティング・プロモーション㈱)。 |
2010年 2月 | 新設分割により、オリコン・リサーチ㈱の広報企画部門及びリサーチ部門を承継するオリコン・コミュニケーションズ㈱設立。 |
2010年 5月 | オリコン・モバイル・ストラテジー㈱設立。 |
2010年 8月 | オリコンMP㈱設立。 |
2010年 11月 | 商号をオリコン・ストラテジー㈱に変更(オリコン・モバイル・ストラテジー㈱)。 |
2011年 10月 | 商号をORICON NEXT㈱に変更(オリコンMP㈱)。 |
2012年 7月 | オリコンDD㈱とオリコン・コミュニケーションズ㈱を合併し、オリコンDD㈱とする。 |
2013年 1月 | 商号をオリコン・エナジー㈱に変更(ORWI㈱)。 |
2013年 4月 | オリコンDD㈱のニュース配信事業を新設分割し、新たに設立したオリコンNewS㈱に承継。
㈱oricon MEとオリコンDD㈱を合併し、㈱oricon MEとする。 |
2013年 12月 | オリコンDサイエンス㈱設立。 |
2015年 7月 | オリコン㈱とオリコン・ストラテジー㈱を合併し、オリコン㈱とする。 |
2015年 10月 | ㈱oricon MEとオリコン・エンタテインメント㈱及びORICON NEXT㈱を合併し、㈱oricon MEとする。 |
オリコンは、それぞれの時代に合ったサービスを提供をしてきていることがわかりますね。創業より行なってきたデータベース事業、そしてデータ分析事業の基盤を元に情報系に非常に強い印象を受けます。オリコンヒットチャートをはじめ、様々なランキングの提供、そして現在ではニュースサイトの運営も行なっています。常に新しいコンテンツへの挑戦をする姿勢は素晴らしいですね。
オリコン株式会社の社是
次に、オリコンの社是を見ていきましょう。
【オリコングループ社是】
・「オリコン、oricon」ブランドの価値を認識し、愛着と誇りを持つこと。オリコンHP:社是・行動規範より引用
・最適化よりも常に新しい価値の創造(イノベーション)を目指し、「今」、「時代」を見たメディア展開を積極的に推し進めること。
・自身の事業がどこでどのように利益をあげているかを熟知し、利益追求にまい進する情熱を持つこと。
・メディア事業を通して文化、消費、産業の発展に貢献すること。
・源流ビジネスであるランキング配信事業で得た社会からの信頼感こそ一番大切な資産であると認識すること。
オリコンブランドの社是を拝見すると分かるとおり、「オリコンブランド」への誇りをもっています。まだチャートが確立していなかった時代にデータの分析を行いランキング形式で公表するというこの一連の流れは、決して容易ではなかったと思います。そんな努力があったからこそ、現在の日本において音楽ヒットチャート=オリコンチャートと言われる程の浸透率と信頼を築いてきています。そして最近では新しいコンテンツにも積極的に取り組んでいる姿勢も素晴らしいです。メディアにおいて音楽だけではなく様々な文化、消費、そして産業の発展にはどう貢献できるかということを念頭に考え、社会の中の大企業としての責務をオリコンは果たしているといえます。そして長年オリコンチャートから得た経験と実績を元にこれからも様々な新コンテンツを我々ユーザーに届けてくれることは間違いないはずですね!
オリコン株式会社の事業内容
最後に、オリコングループの事業内容は以下の通りです。子会社毎に多種多様なコンテンツへ取り組んでいます。
【コミュニケーション事業】オリコンHP:事業内容より引用
Webサイトの制作・運営・広告販売
オリコン日本顧客満足度調査・データ販売およびランキング掲載サイトの運営
マーケティングソリューションの提供[株式会社oricon ME]
ニュース配信サービスの提供[オリコンNewS株式会社]
【モバイル事業】
PC・スマートフォン向け音楽配信サービスの提供
フィーチャーフォン向けコンテンツ(音楽等)配信サービスの提供
フィーチャーフォン向けサイトの制作受託
コンテンツの企画開発[株式会社oricon ME]
【雑誌事業】
エンタテインメント業界向けビジネスマガジン「コンフィデンス」の出版[株式会社oricon ME]
【データべース事業】
音楽・映像・書籍のマーケティングデータおよびランキング情報の提供
放送局向け・ECサイト向け音楽データベースの提供[オリコン・リサーチ株式会社]
【その他の事業】
エネルギー関連事業[オリコン・エナジー株式会社]
データ分析結果を活用した各種サービスの提供[オリコンDサイエンス株式会社]
ランキングといえばオリコン株式会社。長年の経験と実績があります!
日本の音楽業界の発展と繁栄に多大な貢献をしてきたオリコンですが、「CDが売れない」なんて言われる昨今では、より時代にあったコンテンツを提供しています。音楽はCDだけではなく、配信がメインになると早くから考えそれらの事業にも力を入れており、常に一歩先を考えて企業としての事業展開を行なっている姿勢には驚きですね!そしてそしてランキングなどを提供している事業だけでなくグループとして、スマホ向けのコンテンツ、雑誌やWEBサイトの製作など、多種多様な事業へ取り組み続けています。これからの日本の音楽はどうなるんでしょうね?きっとまたオリコンが新しい時代にあった我々を楽しませてくれるコンテンツを提供してくれることに期待しましょう!