オリンパス株式会社の企業概要と沿革
オリンパスの企業概要をご紹介します。この概要を見れば、オリンパスのおおよそのことはご理解いただけると思います。
オリンパス株式会社の基本情報
社名 | オリンパス株式会社 |
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本社所在地 | 東京都新宿区西新宿2-3-1 新宿モノリス |
設立年月日 | 1919年(大正8年) 10月12日 |
代表取締役社長 | 笹 宏行 |
株式公開 | 東証1部(証券コード:7733) |
資本金 | 124,500,000,000円 |
事業内容 | 精密機械器具の製造販売
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オリンパス現社長笹宏行氏は、早稲田大学大学院理工学研究科機械工学専攻修士課程修了後オリンパスに入社し、長年内視鏡の開発に携わってきた人物で、2012年から社長職に就いています。
オリンパス株式会社の沿革
オリンパスの沿革はこちらになります。
大正8年10月 | 東京都渋谷区幡ヶ谷において顕微鏡の国産化とその他光学機械の製作を目的として株式会社高千穂製作所を設立 |
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昭和11年4月 | 写真機の製造を開始 |
昭和17年6月 | 高千穂光学工業株式会社に商号変更 |
昭和19年2月 | 長野県伊那市に伊那工場(現 長野事業場)を新設 |
昭和24年1月 | オリンパス光学工業株式会社に商号変更 |
昭和24年5月 | 東京証券取引所に株式を上場 |
昭和27年5月 | 医療機器の製造を開始 |
昭和30年5月 | 株式会社高千穂商会の経営に参加、写真機の国内販売を強化 |
昭和35年10月 | 測定機の製造を開始 |
昭和38年8月 | 東京都八王子市に八王子事業場(現 技術開発センター石川)を新設 |
昭和39年5月 | Olympus Optical Co.(Europa) GmbH(現 連結子会社Olympus Europa Holding GmbH)を設立、 欧州における当社製品の販売を強化(以後、欧州各地に製造・販売拠点を設ける) |
昭和43年1月 | Olympus Corporation of America(現 連結子会社Olympus America Inc.)を設立、米国におけ る顕微鏡・医療機器の販売を強化 |
昭和44年5月 | オリンパス精機株式会社(現 連結子会社会津オリンパス株式会社)を設立(以後、国内各地に 製造関係会社を設ける) |
昭和52年3月 | Olympus Camera Corporation(現 連結子会社Olympus America Inc.)を設立、米国における写 真機の販売を強化 |
昭和55年2月 | 東京都新宿区西新宿に本社事務所を移転 |
昭和56年11月 | 長野県上伊那郡に辰野事業場(現 長野事業場)を新設 |
昭和63年2月 | 東京都八王子市に技術開発センター宇津木を新設 |
平成2年6月 | Olympus USA Incorporated(現 連結子会社Olympus Corporation of the Americas)を設立、 米国における事業基盤を強化 |
平成3年12月 | Olympus(Shenzhen)Industrial Ltd.(現 連結子会社)を設立、アジアにおける製造機能を強化 平成5年4月 東京都西多摩郡に日の出工場を新設(八王子工場を移転) |
平成15年10月 | オリンパス株式会社に商号変更 |
平成16年10月 | 映像事業および医療事業をオリンパスイメージング株式会社およびオリンパスメディカルシステ ムズ株式会社(現 連結子会社)に会社分割 |
平成17年6月 | Olympus NDT Corporation(現 連結子会社Olympus Scientific Solutions Americas Corp.)を 設立、非破壊検査事業を強化 |
平成20年2月 | Gyrus Group PLC(現 連結子会社Gyrus Group Limited)を買収し、医療事業における外科分野 を強化 |
平成23年4月 | Olympus Corporation of Asia Pacific Limited(現 連結子会社)をアジア・オセアニアの統括会社とし、同地域における事業基盤を強化 |
平成23年10月 | オリンパスオプトテクノロジー株式会社と株式会社岡谷オリンパスを合併、長野オリンパス株式 会社(現 連結子会社)とする |
平成27年4月 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社の当社を吸収分割承継会社とする吸収分割および当社 とオリンパスイメージング株式会社の合併により、医療事業および映像事業を当社に吸収 |
平成28年4月 | 東京都八王子市に本店所在地を変更
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オリンパスの社名は、ギリシャ神話のオリンポス山から由来していて、当時から世界に通用するようにという願いがこめられていました。元々オリンパスは顕微鏡の国産化を目指して創業された会社ですが、その後世界初の胃カメラを開発するなど、業界のパイオニアとして君臨しています。
オリンパス株式会社の経営理念
オリンパスの経営理念はこちらになります。
Social IN(ソーシャル・イン) 「オリンパスグループは 、生活者として社会と融合し、社会と価値観を共有しながら、事業を通して新しい価値 を提案し、人々の健康と幸せな生活を実現していきます。」企業情報:オリンパス
オリンパスでは医療機器の扱いが多いため、それだけで社会に貢献している部分が大きい会社です。オリンパス社員も自社の製品を目にする機会が多く、やりがいを感じています。
オリンパス株式会社の事業案内
オリンパスの事業内容について詳しく見ていきましょう。
医療 | 消化器内視鏡、外科内視鏡、 内視鏡処置具、超音波内視鏡 |
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科学 | 生物顕微鏡、工業用顕微鏡、 工業用内視鏡、非破壊検査機器 |
映像 | デジタルカメラ、録音機 |
その他 | 生体材料、システム開発 他
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オリンパスの主軸事業は医療で、売上の70%以上を占めています。現社長就任から特にオリンパスは医療事業に集中していく意向を出していますので、今後はこの割合が高まっていくと予想されます。ただ、カメラなどの映像事業は、このカメラをオリンパスの別事業に応用してきた経緯もあることから、なくすということはしないそうです。
医療機器のパイオニアとして世界に広がるオリンパス株式会社
オリンパスのご紹介はいかがだったでしょうか?
オリンパスといえばカメラという認識がありましたが、実際は内視鏡などの医療機器で成長してきた会社だということがわかりました。オリンパスの技術が誇る最新の医療機器は、世界中どの医療機関でも必要なものとなっていて、今後もまだまだニーズが多くあります。
このような医療機器の開発に興味がある方はもちろんですが、グローバルな活躍を望む方にもオリンパスはおすすめの会社です。