「新しい価値創造を通じて産業変革を起こし、社会課題を解決する。」をパーパスに掲げ、LTVM（LTV Marketing）（※1）により、顧客の事業成長を先導する株式会社オプト。
インターネット広告、デジタルマーケティング支援をはじめ、インハウス支援、経営支援、アドテクノロジー支援、LINEミニアプリ開発支援などから成長志向企業の事業成長を先導している。
今回は、2024年4月に株式会社オプト代表取締役社長CEOに就任した金澤大輔氏に、オプトの今後のビジョンについてうかがった。
（※1）LTVM：（Life Time Value Marketing）LTV（顧客生涯価値：Life Time Value）は、従来、あるユーザーが商品・サービスを初めて利用してから、長期的な関係のなかで、サービスを提供する企業が、当該ユーザーから得られる利益を指す。そのため、サービスを提供する企業側が「いかに一人の顧客から利益を得られるか」という視点で表現されることが多い状況にある。
オプトは、企業側が得られる利益を示す観点でのLTVではなく、これまで以上にエンドユーザーを理解し、真に顧客に寄り添った支援に注力し、エンドユーザーへの本質的な価値提供に重きを置くことで、短期利益ではなく、顧客企業の永続的な事業成長に貢献するという概念として捉え、その実現を目指す手段として、「LTVM（Life Time Value Marketing）」と名付けた。
デジタルマーケティングにとどまらず、組織体制から包括した提案力が強み
ーーまずは貴社が展開している事業内容を教えてください。
金澤大輔：
弊社はインターネット広告、デジタルマーケティング支援をはじめ、インハウス支援、経営支援、アドテクノロジー支援、LINEミニアプリ開発支援などから成長志向企業の事業成長を先導している会社です。
ーーデジタルマーケティング支援を行う企業の中で貴社の強みを教えてください。
金澤大輔：
私たちの一番の強みは、その業界やクライアント、その先のエンドユーザーを深く理解し、戦略立案から施策の実行、サービス開発までを一貫して行うことができる点です。
一般的にマーケティングやDXのノウハウは属人化されやすく、会社にノウハウが蓄積しにくいことがあります。そこで弊社では、提案した内容のPDCAをクライアントとともに早いサイクルで一緒に回し、ノウハウをクライアントに透明性高く共有することも大切にしています。
ーークライアントのエンドユーザーを知るために、どんなことを大事にしていますか？
金澤大輔：
弊社では、広告代理店としての取引のみならず、クライアントのビジネスの近くで中に入り込み、クライアントとともに事業成長を目指すサービスを展開しています。
また、デジタルにとらわれず、クライアントの事業成長に必要なものは何なのか、その本質を考え、事業や業界課題を解決することを意識しています。クライアントの課題を解決するために、弊社でも広告運用に強みのある人材や新規事業開発の経験がある人材など、事業フェーズにあわせたチームを形成し、クライアントの課題に向き合っています。
弊社にご依頼いただくことで、クライアントも成長できるような仕組みや環境づくりをしながら事業を行っています。
“近く、深く、速く、そして永く。顧客を先導するグロースリーダー”になる
ーー貴社は企業カルチャーにも特徴があるとうかがっています。
金澤大輔：
創業当時から大切にしていることとして、5BEATSというバリューがあります。
「新しい価値創造を通じて産業変革を起こし、社会課題を解決する。」というパーパスの実現に向けて、社員一人ひとりが当事者意識をもって挑戦し続け、顧客の事業成長にコミットしています。
また、そのようなカルチャーを社員とともに育むことを目的に、「New Value Forum」というグループ社員総会を年に1度開催しています。
「New Value Forum」は、弊社グループのバリュー「5BEATS」のひとつである、「新しい価値創造」を体現する取り組みに関するプレゼンテーションイベントです。
社員は自分の1年を振り返り、新しく生み出せた価値創造に関する取り組みについて、自薦・他薦で応募します。一次審査は書類をもとに、二次審査では10分間の動画プレゼンテーションをもとに審査します。2回の審査を通過した社員は、当日会場で役員と全社員に対し、10分間のプレゼンテーションを行います。
このプレゼンテーションをもとに、新規性、挑戦性、変革性の3つを審査基準として、審査員と全社員の投票によりグランプリを決定します。個の取り組みから、個人の意志と会社が掲げるパーパスやバリューを一人ひとりが重ね合わせ、弊社ならではのカルチャーを育み続けていきたいと考えています。
ーー採用についての考え方をお聞かせください。
金澤大輔：
2024年4月入社の新入社員は79名です。各案件の「当事者」として一緒に挑戦できるかということと、ビジネスの世界で「志」を持ってやり抜く姿勢を非常に重視しています。弊社では社員と幹部との距離が非常に近いため、ビジネスパートナーからも驚かれるほどです。
感謝と熱狂する心を忘れずに「真善美」を追求し続けていきたい
ーー最後に金澤社長が大切にしていることを教えてください。
金澤大輔：
好きな言葉は「感謝と熱狂」「真善美（※2）」です。「感謝」は、今までたくさんの仲間とクライアントに支えてもらってきていますから、やはり私の中でずっと忘れてはならないと思っています。
さらに各自に与えられた役割と、自身の今の生き方にいかに夢中になることができているかを問う意味として「熱狂」という言葉も大切にしています。また、社会のために自分自身の心にある「真善美」を追究することも重要だと思っています。
（※2）「真善美」真理と倫理的な善、審美的な美を表す言葉。人間の理想的な価値観を表す。
編集後記
クライアントのビジネスに深く関与し、当事者意識を持ったうえで新たな価値を提供する同社。社員一人ひとりが「クライアントの事業成長にコミットするという意識」を持っているため、持続的な成長を志すとともに、これからも歩み続けることで革新的な価値も創造するだろう。
また、マーケットが目まぐるしく変動する中でも自社事業の成長だけではなく、クライアント、広告業界、さらに社会貢献できる事業を目指し続ける株式会社オプトは今後も挑戦し飛躍し続ける。
金澤大輔／1980年、埼玉県生まれ、神奈川大学卒業。テレビ番組制作会社に入社し、ADとして従事。2005年、株式会社オプトにアルバイトとして入社してから、一貫してマーケティング職に携わる。同社の営業部から営業部長、営業本部長、執行役員、代表取締役社長兼CEOに就任。2021年株式会社デジタルホールディングス取締役兼グループCOOを経て、2024年に株式会社オプト代表取締役社長CEOに就任。
