※本ページ内の情報は2024年7月時点のものです。

「飛躍」と、誰かの「幸福」のために、本気で挑戦し続ける株式会社SALTO。2015年の創業以来、「まだ誰も見たことのない未来の創造」をミッションに掲げ、システム開発事業を主軸として確実に成長と躍進を続けている。今回は、代表取締役社長 CEOの松山純輝氏から、会社設立の背景、社長としての考え方や大切にしていること、今後の展望まで幅広く話をうかがった。

不動産、IT業界から転身し、新たな一歩を踏み出す

ーーはじめに松山社長の経歴と、会社設立の背景をお聞かせください。

松山純輝:
高校生までを青森県八戸市で過ごし、専門学校に進学するために上京し、卒業後は医療法人に就職しました。しかし自分の性格上、物事を定量的に捉えられる仕事のほうが力を発揮できるのでは、という思いから転職を決意。不動産業界・IT業界で営業経験を積みました。

2015年にSALTOを設立したのは、私の実家が不動産経営をしていて、幼い頃から身近に経営者がいたこともあり、「いつか起業したい」という思いがあったためです。現在、弊社は、顧客満足度と従業員満足度の両方にフォーカスして、常に挑戦と成長を続けています。

ーー営業時代には不動産・IT業界ともにトップセールスを獲得していますが、お客様と接するうえで大切にしていることは何ですか?

松山純輝:
どの職種にも共通することだと思いますが、お客様に「真摯に向き合うこと」と「スピード感」を大切にしています。お客様の期待以上のスピード感で、高品質の成果物を納めるということに尽きると思いますね。

状況に合わせた開発方法、チーム編成を駆使し、提案の幅を広げる

ーー貴社はどのような事業を行っていますか?

松山純輝:
お客様からシステム開発や運用などを請け負う「システムインテグレーション」を中心に、海外の開発拠点に業務を委託する「オフショア開発」、お客様のプロジェクトの開発チームを構築する「ラボ型開発」などを手がけています。オフショア開発先として、現在はベトナムのホーチミンとダナンに拠点を構えています。

また、業務提携が前提にはなりますが、資金繰りに困っている中小企業様などに向け、要望に応じて補助金申請とシステム開発をセットで提供しています。補助金に関しても高い採択率を誇ります。

ーー貴社の社風やメンバーについて詳しくお聞かせください。

松山純輝:
社名である「SALTO(サルト)」は、イタリア語で「飛躍」という意味です。一人ひとりが持つポテンシャルや成長にゴールを設けることなく、全員が目標を持ち、成長と挑戦を続けています。物事に対して、前のめりになってチャレンジする人、自己成長意欲の高い人が多い会社です。

ーー他社との違い、強みはどこにあると考えていますか?

松山純輝:
まずオフショア開発の拠点があること。それによって日本人とベトナム人の「ハイブリッド型チーム」の提案ができるのは大きな強みだと思います。オフショア開発でお客様が心配されるのは、やはり成果物のクオリティです。高品質・低コストで生産性の高い提案ができるのはハイブリッド型ならではですね。

また、弊社では「ラボ型開発」の契約形態を推奨しています。エンジニア集団がチームを組んで成果にコミットするという点を評価していただいています。

さらに、今年(2024年)の5月1日付で「お多福ラボ(株式会社お多福lab)」を傘下に収めたことで、今後はAIやDXに特化したチームの組成が可能になるので、提案の幅が広がることも強みだと考えています。

顧客・社員の満足度を高め、業界にイノベーションを

ーー今後の事業展開についてはどのような考えをお持ちでしょうか?

松山純輝:
5年後の「売上100億円、社員数1000名」を目標に、事業拡大と新たなオフショア開発先の開拓を考えています。また、請負もしくはラボ型での受注割合を増やしていきたいですね。

オフショア拠点の候補としては、現在はバングラデシュを視野に入れています。同国は国策としてエンジニア人材・IT人材の育成に力を入れているので、優秀でITリテラシーが高い人材が多いのが特徴です。

ーー貴社の採用基準や、求める人物像をお聞かせください。

松山純輝:
職種にかかわらず、「成長意欲」のある人ですね。今日より明日、明日より明後日というように、自己成長したいと願っている人と一緒に仕事をしたいと思っています。

ーー最後に、松山社長の夢を教えてください。

松山純輝:
システム業界は、契約形態などグレーな部分が多いと言われています。私たちはそんな「業界の悪しき構造を壊す」というテーマを掲げています。

システム開発や運用の請負や、ラボ型の契約形態を明確にすることによって契約の透明性が上がり、エンジニアがさまざまなフェーズで対応することにより経験値の幅も広がると思っています。今後も顧客満足度と従業員満足度の両方にフォーカスし、イノベーションを起こしていきたいと考えています。

編集後記

お客様と真摯に向き合い続け、幸福と笑顔を作ってきた松山社長。トップセールス獲得に満足することなく、新たな一歩を踏み出し、今もなお挑戦し続けている。松山社長のマインドを受け継ぎ、優秀な人材が集まる株式会社SALTOは、その社名の通り、今後もさらなる「飛躍」を続けていくことだろう。

松山純輝/1987年、青森県生まれ。幼少期からの思いである起業に向け、不動産業界・IT業界で営業経験を積む。それぞれの業界でトップセールスを受賞。最大で40名以上の営業をマネジメントし、関連する技術部を含め数百人の組織づくりを経験する。「世の中に幸福と笑顔を作る」ため、28歳(2015年)で株式会社SALTOを設立し、代表取締役社長 CEOに就任。