※本ページ内の情報は2026年2月時点のものです。

誰もが持つ「モノ」に秘められた価値を解放し、人生の選択肢を広げる。ガレージバンク株式会社が提供するモノをお金に変えるアプリ「cashari(カシャリ)」(以下、「cashari」)は、身近なモノ資産を対象としたセールアンドリースバック取引(*)を誰でも気軽に利用できる、唯一無二のサービスだ。モノを手放さずに資金化できる独自のビジネスモデルは、モノの価値を最大限に活用して人生の選択肢を広げる仕組みだ。今回、創業者で代表取締役の山本氏の熱い思いを深く掘り下げ、同社の魅力に迫る。

(※)セールアンドリースバック取引:所有する資産を売却して現金化し、直後にリース契約を結ぶことで、そのまま資産を利用し続ける取引のこと。

既存の金融ルールへの違和感から始まった創業の原点

ーー起業の原点となる問題意識と、事業構想のきっかけは何でしょうか。

山本義仁:
前職の金融機関では、法人のお客様に対するファイナンスを担当していました。そこでは幅広いソリューション提案ができるのですが、翻って「個人」を見たとき、その選択肢の少なさに驚きました。

特に、既存の金融ルールに合わないというだけでサービスを受けられず、取り残されてしまっている方々が大勢います。そうした方々が一括りにされ、機会を得られない現状を解決したいと強く思うようになりました。

なかでも20代や30代の若年層においては、そうした課題が顕著です。彼ら自身の可能性に蓋をしてしまうことなく、前向きなチャレンジができる社会の実現を目指したいと考えました。逆に、この層のモチベーションが上がらなければ、社会の活力が失われてしまうという強い危機感を抱いたのです。

当時、共同創業者が質屋を営んでおり、そのビジネスモデルに触れたことで「モノとお金をスイッチさせる機会を作りたい」と考え、現在の事業構想に至りました。

ーーその想いは今、どのような形で貴社のミッションに組み込まれているのでしょうか。

山本義仁:
弊社は「モノの価値を、みんなの"できる"に。」というミッションを掲げています。このミッションには、チャレンジを阻む障壁を取り払い、モノの価値を活用することで、人々の可能性を最大限に引き出したいという想いを込めています。弊社サービスがモノをチャレンジに変換するスイッチになることで、社会全体が活力で溢れることを目指しています。

所有物を「資産」として認識させる価値創造

ーー改めて、貴社の事業内容とサービスの強みについてお聞かせください。

山本義仁:
弊社は、オンラインでモノ資産を査定し、リースバックにより資金に変換するアプリ「cashari」を開発・運営しています。モノをただ道具として利用するだけでなく、「資産」として認識していただくことで、チャレンジに活用してもらおうと考えています。

ーー貴社サービスが提供する独自の価値はどこにあるのでしょうか。

山本義仁:
唯一無二の強みは、リースバック契約がオンラインで完結するというビジネスモデルにあります。これは国内外でもまだ類を見ないサービスです。またアプリだけで即座にモノ資産の価値をお伝えできるよう注力しており、これにより、モノの価値を気軽に資金化できるようにしています。

「"できる"で溢れる 世界をつくる」公正な仕組み

ーー経営者として、会社を運営する上で大切にされている価値観や信念を教えてください。

山本義仁:
サービス設計においては、誰もがチャレンジを諦めず、次の可能性へ踏み出すことができることを常に意識しています。これは「"できる"で溢れる 世界をつくる」という、弊社のビジョンにつながる価値観です。

「チャレンジを諦めない社会」の実現に向けて

ーー今後3年から5年で、ガレージバンクが取り組んでいきたいことを教えてください。

山本義仁:
国内では、リースバックをもっと身近で当たり前の選択肢として定着させたいと考えています。そのために、現在のWeb集客や提携に加え、今後はPR活動を強化して、サービスの信頼性を高めていくつもりです。

また、将来は海外、特に東南アジアへの展開も狙っています。フィリピンやインドネシアなどは、質屋が日常的に使われていて「モノを担保にする」文化があり、大きなチャンスがあると感じています。

ーー海外市場には、どのような可能性があるのでしょうか。

山本義仁:
新興国が急速に経済発展する過程において、個人の信用情報を測るインフラ整備が追いつかず、多くの人々が金融サービスから取り残されるという構造的な課題があると考えています。

そこで私たちは、「モノの価値」を即座に資金化できる仕組みを提供することで、この課題を解決できると確信しています。「cashari」を通じて、既存の金融システムでは評価されなかった人々に光を当て、世界中で挑戦を諦めなくて済む社会を実現するつもりです。

編集後記

山本氏の話から既存の金融システムでは十分なサポートが得られず、一歩踏み出せずにいる人々の可能性を広げたいという強い使命感が伝わる。金融のプロとして中枢で培った知見と質屋という古来の仕組みを融合させた「cashari」は、単に資金を提供するだけでなく、モノを「資産」として再認識させることで人々の意識を変革し、次の挑戦へ踏み出す力を与える普遍的な道具となるだろう。人々の「できる」を後押しする同社のユニークな挑戦は、今後国内外で大きな波を起こすに違いない。

山本義仁/1988年福岡生まれ。2011年株式会社三井住友銀行入行。法人営業を経て、人事にて人材評価・処遇管理システムの企画・開発を担当。その後、スタートアップ企業にて個人事業主向けファクタリング事業やプリペイドカード事業、保険事業の事業開発・運営に携わる。2020年ガレージバンク株式会社を創業。