※本ページ内の情報は2026年3月時点のものです。

朝日生命グループの一員として2021年に事業を開始した、なないろ生命保険株式会社。多様化する顧客ニーズを的確に捉え、「ちょうどこんな商品・サービスが欲しかった!」と言っていただけるような新しい価値提供を目指した独自の商品設計を強みとする。その象徴が、一人ひとりのお客様に寄り添い、万一の際に充実した保障を提供する「あきらめないで、いい保険。」だ。設立から破竹の勢いで契約数を伸ばし、現在は国内生保最速のペースで100万件突破を目指して急成長を遂げている。この圧倒的な成長を牽引する同社の代表取締役社長 CEO、諸橋武氏に、事業の強みから組織文化、そして未来へのビジョンについて話を聞いた。

顧客と代理店に選ばれる なないろ生命独自の商品設計

ーー貴社が掲げる商品のコンセプトや、強みについてお聞かせください。

諸橋武:
私たちは「あきらめないで、いい保険。」をブランドメッセージに掲げています。お客様に万が一のことがあった際に保険金や給付金をしっかりとお支払いできる、そうした商品とサービス体制を目指しています。また、誰でも加入できるというわけではありませんが、これまで健康上の理由で加入できなかった方々にも、きちんと告知をしていただいたうえで正当に加入できる機会を提供したいと考えています。

ーー顧客や代理店から特に評価されている商品の特徴は何ですか。

諸橋武:
たとえば、がんと診断された際に受け取れる一時金は、通常は年に1回という制限が多いなか、なないろ生命の商品は180日に1回、つまり年に2回までお支払いできる可能性があります。がん治療などでは半年に一度の処置が必要になるケースもあるため、お客様や代理店のプランナーの方々から高く評価されています。また、シニア世代のニーズに応え、従来は「定期型」が多かった骨折の保障を「終身型」で提供しました。このようにお客様の視点に立った細やかな商品改定を続けています。

ーー直近で話題となっている新商品はありますか。

諸橋武:
昨年末に発売した「なないろがん保険 盾(たて)」があります。がん治療は、診断、セカンドオピニオン、手術、その後のリハビリや緩和ケア、がんゲノムプロファイリング検査など、さまざまな局面でお金が必要になり、治療が長く続くことがあります。この「盾」は、そうした多様な局面に幅広く対応できるよう設計しました。できるだけ多くのケースでお支払いできるのが特徴です。また、喫煙者と非喫煙者で保険料に差を設け、非喫煙者の方はより割安な保険料で加入できる点も好評で、出足は非常に好調です。

国内最速で100万件へ スピード成長を支える組織文化

ーー事業運営において最も重要視されていることは何ですか。

諸橋武:
私たちの主戦場である乗合代理店の現場では、お客様のニーズに応えるため、常にスピードが求められます。「このプランはいつから提供できるのか」という問いに「3年後です」ではビジネスになりません。「来月、再来月には」という速度で応えなければ、お客様の期待を裏切ることになります。従来の生命保険会社のやり方では間に合わないため、私たちは常に迅速な意思決定と実行を心がけています。

ーーそのスピード感のある環境で働くことで、何が得られますか。

諸橋武:
なないろ生命では、担当者が練り上げた企画が、ほとんどそのままの形で役員会議に上がってきます。役員会議は単なる決議の場ではなく、全員で徹底的に協議し、最終的に私がその場で決定を下します。担当者からすれば、自分の仕事がダイレクトに会社の動きにつながるため、大きなやりがいを感じられるでしょう。もちろんプレッシャーもあると思いますが、入社して半年、1年後には自身の成長をはっきりと実感できるはずです。

事業拡大を加速させる 人材採用とサービス体制の強化

ーー採用活動についてお聞かせください。

諸橋武:
現在、毎月10名前後、新たな社員をお迎えしています。会社の規模が急拡大しているため、それに伴う組織強化が不可欠です。採用の最終面接は、どの部署であっても必ず私自身が行っています。保険業界の経験者だけでなく、まったく異なる分野から挑戦したいという意欲のある方も歓迎しています。多様なバックグラウンドを持つ人材が集まることで、会社がより強くなると信じています。

ーーなないろ生命では、どのような人物が活躍できるとお考えですか。

諸橋武:
何よりもポジティブであることです。仕事において「こうだからできない」と考えるのではなく、お客様や代理店の立場に立って「どうすればできるか」を考えて行動できる。そういう人に仕事は集まりますし、活躍できると考えています。面接では、なないろ生命の一員として共に成長していけるかどうかという視点を大切にしています。思いのある方には、ぜひ私たちの仲間に加わっていただきたいと考えています。

ーー事業規模の急拡大に伴い、サービス体制をどう強化していきますか。

諸橋武:
現在目指している保有契約100万件に達すれば、それにふさわしいサービス体制が不可欠になります。これは、今後の最も重要な課題の一つです。コールセンターの応対品質向上や、保険金・給付金の迅速かつ正確な支払い体制の整備はもちろんのこと、ITやAIの活用も進めていきます。たとえば、時間外でもスマートフォンで手続きが完結したり、チャットボットが疑問に答えたりするサービスです。こうしたお客様の利便性を高めるサービスを早期に実装していきたいと考えています。

朝日生命グループの一員として描く未来と若者への期待

ーーなないろ生命が朝日生命グループの中で担っている役割をお聞かせください。

諸橋武:
朝日生命グループには、営業職員チャネルに強みを持つ朝日生命と、乗り合い代理店チャネルで成長するなないろ生命があります。世の中には営業職員から保険に加入したいお客様もいれば、複数の保険会社の商品を比較して選びたいお客様もいます。グループとして、あらゆるお客様のニーズに応えられる体制を築くことがミッションです。その中で、なないろ生命は乗り合い代理店市場での新規契約を伸ばしていく役割を担っています。

ーー今後の事業において、どのようなビジョンを描いていますか。

諸橋武:
まずは、現在主力である第三分野、すなわち医療保険やがん保険といった病気・ケガに備える領域の商品・サービスをさらに強化し、成長を加速させます。そのうえで、次の中期経営計画では、人の生死にかかわる第一分野への挑戦や、新たなマーケットの開拓も視野に入れています。国内の人口は減少傾向にありますが、保険という領域には、まだ深掘りできる可能性があると考えています。

ーー最後に、これからの社会を担う若い世代へメッセージをお願いします。

諸橋武:
なないろ生命は、設立からまだ5年の若い会社です。これから100年先もお客様と代理店の力であり続けられる会社にしたい。そのためには、無限の可能性を秘めた皆さんの力が必要です。なないろ生命という舞台で、自分自身の力を最大限に発揮し、夢を実現してほしい。皆さんが会社と共に成長していくことで、私たちの未来は築かれていきます。皆さんの挑戦を心から歓迎します。

編集後記

設立からわずか5年。国内最速ペースで成長を続けるなないろ生命の原動力は、徹底した顧客視点にある。その根幹にあるのは、顧客の痛みに寄り添う真摯な姿勢と、それを即座に解決策へと昇華させる実行力だ。諸橋氏の言葉の端々からは、現状に満足することなく常に高みを目指す強い意志と、未来を担う若い世代への温かい期待がうかがえる。保険業界に新風を巻き起こす同社の挑戦は、まだ始まったばかりである。

諸橋武/1965年9月25日生まれ。1988年に慶應義塾大学商学部を卒業し、朝日生命保険相互会社に入社。人事部長、執行役員 代理店事業本部長、執行役員(事務企画部 契約医務部 お客様サービス部 保険金部 企業保険部 代理店業務管理部 デジタル戦略企画部 担当)などを経て、2024年4月になないろ生命保険株式会社 代表取締役社長に就任。