株式会社ドリコム ブログシステムから携帯コンテンツ、モバイルゲームを展開するベンチャー企業 株式会社ドリコム 代表取締役社長 内藤 裕紀　

価値観(新しいサービスを作る)

【内藤】

基本の想いは、『新しいサービスを創っていきたい』。新しければいいのかというと、例えば、iPodとかニンテンドーDSは出すときからすごいな！今までとは違うな！と。

新しい商品とかサービスを見つけた時、触った時に感動ってすごくある。エンターテイメントっていうのは『感動』に近いなと思っている。そこを現す単語として、always creative,all innovative「いつも創造的に、すべて革新的に」。発明家として、新しい価値を生んでいきたい。challenge to change「変化への挑戦」というところも、iPodの登場も、今まではMDとか、文化に大きな変化をもたらすわけじゃないですか、ダイナミックな発明というのは変化をもたらす。変化へチャレンジしていくという事は、そういったものを生み出していける視点なんじゃないかな。『新しいサービスを創っていきたい』というのが主軸。ここに対してのビジョンが3つあるという事です。

『新しいサービスを生む』ということは、空白が多い業界がいいなと思ってまして。創業当時、インターネットのサービスって、新しいサービスが日々生まれるくらいに空白だったので、何十年、百年という歴史から見ても、「このタイミングはなかなか無いな」という感覚が強かったですね。あのときに起業しようと思ったら、「ITしかない」という感じが強かったですね。

サイバーエージェントの藤田社長に「上場というのは、タイミングだ」というような話を受けて、僕の中では、上場するというのは、企業がこうなれば、いつでも上場できるような状況になっていて、「いつ上場しようか」、「そろそろしようか」と、スケジュールを組むみたいな感じに思っていた。でも、藤田社長は「タイミングだ」と、追い風がいっぱいある方が良くて、「タイミングを逃したらいつまで経っても上場できない」という話をされたのは、すごく新鮮でもありましたし、「あぁ、そうなんだ」という感じも強かったですね。