株式会社ネクストジェン 次世代通信網『ＮＧＮ』の制御システム開発。VoIP/SIP技術のパイオニア 株式会社ネクストジェン 代表取締役社長 大西 新二　

歴史(創業以来一貫して「挑戦」するDNA集団)

【大西】

ずっと会社を興した頃から、毎年毎年挑戦ということでやっております。

初期の頃は世の中の(通信)インフラでも、IP電話というものはまだまだ普及していなかった。インフラを大きく変えなきゃいけない時代でしたので、その数年間は大きな目標を立てて実行する(ことをやってきた)。

「日本で初めて」みたいなソリューションだったので、これ(の事業)をやっている時は私を含めて社員皆が、目がキラキラ輝いているんですね。寝てないから目が赤いんですけれど、そういう意味で、その頃は非常に楽しくてよかったですね。

ただ、自分達が達成すればするほど、世の中のインフラが新しくなる。そうなると、次のものが求められてきて、通信の中で次々となってくると、(インフラ部分ではなく)サービスとかソリューションという領域になってくる。インフラの大きな取替えみたいな、そういう話じゃなくなってきますので、明確に日本で最初だというところが感じにくくなってきていますね。

ただ基本的なDNAはそういう部分を持った人間が、多く入ってきていますので(対象となるビジネスが)インフラよりは、サービス・ソリューションに近いところにはなってきている。

やはり相変わらず「そこに挑戦していきましょう」ということで、呼びかけており、社内でもできるだけ、そういう想いでやっていきたいと(思っています)。

もう1つは、コミュニケーションの会社ですので、社員にもよく言っているんですけれども、我々自身がコミュニケーションのプロにならないと、お客様にコミュニケーションのサービスを出せないよねと。

そういう意味で社内でコミュニケーションすることをやっていくのですが、それと挑戦ということは、非常に相性がよいと思っております。何かチャレンジしてやっていこうとすると、大きなシステムがターゲット(になります)。そうすると1人ではできないので、必ずチームプレーになるんですよね。チームプレーで挑戦しようと思うと、必ずコミュニケーションが必要になってくるので、それをどうやっていくか。我々はプロフェッショナルとして、そういう気持ちを持って業務に当たろうと、いうことをやっています。

コミュニケーションを無くして型枠ではめて、最終的に形・成果にしようとするのが、大企業だとすれば、我々はそういう型枠は決めないので、型枠で決めない部分は話し合って決めてくれと(いうことで)。強いもの、強い意見、正しい意見を言っているものが、やっぱり力を持って、そこの方針が重視されて、皆が集まってくるというダイナミズムが必要ですね。

それを無くしてしまうと人数が少ないけれど、大企業と変わりませんということになってしまいます。それは前職でも色んな経験をしてますけれど、せっかく大きな会社でないところに出てきてやっていますので、(大企業との)違いにはこだわっていきたいと思っています。