株式会社ネクストジェン 次世代通信網『ＮＧＮ』の制御システム開発。VoIP/SIP技術のパイオニア 株式会社ネクストジェン 代表取締役社長 大西 新二　

事業(社長就任までの経緯)

【大西】

最初は技術の責任者ということで入りまして、正確には2代目の社長がNTT時代の上司でしたので、伸び伸びと技術でやりたいことをやっていました。

(社長就任の)きっかけは、上場をちゃんとやっていこうと(いう話になった時に)、会社を創った当初は、上場のどのようにするかは、はっきり決めておりませんでした。我々の持っている力を発揮して、やりたいことをやって世の中のために、貢献しようという想いはあったのですが、「上場ってどうしようか」というのは、あまりはっきり決まっていなかった。

ある時、上場を目指そうということになり、その中で会社の打ち出しをどうしていこうかという時に、3分の2が技術の社員ですので、エンジニアの力というか開発の力を表に出して説明していかないと、本当の我々の会社の姿を分かってもらえないだろう。執行役員、取締役の中で議論があり、それを実現するには技術の責任者である私がやったほうがよいという声がありまして、それであれば引き受けようかな、ということで(社長を)引き受けました。

【大西】

上場は皆、周りの方から「大変だ、大変だ」、(それ)ばかり聞いていまして、確かに楽勝だという人は一人もいないので、そういうものなのかなと思ってやってきたんですけど、まず一つは幸いよかったのはうちの会社がもともと私を含めて、大企業で、長年やってきたっていう人間が多いので、会社のもともとの作りがベンチャー企業なんですけど、大きな会社でやってきたルールを踏まえて、そこから贅肉を削ぎ落とした形で、社内のプロセスとかを作ってきたので、実は、社内の規程類とかプロセスを作る上では上場については、あまり大変ではなかったですね。