日本プロセス株式会社 独立系システム開発会社。組み込み系や発電所向けの制御系がメイン 日本プロセス株式会社 代表取締役会長 大部 仁 

Vol.4 キャリア

インタビュー内容

キャリア

【大部】

プロフェッショナルの3要件とはなにかというと、自負心と探求心と社会的責任を自覚することだそうです。それを私辞書で調べてみたのですけれども、プログラミング言語を少し学んだら、すぐ「システムエンジニアでございます」といって仕事して結局失敗して、動かないシステムを作ってしまうことが当たり前になっていて。

本当はソフトエンジニアは非常に技術も必要ですし、知識も必要ですし、いろいろな意味でプロでなくてはいけないのに、この業界はプロが少ないなと思っています。やはりプロとして評価していただいて、それで適正な対価をいただくということが、私が社員に望む姿です。

【大部】

よくプログラマー40歳定年説や35歳定年説といって、技術が変わると途端に対応できないという話が、昔からこの業界にはあるのですけれども、私はそれはおかしいと思っていまして、例えばアメリカではスーパープログラマーで定年の60歳までバリバリやっている人がたくさんいるわけです。

そういった意味でこの業界はプロも少ないし、勉強も足りてないのではないかと思っています。業務を通じた勉強や会社の研修など、そういったものも当然必要なのですが、それだけではなくて、もっとソフトやソフト以外の部分にも目を向けて、常にいろいろな意味で勉強をし続けられる社員であってほしいと思います。

入社式でも必ず「お前ら今日から一生勉強だぞ」と話していて、だいたい大学卒業して卒論を出して「やっと勉強終わった」と思っているような顔をしている新入社員がいるのですが、「今までは助走期間だから」「ウォーミングアップだから」、「これからが本当の勉強の始まりですよ」という話を毎年しています。

【大部】

尊敬するリーダーと少し違うのですけれども、注目しているリーダーは小泉純一郎さんなんです。あの方が非常に面白いと思うのは、一つは孤独に強いこと、それから勘が鋭いこと、それから言いたいことを簡潔な言葉でかたれること、この3つを持ちあわせた人だと思っていて、リーダーとしての重要な資質だと、自分も実際に社長をやっていて思っています。

ですから社員にも孤独に強くなれと、やはり勘が鋭い、先が読めるということです。先を読んできちんと先手が打てること、それから一番大事なのは言いたいことをきちんと簡潔にいえる事、小泉さんの場合はワンフレーズ・ポリティクスと言われて、批判もないわけではないのですけれども、やはり人間って、ワンフレーズ以上で言われると覚えてないですね、だからそれをワンフレーズで言えるようになるというのは、リーダーにとっては必要な素養なのではないかと思っています。

それを是非、私も今まで以上に頑張らなくてはいけないですし、社員にもリーダーたらんとするのであれば、それを目指してもらいたいと思っています。


経営者プロフィール

氏名 大部 仁
役職 代表取締役会長
生年月日 1968年6月16日

会社概要

社名 日本プロセス株式会社
本社所在地 東京都品川区大崎一丁目11番1号 ゲートシティ大崎ウエストタワー22F
設立 1967
業種分類 情報通信業
代表者名 大部 仁
従業員数 621人(2024年5月31日現在)
WEBサイト https://www.jpd.co.jp/
事業概要 システムインテグレーション事業を主軸として、ITインフラ提供事業及びインターネット通信販売事業など幅広く行う。
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