株式会社ディーバ 国内トップシェアの連結会計システムや決算業務アウトソーシングなどを提供 株式会社ディーバ 取締役会議長（非常勤） 森川 徹治　

プライベート

【森川】

私はどちらかというと、事前にきちんと勉強してというよりも、必要に応じて、必要な分部だけでなくて、これって何なのだろうかというのを考えて、周辺まで含めてきちんと理解をしていくような学習方法が一番自分にとって向いてると思っています。

言葉を借りるならば「知識のジャストインタイム」という表現があると思いますけれども、やはり必要がないと身に付かないですよね。今置かれている環境を自分なりに一生懸命にやりきるために、いろいろ課題があった時に、そこに付帯するテーマをピンポイントで抑えずに、幅広く本質的なものを探すために、一生懸命に情報を収集します。

収集するだけではなくて最後編集するということです。自分なりにそれを編集して定義してそれを繰り返す。そういったことをずっとやってきているのが私のやり方です。

非常にオーバーヘッドがかかります。時間はかかりますが、私にとってはそういったやり方が、比較的あっているのではないかと思っています。

【森川】

ある方から教えて頂いた言葉なのですけれども、その方は今弁護士をやられている方なのですが、一つ至った結論があるのだと、それは人間の価値というのは行動においてのみ計測できるという事です。何を言ったかではなくて、生きざまにおいてのみ、人間の価値というのが測れるのだという言葉を聞いた時に非常に震えるものがありました。

言行一致と言うとゆるやかになるのですが、言ったこととやることが一致しているというレベルではなくて、人間は間違うこともたくさんあるし、いろいろな失敗もたくさんやってくるわけで、そういったことに引きずられていくと、凄く生き辛くなると思うのです。

でもそういう視点だけではなくて、生き様というか、そこの部分が自分自身として恥じるものがない、恥じるものはいっぱいあるかもしれないけれども、それなりに一所懸命やったと、そういうことをすごく丁寧にやっていくことが、人間の価値というものを作っていくのだなと思っています。

こういう仕事をしていると、先々の話をしなくてはならないから、結構言います。でも、本当はこれには価値はないのです。価値そのものを示しているわけではなくて、将来の価値を言ってるだけであって、将来こうなるかもしれませんよと言っているだけであって、本来の価値というものは何をしたかにおいてのみ、計測されるのだなと思います。