株式会社中京医薬品 常備配置薬『赤い箱』で全国240万人のトータルライフケアに貢献 株式会社中京医薬品 代表取締役会長 山田 正行　

事業

【山田】

当社の戦略の特色の１つはトータルライフケア、ライフをトータルにケアする、つまり生活やあるいは、人生と置き換えても構いません。それをトータルにケアするというのが当社の仕事です。つまり薬屋ですから、薬屋はもちろんのことやりますけれども、その関連の周辺の健康食品や機能性食品、あるいは健康器具もやります。

最近はカゴメと当社が、トマトジュースを共同開発して、「薬屋さんが考えた濃縮野菜」というのを作りましたが、そういった健康飲料なども扱っていますけれども、あるいは生損保もやっていますが、要するに１件１件のお客様のところに訪問するわけですので、できる限りお客様に情報を提供して、いろいろなものを取り扱って頂くという考え方なのです。

このやり方は、業界では当社だけだと思います。扱う品目というがアイテム数はかなり多いです。置き薬の業界ではだいたい扱うのは２０〜３０種類だと思います。ところが当社は３００種類以上扱っています。生損保などもやっていますから、そういうものを入れたらもっと多くなります。当社は３５万件のエンドユーザーを持っているのですが、この１件１件のお客様にできるだけあらゆるものを情報とともに提供しています。

【山田】

営業所は増えるばかりで、減ることはありません。どんどん増えていきます。食品メーカーとのタイアップもいくつかありますけれど、そういう可能性はいっぱいあると思います。とにかく当社の財産はエンドユーザー直結ですから、どこかを通して売るわけではありません。

ですから、雑草みたいな草の根といいますか、そういう根強さがあるのです。この商売は、アナログの商売ですから、ＩＴだとか情報関連、あるいは株、先物など、パソコンでやる仕事ではありませんから、汗臭い、泥臭い、人間くさい、ひとり対ひとりのお客様と営業マンの触れ合いから、１つの企業の価値というか、売上価値が出来上がっていくわけです。