株式会社中京医薬品 常備配置薬『赤い箱』で全国240万人のトータルライフケアに貢献 株式会社中京医薬品 代表取締役会長 山田 正行　

価値観

【山田】

企業は世の中、社会の方々に、あるいは世間に認められる、受け入れられるといいますかね、あるいはこの商売はもうかるけれども、どちらかと言うとアンチ社会的であってはならないわけです。それは私は知恵だとおもうのです。

一時そういうよこしまな道へいって、儲けてやろうかと言っても、これは続かないのです。基本的に社会のため、あるいは、もう少し狭めるなら、当社のお客様のために、どれだけお手伝いができるかということを、ということをいつも念頭においておかないと、いけないと思います。

儲けとは、そこから、そのことについてくるのですから、たらいの湯と一緒ですよ、例えば５０ｃｍくらいの直径のたらいありますね、自分の側に温かい湯をもってこようとして、かきよせたとしても湯は逃げますが、向こうへこいでやると、こちらに戻ってきます。この原理ですね、それをお坊さんなんかでは「利他の心」とよく言います。このことを考えていたら間違いないのではないでしょうかね。

【山田】

全従業員にみなさんにこれくらいの短冊に、誕生日が来る時には手書きで文字（メッセージ）を書いて贈っています。２４，５年続いていると思います、全社員に出しています。それからもう１つは毎月１回「思うまま」というテーマで、まさに思うままですから、その時の感動したこと、うれしかったこと、怒られたこと、いろいろありますけれども、月に１回、年間で１２回、毎月月初めに全営業所にちょうど２０００文字くらいだと思いますけれど、手書きで書いて送っています。１３，４年目になります。

それは狙いがありまして、その月にいちばん印象に残ったことを書くのです。だからそれは読まれる方にとっては、「なんだ社長はこんなの書いて」とかいろいろあるかと思います、あるいは「感動した」とか「共感します」「私もそう思います」とか、一部ではそのために、ちゃんと手紙をくれる社員もいます。これは嬉しいことですね、一部の社員からは喜びや、あるいは私がそれで学んだことなど、それを共有したいということです。

内容はまさに独断と偏見で書いています。誰かに検閲してもらって、直して書くわけではありませんから、それが１３，４年続いています、いずれもコミュニケーションの意味でやっています。