サンコーテクノ株式会社 建設資材の“あと施工アンカー”で国内シェアNo.1企業 サンコーテクノ株式会社 代表取締役社長 洞下 英人  (2012年10月取材)

Vol.3 事業

インタビュー内容

事業

【洞下】

当社の事業は「ファスニング事業、リニューアル事業、センサー事業」という3つの事業から構成さています。ファスニング事業が主体でありますが、これは先ほどお話しした片側から留める施工を行う事業です。

【洞下】

リニューアルという事業はいかに簡単に施工ができるのか、施工とともにこの商品をどうしていきたいのかという事をシステム的に考えている部署です。

留め方も留める人の状況によって、良し悪しが変わります。施工アンカーというのは留めるために、きちんと穴を開けなくてはいけない、きちんと施工しなくては強度が保てない、ここをきちんと管理ができたり、システム的に施工できるように、絶えず考える部隊としてリニューアルという部隊があります。

通常はメーカーに施工部隊があるのは不思議に思われるかもしれませんが、本来我々の商品は施工してくれる人がいて、それを安心して設計してくれる人たちがいるわけです。最後に現場で取り付けたユーザー、この3人に喜んでもらわなくてはいけません。

いかに高いものを、施工のしづらい物を、作っても何にもならないのです。設計する人、施工する人、使う人、商品を納入するお客様、この3つのお客様がバランスよくするためにも。工事という部隊が必要になります。

現場を見てきた部隊が持ち帰る悩みや問題点などが商品開発につながっていきます。当社の製品がシステム的に好循環を行うためにリニューアルという部隊があります。

【洞下】

新しいセンサー部門は、環境と安心、安全につながる部分です。例えばアルコールセンサーや、一酸化炭素のセンサーなどを開発しています。トラック業界やタクシー業界など緑ナンバーを使う業界では法令的にアルコール検知が義務づけられているので、業績が伸びている部門です。これは飲酒運転による事故が多発しているためにこのような法律が制定されたのですが、当社のセンサーはこういった安全の面でも社会貢献しています。

当社の建築の部門からはまったく異なった電子部品業界への参入ですが、この部分はかなりニッチな業界なので他の大企業が参入できないという部分で、我々の新しい部門でブラスアルファできるように新事業として取り入れて、安心、安全のためにいろいろな事ができるように、センサーの開発をこれからも続けていきたいと考えています。

【洞下】

センサーというのはこれからたくさん可能性があると思っています。今、アルコールセンサー、一酸化炭素センサーなどがありますが、建築用のセンサーだったり、最近ではトンネルを検査するセンシングというものも広がっています。トンネルのコンクリートが剥がれ落ちたりしないようにするために、いろいろなセンシングというセンサーが使用されています。

これからITがどんどん進化する時代にあって、この分野は必ず必要とされる分野だと思っています。アルコールセンサーを機にしていろいろなセンサーに向けてたところをプラスアルファしながら、より安心で安全な社会や、建築部分に合わせて投資をして行きたいと考えています。


経営者プロフィール

氏名 洞下 英人
役職 代表取締役社長
生年月日 1965年8月22日

会社概要

社名 サンコーテクノ株式会社
本社所在地 千葉県流山市南流山3-10-16
設立 1964
業種分類 金属・非鉄金属製造業
代表者名 洞下 英人
従業員数 356名
WEBサイト http://www.sanko-techno.co.jp/
事業概要 建設資材(あと施工アンカー・ドリルビット・ファスナー等)、複合材、各種測定器の企画開発・製造・販売・施工および輸出入
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