クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン株式会社 世界25カ国800店舗以上を展開する人気ドーナツチェーン クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン株式会社 元代表取締役社長 岡本 光太郎　 (2013年2月取材)

事業

【岡本】

日本に上陸してから今６年経って、当初のはやりで話題の行列のできるドーナツ屋さんというところから地域に根ざした、地域密着の愛されるドーナツ屋さん、というところに今変化しようとしているところです。そういった中でいろいろなスイーツの業界の進展も多くありますし、われわれのなかでオリジナル・グレーズド・ドーナツという代表的な商品があるのですが、この６年間ずっと変わらずお客様に愛される代表格の商品として、心を込めて作ってきました。

【岡本】

そういった中で、われわれの次なる課題としては、第２のオリジナル・グレーズド・ドーナツに続くような商品の軸を日本発で開発していくことになると思います。せっかくお客様がいらっしゃるので、このオリジナル・グレーズド・ドーナツ以外のですね、今度はこっちを食べてみたいなと思っていただけるような、お客様が記憶に残っていくような商品を開発できたらいいなと思っています。

【岡本】

季節限定商品では、クリスピー・クリーム・ドーナツとしてもその国その国の文化にあった商品を開発していこうということで、日本の文化にあった商品を開発しております。そういった意味では例えば秋であればハロウィン、１２月になればクリスマスホリディ、そして２月はバレンタインといった形で、日本の文化にもなじみの深い行事に合わせてドーナツを開発してお客様に楽しんでいただけるよう展開しています。

【岡本】

これは２０１３年度から具体的にスタートしようと思っているのですが、今まではどちらかというと、クリスピー・クリーム・ドーナツというブランドイメージを大事にするという意味で、今は３９店舗ありますが全店で共通のプロモーションを行っていて、ブランドイメージを統一化していこうと６年間やってまいりました。来期からはそういったナショナルキャンペーンに追加して、今では東京から西は九州博多までお店があるので、その地域地域に合わせたプロモーションを打っていけないかということで、店舗ごとにですね、お客様のニーズに合わせた展開を検討したいと思っています。

【岡本】

店舗数は今３９店舗というところで展開しておりますが、店舗展開におきましてはこの６年で東京から始まって中部・関西・中国・九州とですね、順調に店舗の出店をしております。その一方でまだ未出店のエリアのお客様からもぜひ出店してほしいというご要望の声を多くいただいております。できる限りそういった声にお答えできるような出店をやっていければいいなとそのように思っています。