Vol.1 歴史
歴史
【岡本】
中学からアメリカに留学しまして、中学・高校とニューヨークで、大学はボストンで過ごしました。その時アメリカで一番気付かされたのが、自分の事は自分で責任を持ってやらないと生きていけないということが一番の気付きでした。ベンチャー企業に興味を持ったのもきっとこの頃の影響だったと思っています。大学卒業後に日本に帰国しまして、初めに入社したのが、オニキスという自動車販売の会社です。当時、全国で約600店舗を超える自動車販売のチェーン店で、新車が半額というキャッチフレーズで展開していて成長した会社です。当時、日本で全メーカーの新車販売を行うというのは非常に珍しいことで、残価設定型のローンという商品で販売して業績を拡大していったグループです。その当時を振り返ると誰よりも仕事をして業績は常に一番だったと思います。
【岡本】
入社から9年で社長に就任するということで、この自動車販売で自分のキャリアがスタートしました。同時に、そのとき30代だったのですが、ベンチャーで自己流でやってきたところがありましたので、自分への限界も感じ始めて不安も持ち始めた頃です。果たして自分がグローバルなステージで通用するのかどうか、ということを不安に感じ始めました。30代のうちにもっと学んで、他の業界で挑戦してみたい、またもっとグローバルなマーケットで勝負したいという気持ちに駆られました。
【岡本】
そんなときに、クリスピー・クリーム・ドーナツを日本に持ってきたリヴァンプの社長である澤田貴司さんと出会いがありました。その当時からリヴァンプというのはさまざまな方面で経営支援を行っていて、僕自身は澤田さんとの出会いでこの人のもとで学んでみたいと思い、「給料ゼロでいいから、ぜひ一緒に働かせていただきたい」というふうにお願いしたのを今でも覚えています。そんな僕を快く受け入れてくれて、澤田さんは色々な経験を僕にさせてくれました。そして今から約5年前(2008年)、クリスピー・クリーム・ドーナツに行ってみないかと、お声を掛けて頂いてそれがクリスピー・クリーム・ドーナツに入社するきっかけになりました。
【岡本】
子供の頃、僕は誕生日のときによく、ケンタッキー・フライドチキンに両親に連れて行ってもらったんですね。そこでの誕生日会というのが僕にとって家族との楽しい思い出で今でもよく覚えています。
【岡本】
クリスピー・クリーム・ドーナツに入社後、ある日店舗で親子が楽しそうにドーナツを囲んで誕生日会をやっていたんですよ。その光景を見た時に自分の子供の頃の体験とすごく重なって、「あ、このブランドすごいな」と思いました。クリスピー・クリーム・ドーナツというブランドがそういった家族の思い出づくりになるようなすごいブランドだなと確信して、こんなブランドというのはなかなか出てこない、そういうふうに確信しました。最高のドーナツ体験を通じてですね、ささやかな思い出作りを家族、友人たちとできる、そういうドーナツ屋さんを目指そうと思いました。
経営者プロフィール
氏名 | 岡本 光太郎 |
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役職 | 元代表取締役社長 |
生年月日 | 1970年10月31日 |
出身地 | 静岡県 |
座右の銘 | GOOD TO GREAT常にGREATを目指しているか、Goodで妥協していないか。偉大な会社となるには、経営者自身もGOODで妥協せず、常にGREAT目指し成長する。 |
愛読書 | ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則 |
会社概要
社名 | クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン株式会社 |
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本社所在地 | 東京都東京都渋谷区千駄ヶ谷4-2-12 菱化代々木ビル7F |
設立 | 2006 |
業種分類 | 小売業 |
代表者名 |
岡本 光太郎
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従業員数 | 160名 |
WEBサイト | https://krispykreme.jp/ |
事業概要 | ドーナツの製造・販売 |