株式会社サカタのタネ ~創業100年超。世界170カ国に種苗を届けるグローバル企業~

Vol.2 価値観

株式会社サカタのタネ 代表取締役社長 坂田 宏 

[もっとみる]

価値観

【坂田】

私どもには「品質・誠実・奉仕」という社是があります。経営理念として「三位一体」あるいは「三者共栄」という理念がありますが、なんといっても社是です。これはもうずっと不変のもので、特に品質というものが、一番最初に来ているこれがポイントだと思います。種というものはご承知のように生き物です。しかも工場製品ではありませんので、自然を相手に自然と共生していくというのが、我々の業種という事になります。その点は本当に100年経っても変わっていないと思います。品質というのは当然我々が扱っている種の品質です。これが何よりも重要です。商品の品質だけではなく、社員の品質もあります。サービスの品質もありますし、いろいろな意味での現場現場での品質、これがやはり非常に重要だという事です。「品質・誠実・奉仕」ですが、誠実の場合は、当然ものは商売する時に買っていただく方にはご覧になってもわからないわけですね。種をまいて最終的に出来たものが種の評価につながるわけで、という事は買っていただくお客様は我々が説明している事を信じて買っていただくということで、言うならば信用商売です。ですから「信用」「信頼」、それを正しく誠実に説明すること、それが不可欠なのです。ですから、そういった根本は種苗業、今も昔も変わらないかなと思います。

【坂田】

大きな流れとして今の時代、我々グローバルに展開をしてきておりますが、これも我々の歴史がある程度作った必然性でグローバル化になっていると思います。もともと輸出から始まった会社ですから、海外にも既にブランド力というものは戦前を通じてずっとありましたので、そういったプラスの要素があったと、それと必然性と言いますのは、やはり商売をする売る種というものは、敵地適作で種を採らないと、大量ですからできないわけです。そうすると日本というシビアな国だけでは、商業ベースの種の生産ができないと、そういった必然性から海外にどんどん展開していく、必要性があったという事です。ずっと歴史が繋がってここまできている。もう一つうちの大きな流れはDNAと言っておりますが、やはりオリジナリティが重要になります。初物づくしの歴史という事が当社の社史にもなりますが、常に競争相手に対して全く新しい品種、作物を作っていこうという事があります。そうした場合、当然品種を作っていく上で作っていただく方、それからそれを消費していただく方、こういった方のニーズを10年後、20年後まで察知して、そのニーズにできるだけ近いものを今作っていくという、非常に気の長い商売なのです。ニーズをどうくみ取って現在あるうちの遺伝資源、人の資源とこれを使って、いかにより良いものを作っていくかなのです。それぞれの地域地域にあったものを作っていく、これが重要になります。ですからシンクグローバル、アクトローカルという我々の言葉も、アクトローカルでないとなかなかそれぞれの地域にあった根ざしたものを開発できないという事だと思います。

社長プロフィール

President's profile
氏名 坂田 宏
役職 代表取締役社長
生年月日 1952/2/14
出身地 神奈川県
座右の銘 先憂後楽
愛読書 「MADE IN JAPAN(メイド・イン・ジャパン)―わが体験的国際戦略」:盛田昭夫著、「経営学」:小倉昌男著、「成功への情熱」:稲盛和夫著

あなたにおすすめのコンテンツ

この社長に応援メッセージを送る
この社長に直接提案