Vol.3 商品について
―商品について―
【伊久間】
大きく言うと多分、我々の所でまずこだわっていて、これを強みにしていこうと思っているのは宅配水業界内においてSPAモデルを確立しようというところが我々がこだわっていて強みにしていこうと思っています。この宅配水業界の中でも、製造しているだけで販売していない会社、販売だけしている会社、OEMで販売だけしている会社といろんな業態の方がいらっしゃるのでもの凄い数がいると思っているんですが実際に自分たちでオリジナル商品を開発して自分たちで売り切っているのは2社か3社だと思いますね。そこでは我々は自社のオリジナル商品を、例えば水は自社で製造、ウォーターサーバーだけは中国・韓国に委託生産してもらっているがそれを自社で売り切り、アフターサービスも自社でやることでサービスに一貫性、サービスに哲学が生まれると思っていますので、こだわって拡大してきました。
これというのは、私がDellというコンピューターメーカーにいまして自社オリジナル製品を自社で売り切りカスタマーサービスも運営するというような事、これをやる事によってDellモデルとして発展していった過程をつぶさに見ておりますので、そこをこの宅配水業界に応用してきたというところと、創業の時から前のユニクロの社長だった玉塚さんがいらっしゃいましたので、玉塚さんもSPAモデルに対するこだわりがありましたので、苦労してでも自分たちでやりきってきたというのが我々の強みになっているかなという風に思っています。ですから、それぞれのコールセンターであり販売組織であり、製造組織であり開発組織であり、まだまだ発展途上ではありますがそれぞれの部門すべてが一流になれるようにというところで今後は発展することにより、より競争力のある会社にしていきたいと思っていますね。それをやる事によって、やっぱり良かったなと思うところであったりしますと、先ほどのように商品のコンセプトがきちんとはっきりしているので、ある程度差別化要因になったと。他社と違うねというところが明確になったので差別化要因になったというようなところとトラブルの時の対応が楽なんです。
楽と言わず、トラブルは大変なんですよ。例えば、何か商品に不具合があってコールセンターに電話がかかってきた場合毎日、自分たちが運営しているのでつぶさにわかるんですね。ちょっと今日何か水のね、水漏れのトラブルがもの凄く多いなっているねという事であったりしますと、容器の製造のプロセスでおかしな点があるから、水漏れの事が多くなっている、ウォーターサーバーを収めたお客様であったりしても電源の入らないのがもの凄く増えているぞというと、そのところで、今あるものを出荷を止めてコントロールできる。
いずれにしろ例えばそれを他社に委託していると、コールセンターであった事を、工場の現場に指示してすぐ変える。これが中々できないと思っているんですね。例えば販売の所で我々の行き渡らないところがあってもコールセンターのところがあったりしましても自分たちの販売のスタッフっていうのもほとんどが自社のスタッフですからすぐ指導ができますのでスタッフを抱える、組織を抱える大変さはありますけど大変な事こそ他社に対して競争力の源泉になると思っているのでその大変さという事をこだわって今後の組織も拡大していきたいなという風に思っています。
経営者プロフィール
氏名 | 伊久間 努 |
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役職 | 前代表取締役 執行役員社長 |
生年月日 | 1967年7月3日 |
座右の銘 | 『動けば雷電の如く発すれば風雨の如し』 他より秀でる為に最も必要な能力はスピートと思っているので |
愛読書 | 深夜特急 |
会社概要
社名 | プレミアムウォーター株式会社(旧株式会社ウォーターダイレクト) |
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本社所在地 | 東京都渋谷区神宮前1-23-26 神宮前123ビル |
設立 | 2006 |
業種分類 | 食料品・飲料製造業 |
代表者名 |
伊久間 努
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WEBサイト | http://premium-water.co.jp/ |
事業概要 | ミネラルウォーター等の飲料水の製造及び販売、各種付帯サービスの提供 |