プレミアムウォーター株式会社(旧株式会社ウォーターダイレクト) 富士山の天然水を製造・販売。ボトル回収不要で家庭に浸透 プレミアムウォーター株式会社(旧株式会社ウォーターダイレクト) 前代表取締役 執行役員社長 伊久間 努  (2014年6月取材)

Vol.2 理念

インタビュー内容

―理念―

【伊久間】

我々の理念は安心・安全なお水を安定的に共有するという事をミッションとして掲げさせて頂いております。このミッションを掲げるきっかけになったのはやはり2011年の3.11です。その時に震災後というより3月23日に金町浄水場のほうで水道水の放射能汚染報道があり店頭からミネラルウォーターが消えると。本当に安心・安全なお水がどこにあるかという事で主婦の方が探し回るという事態が起きて我々にとってその需要に応えさせていただきそれを迅速に対応したことによって、楽天ショップのところなんかだったりしても、もの凄く感謝のメッセージを頂ける訳ですね。我々震災で当然従業員は不安で初めの事は3.11から3.23ぐらいまでは出社はしてもらいますがとにかく定時の18時に帰りなさいという事でやっていたのですが3.23からコールセンターが鳴りやまない訳ですね。

webに関しては、その事はほとんど力を入れておらず、月に10件注文が入ってるのかなと、なんでこの人注文くれたんだろうかって思うぐらい不思議な感じだったんですけど、なんにもしてないですから、そうしたら一晩で700件きた。その時は皆さんパニックで色々な会社さんに申し込んで一番早いところにという事でやっていたんだと思うのですが、それを見て従業員の皆にすまない、当面休めないと言いました。とりあえずお客様のこの需要に応えられる時期のところまで協力をしてくれ、一気にフル稼働してくれという事で、そこから本当に、毎日終電までみんな頑張ってくれました。

ウォーターサーバーの追加調達から何から全部やらなくてはいけないわけですが、ウォーターサーバーがちょっと間に合わなくてね。でもお水に困っているわけですから、先にちょっと大きいですけどこれ容器を外せば普通に飲めますからという事でお水だけ先に送らせて頂くサービスをしました。それをやったことでものすごく感謝の言葉を沢山いただき、それは皆、従業員、夜中まで頑張っているのですが、辛くなると楽天ショップのメッセージを見て皆、頑張ろうと。こんなに喜んで頂けるんだったら頑張ろうという時に、初めて本当にお客さんに喜んでいただけることのうれしさを皆感じたんですね。

それは何かと考えた所、安心・安全なお水をこうやって震災の状況であったりしても、もちろん新規のお客さんもいっぱい入ってきましたと。我々の元々入会してくださったお客様は水に苦労しなくて済んだと。ウォーターダイレクトから安定的に届いてきたからと、本当に入ってよかったと言われました。これかと、我々、安心・安全なお水を安定的に供給するというところがお客様に対して一番評価されるところ、それがやはり企業の社会的存在としての意義なのだというところで安心・安全なお水を安定的に供給するという理念に至っているのが今日の段階です。

現在、我々のクリティアというブランドで20万弱ぐらいで、商品を供給させていただいているOEM先のブランドを含めると法人・個人合わせて25万件ぐらい弊社のお水をご利用いただいているお客様がいます。これを大体2020年ぐらいまでには100万件には持っていきたいという風に思っています。まず100万件のプラットフォームを日本全国に作るという事を成し遂げたいです。

日本人の70%がまだ水道水を飲んでいるのでそういう意味ではマーケットが広いと考えるか、あるいは水道水がいいからこれ以上マーケットは広がらないと考えるのか両方あるとは思いますが、いずれにしても水道水で飲んでいる方、浄水器のお水を飲んでいる方、ペットボトルのお水をスーパーやコンビニで買ってきて飲んでいる方、スーパーなどに無料でお水を提供していてそれを飲んでいる方、そして我々のように宅配水を飲んでいる方、これらだと思っています。やはりそれぞれのお水を口に入れるお水を提供する機会というところを大きくとらえると、いくらでもビジネスチャンスはあると思います。

たまたま我々は訪問オフィスデリバリーの領域のところでスタート致しましたという事がありますけど、まずは水の領域という事であったり致しましたらそれが浄水器のビジネスなのか、あるいはあと機能水とか、最近はやっている水素水であるとかあらゆる水の領域というところにビジネスチャンスを見い出し、いまやっているようなビジネスを模倣して後から追随してる人間は同じ事やっても勝てないです。我々も違うコンセプトで入ってやってきたので結果ここまで宅配水の業界でやってこれたかなと思っていますので、それぞれの業界の違うビジネスモデルで勝負できるなという事がありましたら参入していくという事はあるかなと思っています。いずれにしろ水という軸の所であったりしますと、以上のような領域のところになんらかの違うビジネスモデルをもって参入するという事は、検討しているという事がございますね。

あとは我々の特徴という事では先ほどのデモンストレーション、最近ではwebやテレビの方のインフォマーシャルでもお客様を獲得していますが、ダイレクト販売、直接お客様とつながっている。ウォーターとダイレクトですね。まずウォーターの領域と、ダイレクトの領域であったりしますと直接顧客とつながっているところが強みだと思っています。このダイレクト販売という領域のところで既に始めている所であったりしますと、水プラスアルファですね。なので、そのダイレクト販売という領域のところでまずは水の親和性の高いところからお客様の健康に寄与できるような商品を開発して、そちらの領域も拡大できればと考えています。ウォーターの領域、ダイレクトの領域も両にらみで頑張っていきたいと思っています。


経営者プロフィール

氏名 伊久間 努
役職 前代表取締役 執行役員社長
生年月日 1967年7月3日
座右の銘 『動けば雷電の如く発すれば風雨の如し』 他より秀でる為に最も必要な能力はスピートと思っているので
愛読書 深夜特急

会社概要

社名 プレミアムウォーター株式会社(旧株式会社ウォーターダイレクト)
本社所在地 東京都渋谷区神宮前1-23-26 神宮前123ビル
設立 2006
業種分類 食料品・飲料製造業
代表者名 伊久間 努
WEBサイト http://premium-water.co.jp/
事業概要 ミネラルウォーター等の飲料水の製造及び販売、各種付帯サービスの提供
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