レーザーテック株式会社 ~わずか1年で黒字転換!グローバルニッチ戦略を取る同社の大逆転経営~

Vol.5 同社の強みと主体性を重視した人材育成

レーザーテック株式会社 代表取締役社長 岡林 理 (2016年4月取材)

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―同社の強みと主体性を重視した人材育成―

【聞き手】

会社自体の創業からの理念が、“世の中にないものを作る”。

【岡林】

“世の中のためになるものを作る”ということで。

【聞き手】

そこはやっぱり製品づくりに通ずるところというか、世界初だったり世界ナンバーワンだったり、いろいろなものがどんどん生み出されている。

【岡林】

引き続き企業理念というものは大切に、各従業員個人が心に留めて実際に仕事していると思います。

【聞き手】

社長がご覧になるこのレーザーテックという会社の社風というか、雰囲気はどのような会社だと思われますか?

【岡林】

社風としてはどちらかというと外資系に似ているというか、自由であると。あまり上下関係がない、自由闊達なディスカッションができる会社だなと思います。

【聞き手】

それは努めてそういう風にしていこうという努力もあるのですか?制度を作っていらっしゃるとか。

【岡林】

まず私が社長になったときに、全員「さん」付けにしましょうと、自分のことも「岡林さん」と呼んでくださいと言いました。何々部長とかいう言い方もすべて廃止して、全員「さん」付けにしようと変えました。これは最初に外資系に入ったときに、全員「さん」付けだったのですね。私はその雰囲気がとても気に入っていて、やはりこの企業には「さん」付けが合っているのかなと。上下関係とかなく、自由闊達に話し合いができる、意見が言えるというところを強化したいという意味で変えました。

【聞き手】

社員の方に対してどういう経営者でありたいと思いますか?

【岡林】

会社にも良いところ悪いところがありますが、従業員個人に関しても、神様ではありませんから、得意不得意というものが必ずあると思うのです。会社としてはなるべく個人のいいところや強みを生かした会社でありたいと思いますし、それが一番本人にとってもハッピーですし、会社全体としても会社の力というのが最大化されると思うのです。なのでそういう個人個人の良いところや強みを発掘して、それを生かせるような会社にできればと思いますし、会社自体も社会の中で自分たちの力が社会や世界に貢献できるような会社であればいいですし、そういう方向に持っていければいいなと思っています。

【聞き手】

非常に大きな規模の会社で経験をされていらっしゃるので、今は逆にこれからという御社の、強みといいますか、違いというものを感じられたことはありますか?

【岡林】

例えると大企業は恐竜で、それに対して我々はネズミみたいなものですね。じゃあ恐竜が生き残るかというと決してそんなことはなくて、ネズミにはネズミの強さがあると思う。ネズミというのはやっぱり小回りが利いて、環境に対してスピーディーに変化できる、対応できるというのが小さいネズミ。我々みたいな企業の強さだと思うのです。大手企業にはできない、小回りの利く、スピーディーに変化に対応できるというのが我々の会社の強さだと思いますので、そこは強化していきたいと社員に対して伝えています。

またもう一つは、従業員全員が自分のお客様が誰か、そのお客様がどういう価値を求めているのかを自分自身で主体的に自分の頭で考えて、そしてそのお客様が満足できるような価値を提供しなさいという話をしています。営業の人間に関しては社外にお客様がいるので非常にわかりやすいのですが、間接部門のみなさんの場合は実際に社外のお客様が直接のお客様になるわけではなくとも、自分が創造した価値を届けるお客様が社外にもいる、その社外のお客様にあたる人たちが一番求めるものを自ら考えて、その方と話し合って、一番満足するような価値を提供しなさいと話しています。

社長プロフィール

President's profile
氏名 岡林 理
役職 代表取締役社長
生年月日 1958年5月16日

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