株式会社中村超硬 ~成長の裏に匠の執念あり!世界に誇る、革新的技術の秘密~

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SONY入社の経緯と今に生きる学び

株式会社中村超硬 代表取締役社長 井上 誠 (2016年7月取材)

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―SONY入社の経緯と今に生きる学び―

【井上】

両親は共働きで自宅の2階を改造して、紳士服、特にズボンの縫製の下請け加工の仕事をしていました。両親が自分たちのような仕事はさせたくないということをかねがね言っていて、自分たちがやってきたこととは違う人生を歩んでほしいというメッセージを、両親は私たちに送っていたような気がします。
自分の学生時代を考えれば、早く自分が別の世界で仕事をすることで家族を助けたいとか、そういう風な思い多かったですね。たまたま私の担当教授が就職担当の年にあたっていて、SONYから機械系で1人学生が欲しいという話が教授からきたので、じゃあ1度SONYを受けてみようかと思って。やはり何かみんなとは自分自身の立ち位置を変えたいと、関西よりはむしろ関東へ行って、そこから少しでも自分が変わって何か新たな道を選べるようなチャンスがあればと思ってSONYを選びました。

非常に泥臭さを残した会社だったと思います。非常に泥臭い中で、しかも工作部という名前のセクションに配属されました。機械工作の工作です。SONYはウォークマンやトリントンカラーテレビのようなモルモット的ないろいろなものを自分たちで作って、それを自分たちでレベルを高めて世に問うという風なことがあり、モノづくりを外に任せず、社内で試作から量産に至るまでの基礎技術を開発する。後にその工作部というのは生産技術センターという名前が変わるのですけれども、そういう非常に泥臭いことをやっているセクションに配属されました。その中で約1年半、社会人であり、企業人であり、技術者であるということの教育訓練を受けました。これも本当にありがたいことだったです。販売研修もしましたし、機械工作現場に行ってモノづくりの体感をいろいろさせていただきましたし、本当に大事に育てていただいたと感謝の気持ちでいっぱいですね。

私の好きな言葉でもあるのですが、自由闊達という言葉が自分としては一番こだわっているキーワードです。この自由闊達というのはSONYの設立趣意書に書かれている言葉なのです。SONYという会社は自由闊達なる理想工場の建設を目指すと。その中では、真面目に働く技術者たちが和気あいあいと夢を語り、仕事にチャレンジをするという姿が描かれています。そのような非常に泥臭いことを大事にしながら伸びていくソニーの機運と言おうか、社風と言おうか、そういったものを非常に学び、それを今も大事にしているつもりです。

社長プロフィール

President's profile
氏名 井上 誠
役職 代表取締役社長
生年月日 1954/5/11

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