株式会社中村超硬 ~成長の裏に匠の執念あり!世界に誇る、革新的技術の秘密~

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Vol.6 今後の事業の3本柱と視聴者へのメッセージ

株式会社中村超硬 代表取締役社長 井上 誠 (2016年7月取材)

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―今後の事業の3本柱と視聴者へのメッセージ―

【井上】

いまダイヤモンドワイヤを新たな技術として標準化する速度が非常に高まっています。流れが速い業界の中で、自分たちの存在感をいかに保ちながらグローバルトップを取るのかということに関しては、きわめて戦略的な取組みが必要だと思っています。ただ事業全体として見たときにエネルギー分野は確かに成長事業分野ですが、これに偏りすぎてはいけないので、2つの新たな事業分野をできるだけ早く立ち上げたいと思って取り組んでいます。

その一つは、マイクロリアクター(一辺あたり1mm以下の空間で化学反応を行う装置)という技術をベースにした新規事業への取組みです。マイクロリアクターというのは化学製品のモノづくりの技術を転換するものです。今一番この中で事業化に近いところでこの技術を使って、医療の分野における薬の開発に関する事業を起こしていきたい。これをベースにこの関連の事業に肉付けをし、拡大をしていきたい。ただしこれは中村超硬が自前でできるものではありませんので、外部のお力をいかにうまく活用させていただきながら、一つの事業分野として作り上げていきたい。これが医療関係の分野でのマイクロリアクターに基点を置く一つの事業の期待値です。

もう一つがシリコン。我々はシリコンを大量に削るためのダイヤモンドワイヤを世の中に出し、このシリコンの削りクズをシリコンスラッジと呼んでいますが、これは今ほとんど価値がなく、捨てられているわけではありませんがほとんど価値を生み出していない。これをものすごく価値を生み出すものに変えようじゃないかということを大学と連携で4年前からやってきました。その一つがゼオライトという材料で、IRもさせていただいておりますが、これは日本の国内外で行う事業になるかと思います。というのはシリコンのスラッジは、中国で最もたくさん採れるわけですから、日本の中で留め置くには非常にもったいない技術シーズになります。たぶん環境に有効なさまざまな製品を作るために使われる材料に育っていくと思います。ですからこのシリコンのスラッジから、そういうゼオライトのような非常に環境に優れた材料を作り出し、それをまたナノサイズ化したりしてさらに付加価値を高めて、それから生まれる製品展開、場合によっては我々が何かの製品メーカーになり得ることもあると思います。

ダイヤモンドワイヤがエネルギー分野、我々の微細加工技術から生まれたマイクロリアクターが医療分野、医薬になろうかと思います。そしてシリコンスラッジの活用というところから生まれた事業が環境分野、そういったところで我々の当面の経営課題であり目標は、エネルギー、医療、環境という3本柱でポートフォリオを分散し、バランスを図っていきたいというところになります。

匠ということに支えられてきたものから組織としてのプロセス開発に社業が転換してきて、この先にあるものというのは、さらにこれを製品展開するということ。プロセスで作ったものは今までは大体がBtoBなのです。今後はBtoB含めBtoCということにも展開の可能性があると思います。自分たちのプロセスによって作り出したものの魅力を直接製品にまで落とし込める。そういう可能性は将来的に秘めると思います。


中村超硬という会社は、チャレンジを続けるということが最も大きな特徴の会社であり、私はチャレンジャーであり続けたいと思っています。新たな技術、製品、事業にチャレンジを続けていきたいと思っています。もし当社にご関心があって、入社をご検討いただけるのであれば、まだまだ発展途上の会社ですので、自分の力で何か会社を変えてやろうという気概のある方がご入社いただけることを、心からお待ち申し上げております。どうか今後ともよろしくお願いいたします。

社長プロフィール

President's profile
氏名 井上 誠
役職 代表取締役社長
生年月日 1954/5/11

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