株式会社井口一世 ~30億円のコストがゼロに。常識を塗り替えた新技術誕生の要諦~

Vol.3 歴史を変える会社になるために

株式会社井口一世 代表取締役社長 井口 一世 (2017年12月取材)

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―歴史を変える会社になるために―

【ナレーター】

会社井口一世の未来像について、経営者井口一世はどのように捉えているのか。

【井口】

おそらく今、製造業というのは、ドイツ発祥の“インダストリー4.0”とか、アメリカのIoTとか、AIとか色々ありますけれど、恐らくそういうところはこれから様変わりしてくると思います。その中でモノをつくるということは、基本的には全て機械やAIに置き換わってしまう可能性があります。そうすると人間の役割は何かと考えると、人間は新しいモノの価値を創造しなければならないと思っています。創造活動をする集団。それを2020年くらいまでには目指したい。

特にうちの会社には、「仕事にくる」という概念ではなく、会社に「遊びにくる」という概念です。その中で突拍子のないことを皆考えて、世の中を変えていくんだ、歴史を変えていくんだということができるような、そういう会社にしたいと思っています。ですから、会社にくることが楽しくて仕方ない。決してきつくてやるということではないと思っています。それができたら最高かなと思います。当社の工場を先ほどご覧いただきましたが、女性が一生懸命働いていて、機械のボタンを押してモノをつくる。当然そこにはノウハウや知見がありますが、基本的にはあのような時代がもっと進んできてしまうと思っています。

例えば機械が壊れたら修理するのは人間かもしれませんが、もっと新しいモノを色々と組み合わせることもあるし、全く今までなかったつくり方をすることもあります。当社でモノをつくっているつくり方というのは、世界中どこでもできないつくり方をしてつくっている。それはやはり、機械、コンピューターがやることではなくて、人間が考えてやっていることだと思っています。それが知的財産なのか、ノウハウなのかわかりませんが、そういう意味では工場がどんどんシンクタンク化していきます。

モノをつくるときの条件というのはビッグデータでありますが、そういうのがコンピューターの領域。人間の領域は違うところと、分けてやっていけるのかなと思っています。それを(今、当社の一部が)具現化しているのだと思います。

当社には失敗という概念は、実はありません。苦労という概念もないです。失敗というのではなく、「うまくいかない方法の発見」です。それは知見として自分にずっと溜まっていく、自分の財産です。ですから、別に失敗しても取り返せるわけですから、それは全然問題とせずに「よく失敗したな。あと頑張って直せよ」といった、そんな概念を当社の全員が持っています。

社長プロフィール

President's profile
氏名 井口 一世
役職 代表取締役社長

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