株式会社GENOVA 全国10,000軒以上の医療施設のWEBマーケティングとDXに貢献するプライム上場企業 株式会社GENOVA 代表取締役社長 平瀬 智樹　 (2025年4月取材)

【ナレーター】
医療業界を中心に、着実に信頼を積み重ねていったGENOVAはその後、順調に成長し、2022年に東証グロース市場へ上場。2024年に東証プライムへと市場変更を果たした。この成長を実現できた理由について、平瀬は次のように語る。

【平瀬】
この先どうなるのかという不安は、規模の大小は変わってもやはりあります。そういう危機感を持って仕事ができていることが良かったのだと思います。ただ、その中でワクワク感や達成感がないと、辛いことだけだと続けられません。そのバランスがとても大事だと思います。

新しいサービスが社内で生まれたり、ある会社さんのサービスを取り扱えるようになったりすると、とても良いと思っています。お客様にそれを提供したときに、「とても良いね」と言われるような反応が、私にとっての楽しみです。サービスが成長していくのが楽しいですね。

私は少年ジャンプが好きなので、「努力」「友情」「勝利」という言葉が好きでした。この3つのキーワードがとても好きで、今年から私たちは「チームドリブン」という言葉を使っています。一人で仕事をするのではなく、みんなで仕事をしようと、改めて会社の中でこの価値観にしようと定めました。

【ナレーター】
「21世紀型の医療インフラを創る」。このビジョンに込められた思いと、見据える展望とは。

【平瀬】
「メディカルプラットフォーム事業」は、「21世紀型の医療インフラ」というビジョンを掲げています。何か困ったことがあれば「メディカルドック」というメディアに来ていただくことで解決することを目指しています。

「スマートクリニック事業」のほうでは「クリニックオートメーション」という言葉を使っていますが、全てが自動化され、究極的にはドクターのワンオペで回るようなクリニックです。先生は診療のみに専念できるようになり、患者様は、クリニックに行けば先生に会えて、診療だけしてもらって、そのまま帰ることができる。そういったクリニックをつくれるくらいのサービスにしたいと思っています。

私たちが掲げるこのビジョンを達成するためには、会社のステータスを上げていく必要があります。優秀な人たちに参加してもらう上でも、プライム企業であることはとても重要です。まだこれからですが、M&Aなども考えたときに、私たちがプライム企業であることは、一緒にジョインする会社さんにとってもメリットがあると思い、プライム市場への変更を果たしました。

【ナレーター】
求める人材像について、平瀬は次のように語る。

【平瀬】
みんなで協力し合って何か大きなことを成し遂げたいという思いのある人には、ぜひ入ってきてほしいですね。このビジョンに向かって、みんなで毎日頑張って達成できればという思いでやっています。お客様がクリニックの院長先生なので、喜ぶ声が普段からダイレクトに伝わってきます。そういうことが好きな方や興味がある方が、私たちの求める人物像だと思います。

■視聴者へのメッセージ

【平瀬】
会社をつくってから20年が経ちました。20代で仕事を始めた時は、僕はとても不安で、上手くいかないことも多く、周りに認めてもらえないこともありました。

それでもずっと続けて、30歳になったらやっと周りが認めてくれて、評価されるようになりました。40歳になってより評価され、共感してくれる仲間も増え、やってきたことを評価してもらえるようになりました。

僕の中では、やり続けることがとても大事だと思っています。5年で結果が出るものもあるかもしれませんが、10年、20年、30年と続けていくことで、「やって良かった」と思えたり、周りから評価されたりすることがあるはずです。

私はそうしたことを大事にしながら、これから働き始める人たちにも伝えたいと考えています。僕が20代の時と同じような状況にいる人は多いと思いますが、それを諦めないで継続していくことが大事だと思います。