トラスコ中山株式会社 ~最後発の参入から2,000億企業へ。業界の雄が語る成長の秘訣~

Vol.2 業界最後発組からリーディングカンパニーへ成長できた秘訣

トラスコ中山株式会社 代表取締役社長 中山 哲也 (2019年4月取材)

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―業界最後発組からリーディングカンパニーへ成長できた秘訣―

【ナレーター】

200万点以上のアイテムと38万点以上の在庫数を有し、業界のリーディングカンパニーへと成長を遂げたトラスコ中山。その秘訣に迫った。

【中山】

「できればあなたのところから買いたくないけど、買わざるを得ない」という会社をつくるというのが私の理想です。

通常の考え方でいうと、販売会社が販売力を高めるには、お客様にどうPRしていくかを考えるのですが、当社はそうではありません。それをすると、どうしてもゲリラ戦で1件1件の勝負になってきますので、とてつもない時間と労力がかかってしまいます。

しかし、我々が今やっていますのは、仕入れをしてくる力を高めようということです。

ですから、品揃えを豊富にする。それから在庫をできるだけたくさん持つ。それと物流システムや情報システムの部分を強化していこうということです。これをやれば全てのお客様にその効果が波及するわけです。

我々はいまだに業界最後発の会社です。その中でどうして先頭集団にまで這い上がってこられたかというと、やはり人の考えないことをやってきたからだと思います。

私の主義でもある「人の思いつかないことをやる。人のやらないことをやる」というのは、やはり成功の秘訣、鉄則だと思っていますね。

【ナレーター】

多数決経営には力はないと言い切る中山。その根拠について、次のように語る。

【中山】

当社の多数決の答えは、間違いなく他の会社の多数決の答えとほぼ一緒です。誰もが考えることですから。

そうなってくると、同じ考え方を持った者同士が競い合ったところで、大して差がつかないというのが世の中の現実なのかなと思いますね。

ですから、在庫政策にしても、物流投資にしても、情報システムにしても、やはり我々は一番になってやろうとか、どうしてやろうというよりも、きちんと業界にとってのインフラの会社になるべきだと思っているのです。

「電気・ガス・水道・トラスコ」とよく言っていましたが、やはりモノづくりにとって必要不可欠なプロツール供給をどこよりもスムーズに、どこよりも早く供給できる会社になるのが、我々の大事な指針だと思っています。

社長プロフィール

President's profile
氏名 中山 哲也
役職 代表取締役社長
生年月日 1958/12/24
略歴 1981年3月 中山機工株式会社(現トラスコ中山株式会社)入社
1984年10月 取締役
1987年12月 常務取締役
1991年12月 代表取締役 専務取締役
1994年12月 代表取締役社長(現任)

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