【ナレーター】
「教育」を軸にした事業を多岐に渡って展開しているヒューマングループ。その軸の中心にあるのが、現在の人材関連事業だ。
【佐藤】
教育というのは授業を提供して終わりかというと、そうではないだろうと。
その授業で得た知識をもって、社会に出て、それを社会に還元してもらうことを手伝う、これが当社の仕事ではないのかということから、人材関連事業が始まったんですよ。
ですから、当社が昔やっていたのは、ホテルマンの養成講座とか、それからフラワーデザイナーとかもそうですね。新たな外資系のホテルが1985年あたりからどんどん伸びていったので。
ただ、職場があっても、そこで働く人材がいないわけですよ。ですから、当社がそういった人たちを教育していこうと、どんどん社会に送り出していったわけですけれども。
新しく何か産業が興るときにはそういう新たな人材が必要になって、そのために当社が必要とされる。逆に言うと、そういう新たな産業を起こす会社では、働く人たちのプランニングや教育など、そういうものが不可欠になると思うんですよね。
ですから、ここにやはり当社の強みがあり、当社が存在する必然性にもつながっていると思っていますね。
【ナレーター】
今後、海外展開も含め、事業ををさらに加速させていきたいと語る佐藤。描いている展望とは。
【佐藤】
社員の『SELFing』というものを中心に置いて、今の当社のビジネスモデルである「教育からいろいろな事業を生み出して、国内から海外へ展開する」という、これを徹底的に進めていきたいなと思っています。
最近ですと、学校と、プロeスポーツチームを両方同時に立ち上げてやっていこうという新事業が始まっています。まだまだやらなければいけないことがありますが。
ただ、こういう事業がどんどん出てくると面白いと思うんですよね。担当者も楽しみながら仕事やってますしね。
【ナレーター】
求める人材像について、佐藤は次のように語る。
【佐藤】
「自分はどうなりたいのか」、これを持っている人。もしくはそれを見つけたいと真剣に思っている人。こういった人が当社の求める人材像かなと思っているんですよね。
仕事でなくても全然いいんですよ。サーフィンだったらサーフィンでいいんですよ。しかし、サーフィンをやるためには働かなければいけなくて、必ずその隣に仕事が出てくるはずなんですね。
サーフィンやりながら、どう仕事をしていくか、どういうスタンスで仕事に取り組むんだ、みたいなことを考えればいい話であって。
「自分はどうなりたいのかというこの中心を、徹底的に追求することができる人。思い描くことができる人。こういう人を当社は求めています。
―大事にしている言葉―
【佐藤】
『失敗は成長のもと、成功は自信のもと、とにかくチャレンジ』これが私がいつも自分に言い聞かせている言葉なんですよね。
人間だからチャレンジすれば成功することも失敗することもあるけれども、失敗することが怖くて立ち止まってしまうこと自体が一番のリスクだと思うんですよね。
ですから、失敗したってそれは次の成功のもとになるし、もしそのチャレンジが成功したら、これは自信のもとになります。
どちらを選択してもいいのだから、チャレンジしましょうと、いつも自分の心の中に持っていますね。