【ナレーター】
正論やマニュアルだけでは、人は動かない。だからこそ、アニヴェルセルの採用面接では、流暢に自分をアピールできるスキルよりも、相手の感情に寄り添える「聞き手としての誠実さ」を重視するという。
【松田】
聞き上手な方というのは、相手の話をしっかり受け止めて、それを考えた上で自分でどう返していくかがポイントになります。そのような誠実さや本気度の表れ方をしっかりチェックしています。
特にお客様が気づいていないことでも、ご要望をしっかりと聞き出せる姿勢を重視するようにしていますね。
【ナレーター】
誠実な聞き手として採用されたスタッフたちは、現場でどのようにお客様のニーズを形にしていくのか。アニヴェルセルには、全国10店舗のノウハウを共有し、チームで解決する仕組みがある。
【松田】
お客様のニーズを引き出せたとしても、ではこれをどう提案していったらいいのか、皆で考えるというような風習が当社にはあります。当社は10店舗ありますので、このノウハウを集めた上で、しっかりとお客様に提案していけるような形でやっています。
【ナレーター】
日々の知見を共有し、年に一度の社員大会では、その成果を大々的に称え合う。
【松田】
年に1回、当社のコンセプト、ミッション、ビジョン、バリューに基づいて、結婚式を体現した社員の発表を聞く大会を開催しています。「アニヴェルセルに入社して良かった」と思ってもらい、同期と集まって懇親を楽しめる場となっています。
この社員大会は、プライベートと仕事という両面から考えても、とても大切で、私自身も大好きな記念日ですね。
年間表彰1位の方がレッドカーペットを歩くのですが、1人で歩くのではなくて、「自分が1位を取れたのは、この人のおかげなんです」とか、「この人と一緒にレッドカーペットを歩きたいんです」というふうに、自分の思いを伝えて、大好きな曲に合わせてレッドカーペットを歩く。
そして、それを見た新入社員が「2年目に自分もそこを歩きたい、自分を導いてくれた人と一緒に歩きたい」と思い、一生懸命頑張って、実際に2年目でいきなり1位を取るような優秀な方が出てくることもあり、非常に盛り上がりますね。
【ナレーター】
独自の戦略と、強い組織力。しかし、松田が社長に就任した直後、会社はコロナ禍というかつてない危機に見舞われた。だが、その苦境すらも、彼らにとっては自らの「存在価値」を見つめ直す重要な機会となった。
【松田】
コロナ禍というのは、やはり私たちの存在価値というものを根本的に問い直す良い機会になったと思います。
結婚式は2人だけの時間ではなくて、家族や友人、大切な人たちとの心がひとつになる時間です。私たちはその瞬間を偶然に流れていく時間に委ねるわけではなく、いわゆる体験価値としてプロデュースすることを大切に思っています。
この次の10年で目指していくのは、こうした体験を通じて、人と人を結ぶブランドであり続けるということが私たちの使命だと思っています。
【ナレーター】
「ふたりらしい式って、きっと、ふたりのためだけじゃない。」
「施設」ではなく、人と人がつながる「体験」をプロデュースする。彼らのつくる記念日は、これからも人々の人生を照らし続ける。